にほん民族解放戦線^o^

米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

アメリカのイメージが26カ国で悪化…それでも日本は…

2007年06月30日 | 雅無乱日記
米国の印象度、26か国で悪化
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007062800761
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米の印象、26カ国で悪化=33カ国対象の国際調査
(時事通信社 - 06月28日 17:00)

 【ワシントン28日時事】米国の民間調査機関ピュー・リサーチ・センターは28日までに、米国に対する国際的な印象度が5年前と比べて33カ国中26カ国で悪化したと発表した。また、経済、軍事面での警戒感から中国の印象度も下がった。

 同調査によると、米国の印象悪化はイラク政策など外交政策が主な理由。トルコなど同盟国で低下しているのが目立つ。日本では、米国の印象が良いと答えた人の割合は5年前の72%から61%に減少した。

 中国については、西欧を中心に全体としては印象が悪化。一方で、アフリカや中南米では中国の影響力が拡大しており、両地域の天然資源確保を狙う中国の援助外交が奏功した格好となっている。 
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アメリカのイメージが悪化してるのは、「そりゃそやろ」と思う反面、日本では「米国の印象が良い」と答えた人が61%もいるって…、いったいどういうことなんだろうか?

これだけ世界中でエゲつないことを繰り返し、しかも日本に無理な要求を突きつけ上陸して搾取しまくっているアメリカに対して、半数以上が「良い印象」って…おかしくないか?

ベンジャミン・フルフォードの著書、「暴かれた闇の支配者」によると、戦後の日本で、GHQは、学校教育においてこんな条件で洗脳プログラムを組んだらしい。

第1に、白人に対する徹底的な劣等感を植え付けること

第2に、アメリカは素晴らしい国だと信じ込ませること

第3に、自分独自の意見を作らせないこと

第4に、討論や議論を学ばないこと

第5に、受身のパーソナリティを作ること

第6に、一生懸命に仕事させること

第7に、目立つ人の足を引っ張ること

これは、イギリスの植民地だったインドで実践させた「奴隷教育」と同じだそうだ。

これが大成功して、いまだに影響力があるってことだろうか。

それにしても、「印象度」なるものがアップした7ケ国っていったいどこの国なんだろう…。イスラエル以外想像もつかないのだが…。

従軍慰安婦を非難するアメリカは、なぜ自らが行なってきた大量レイプと虐殺を謝罪しないのか

2007年06月28日 | 雅無乱日記
米下院外交委「慰安婦」決議を採択(読売6/27)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070627it02.htm

今更こういう決議を採択するにあたっては、どうも裏の理由がありそうだ。

Trend Review
http://www.trend-review.net/blog/2007/03/000215.html
http://www.trend-review.net/blog/2007/03/000219.html

この問題について取り上げた、2007/3/18放送「たかじんのそこまで言って委員会」の内容を、以下2つのブログがレポートしている。

株式日記と経済展望
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/cd9cf4394fa0a3bfa4ae98b65d02ae17

ぼやきくっきりFC2版
http://kukkuri.blog58.fc2.com/blog-entry-121.html

「たかじんの―」は2006年平均16%の視聴率を誇る関西ローカルの人気番組である。スポンサーの影響を受けにくい制作環境にあり、本音トーク全開で人気を集めている。関東では規制が強い等の理由で放送されていない。

上の2つのブログより気になる部分を引用してみる。

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三宅久之
「アメリカはね、その、1945年8月15日に日本が降伏したでしょ、で、マッカーサーが厚木に来ましたよね。それから1ヶ月間にね、神奈川県下だけでですよ、290件の強姦事件が起きたんです。それで、これはもう色んな新聞記者なんかも書いてるけども、アメリカがともかく日本にね、“慰安施設を作れ”ってことで、大塚とか横浜とかなんかに、ずらーっとできたわけです、ね。それでもですよ、それでもなおかつ7年間の占領期間中に3万件の強姦事件が起きた

一同(口々に)
「えー」(会場もざわざわ)

三宅久之
2500人が殺人され、アメリカ兵によってですよ

辛坊治郎
「ところが当時は占領下だから、私、メディア研究者の立場から言わしていただくと、当時の日本の新聞は、“アメリカ兵がやった”とは書けない」

宮崎哲弥
「××くて(伏せ字)大きな人がやったことになってる」(会場爆笑)

辛坊治郎
「だから当時の状況は、国内で実はほとんど報道されてない

やしきたかじん
「皆さんがガッと言ってくれてね、話聞きながらね、何ぬかしとんねんというのはあんねんで。ま、こんなことは総理言うたらまた無茶苦茶になるからな、総理が」

三宅久之
「でもね、アメリカ軍の責任者がね、その占領期間中に3万件の強姦事件が起きたっていうことはね、“極めて少ない”と。“いかに米軍の軍旗が厳粛だったかの証だ”と言ってる

一同(口々に)
「3万件で??(笑)」(会場も笑い)

宮崎哲弥
「だからさっきも言ったじゃない。占領と略奪と強姦はセットだったんですよ。これを何とか分離しようとして、慰安施設とか慰安婦とかいうのが出てきたわけよ

日本が戦時中にやったことは事実を確認した上で謝罪したらいいと思う。

それにしても、このアメリカは何なんだ?
この件について謝罪する気もまるでなさそうである(それどころが事実を隠蔽している)。
自分たちを棚に上げて「非難決議」とはいったい何様のつもりなんだろうか

日本だけではない。

これまで数々の非道を行なってきた国々に対してアメリカは、謝罪した事がない。
http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/c25.html
このサイトには、キューバ、ベトナム、ニカラグア、リビア、パナマ、スーダン、イラク、中国 、グアテマラ、ギリシャに対してアメリカが行ってきた非道の数々が書かれているが、それに対するアメリカの態度は以下である。

私はアメリカ合衆国について決して謝罪しない。事実がどうであるかはどうでもよい(ジョージ・ブッシュ)
※米国戦艦がイランの旅客機を打ち落とし、290名の命を奪ったときに、副大統領として発言したもの。Newsweek, August 15, 1988.


アメリカと組んでアフガンとイラクで虐殺を繰り広げている英国もご同様である。

200年前に奴隷貿易がやっと廃止された、ということで各国で記念行事が行なわれたが、多数の犠牲者が出た国が英国に謝罪を求めた。
http://www.christiantoday.co.jp/international-news-909.html

しかし、英国は決して公式に謝罪する事は永遠にないだろう。
謝罪したら、数々の非道によって犠牲になった人々の保障の義務を負うことになるからである。

私には、このような連中に他国を「人権侵害」などと非難する資格があるとは到底思えないのである。


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※画像はWikipediaよりMike Honda氏

CIA史上最悪の違法行為をまとめた秘密文書「家族の宝石」が公開へ

2007年06月26日 | 雅無乱日記
日本の新聞では極めて小さい扱いしかされていないが、全世界にとってはかなりデカいニュースなのではないのか?

ワシントン・ポスト紙早版ヘッドライン
(6月22日16時2分配信 ロイター)



[1面]ヘイデン米中央情報局(CIA)長官、長らく封印されていた数百ページの機密書類を公表へ。CIA史上最悪の違法行為の一部が明るみに。


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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070622id23.htm
(2007年6月22日23時4分 読売新聞)

CIAが秘密文書を公開へ、海外での暗殺計画も…米紙報道

 22日付の米紙「ワシントン・ポスト」によると、米中央情報局(CIA)は来週、外国要人に対する暗殺計画など、CIAによる秘密工作に関する数百ページにわたる文書を機密解除し公開する。

 ヘイデンCIA長官が歴史研究家との会合で明らかにした。

 同紙によると、公開されるのは、1973年に当時のジェームズ・シュレジンジャーCIA長官がCIAの秘密活動の実態をまとめさせた「家族の宝石」と呼ばれる文書で、50年代から70年代にかけての海外での暗殺計画や国内の極左グループに対する工作などが記載されている。(ワシントン支局)

ブログ「4つの目で世の中を考える」さんより
http://310inkyo.jugem.jp/?eid=342


「ホンのひとくち」より
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/hitokuchi025.html

CIAというのは、まあ例えばこんなことを日本だけじゃななく世界中でやってきたわけだが、今回のような秘密文書が次々と公開になれば、

こ~んなことも
http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/2bc9100be219d9011af8b5480ad4ce17

こ~んなことも
http://real.zoom-in.to/blogn/index.php?eid=55

そしてこのページにある無数の謀略も…
http://www10.plala.or.jp/shosuzki/

どんどん証拠が出てきて明らかになっていくかもしれない(だったらいいなぁ)。

このような事実が明るみになり、洗脳され、家畜にされている状態から脱するきっかけになれば喜ばしいことである。

でも、日本の大手マスコミはまた無視すんのかな…?
このままではほんまにヤバいから、今回だけはたのむぞ。

…しかしそれにしても、アメリカはなんでそんなヤバい文書公開するんやろ?

メリットなんかあるようにはまったく思えないのだが。

裏勢力がドルを捨ててユーロへ乗り換えようとしてる(アメリカ乗り捨て説)って見方はやはりありうるのか…?

どうも解せない…

「ハゲタカ」(NHKドラマ)の再放送…23日~24日

2007年06月23日 | 雅無乱日記
BSハイビジョンで再放送されるらしいので、一応紹介する。

NHK ドラマ『ハゲタカ』のページ

6月23日(土)20時~第1回「日本を買い叩け!」
6月23日(土)21時~第2回「ゴールデン・パラシュート」
6月23日(土)22時~第3回「終わりなき入札」

6月24日(日)21時~第4回「激震!株主総会」
6月24日(日)22時~第5回「ホワイトナイト」
6月24日(日)23時~最終回「新しきバイアウト」

ドラマ(フィクション)ではあるが、外資系ファンドがどんな手を駆使して日本を喰い尽くそうとするのかは、しっかりした取材の上で原作が書かれていそうなので、参考になりそうな気がする。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%B2%E3%82%BF%E3%82%AB_%28%E5%B0%8F%E8%AA%AC%29
(wiki:原作『ハゲタカ』)

こういうのを創ってくれるのはよいのだが、実際に社会的にホットな時期を過ぎてから出してくるのは残念である。もっと早くにこういうドラマが放映されていれば、売国奴が勝利してしまった昨年の911の選挙の結果も変わっていたのでは…なんて妄想してしまう。

まあしかし、済んでしまったことは仕方がない。

今後相手がどんな手で出てくるのか、たががドラマとは思わずしっかりお勉強しようと思う。

もっとも、こういうコメントもあり
      ↓
ブログ『株式日記と経済展望』より
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20070218
テレビドラマを見る限りでは三葉銀行と外資との攻防しか描かれていませんでしたが、老舗旅館がなぜ潰れたのか? 町工場の社長がなぜ自殺したのか? 当時の絶望的な状況は役者の演技では限界があり、日本政府からも銀行や企業は見捨てられて外資に売りさばかれたのだ。

だから私にとっては「ハゲタカ外資」は悪魔のような存在であり、日本人が経営に行き詰って自殺しようがなんとも思わぬ冷血漢なのだ。日本ばかりでなく当時は東南アジア諸国や韓国などもIMFの管理下に置かれて、つぎつぎと企業や銀行がアメリカの外資に買収されていった。そして多くの人が自殺した。

このような状況をよく知っているのは私のような零細企業の経営者とか経理事務所の人ぐらいだろう。一般のサラリーマンとか公務員とか家庭の主婦にとっては他人事であり、当時の悲惨な状況は当事者にしか分からない。

私自身はもともとは親米派だったが、1997年のアジア金融危機を仕掛けたアメリカを見て反米的になった。ジョージ・ソロスがタイバーツを売り叩き次にインドネシアルピーを売り叩いた。そしてIMFの管理下においてハゲタカ外資がただ同然に買収していった。その脅威が日本に押し寄せてきたのが1998年だ。

「ハゲタカ」というテレビドラマではそのような世界状況は描かれず、外資は医者のように日本を治して債権するといった偽善的な報道がなされていた。新生銀行も進んだ金融テクノロジーを学ぶ為に外資に差し出されたが、実際にやったことは次々と日本企業を潰して瑕疵担保条項で日本政府に不良債権を買い取らせた。日本政府は騙されたのだ。(引用ここまで。強調は雅無乱による)

そういうことらしいので、ドラマ自体にはあまり期待しすぎないようにはしようと思うが…、でもどうしても期待してしまうのであった^^;)

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社保庁の一斉攻撃の理由

2007年06月16日 | 雅無乱日記
※画像はブログ“Trend Review”「“社会保険庁叩き”の構造」より

現在、全マスコミは社会保険庁を攻撃している。だが、その背後にはまたしてもアメリカの圧力があるのでは?

『アメリカの言いなりでいいのか!? 仕組まれた「構造改革」と汎アジア共同体構想』((関岡英之著 明成社)から引用する。

郵政の次にアメリカが狙っているものは、日本の医療保険制度です。郵政民営化も背後で圧力を加えていたのは、アメリカの保険業界でした。

1990年代にアメリカは、日本に対して民間保険市場の「改革」を迫りました。その結果、1995年に保険業法が改正され、ソルベンシー・マージンというアメリカ流の財務基準が日本の保険業界に導入されました。それを使って、週刊誌やマネー雑誌がさかんに日本の生保の経営危機を煽ったため、2000年前後に日産生命など日本の中堅中小の生命保険会社が相次いで経営破綻に追い込まれましたが、その9社すべてが外資に買収されています。

また、1996年の日米保険協議の結果、ガン保険や医療保険などのいわゆる第三分野は外資系保険が優遇され、外資の独壇場となっています。平成16年(2004)、生命保険の新規契約数でも、AIGが日本生命を抜いて業界首位になりました。

AIGは世界130カ国以上にネットワークを持つ世界最大級の保険・金融会社。日本ではグループの1社であるAIU保険会社が昭和21年に営業を開始。現在では、アメリカンホーム、アリコジャパン、AIGスター生命、AIGエジソン生命等の多数のグループ会社が進出している。千代田生命、東邦生命、セゾン生命等を吸収合併したのもAIGである。

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引き続き同書籍より。
日本の民間保険市場はほぼアメリカに制圧されているのです。残されたのが官営保険市場で、その一つが120兆円の簡易保険だったわけです。そして、その次に狙われている官営保険が、健康保険、医療保険なのです。

「民にできることは民にやらせろ」という暴論がまかり通れば、医療保険だってもはや例外ではいられません。竹中大臣率いる経済財政諮問会議は財政の逼迫を理由に、この公的医療費の伸びを抑制しようと画策しました。(中略)つまり、ここでも「官から民へ」で、公的医療保険を縮小することで民間保険会社の新たなビジネスを創出しようとしているわけです。これは人間の生命にかかわる医療という分野に、カネ儲けをなによりも最優先する市場原理を導入することに他なりません。(中略)国民の生命に関わる医療まで外資の喰い物にされて、それでも日本国民は黙ってこれに従わなければならないのでしょうか。


これは医療保険の話だが、「年金」も例外ではないのでは?

アメリカは、まずマスコミを使って社会保険庁バッシングを行い、「年金は政府に任せてはおけない」という共認形成のキャンペーンをはる。

その後は、確定拠出年金http://www.npfa.or.jp/401K/など「資産は自己責任で運用しよう」などと言いつつ、年金市場を外資に開放する。

で、まんまと罠にはまった大衆の資産を丸ごといただいちゃう…って寸法では?

またしてもか…。警戒しなくてはならない!

グローバリズムの暴力を描いたドキュメンタリー(お勧め番組紹介)

2007年06月13日 | 雅無乱日記
グローバリズムの問題に迫った番組が、近々BS1で放送されるようだ。

                 000000.jpg

NHKの番組紹介を見る限り、なかなかおもしろそうな内容なので、みなさんにも紹介したい。


<シリーズ 地球は訴える>
盗まれたカラハリ先住民の知恵
 ~NHK BS1 6月17日(日) 午後10:00~11:00~


 グローバリズムがアフリカの辺境の地まで押し寄せ、先住民と先端企業が知的所有権をめぐって争うという奇妙な現象を引き起こしている。われわれが普段、何気なく食べたり、使ったりするものが、地球環境を大きく傷つけるかもしれない可能性に警鐘を鳴らすとともに、先住民の昔ながらの暮らしを紹介することで、大自然との共生とは何かを問いかける。アフリカの広大な自然美が素晴らしい。


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引き続き紹介!
<食とグローバリズム>
アマゾン 大豆が先住民を追いつめる(再)
 ~NHK BS1 6月18日 月曜深夜[火曜午前] 0:10~1:00


 アマゾンの熱帯雨林が、今、大豆畑に変わろうとしている。国際市場での大豆急騰を受け、米国の穀物メジャーが地元の農家に栽培を奨励しているためだ。皆が先を争うように作付けを増やす中、森林を違法伐採して面積を増やす農家もあとを絶たず、アマゾンに暮らす先住民との間に抗争が起き、殺傷事件にまで発展した。先進国の大豆需要が、途上国に混乱をもたらし、地球環境にまで大きな影響を与えようとしている実態を描く。


<食とグローバリズム>
エチオピア コーヒー生産国の悲劇(再)
 ~NHK BS1 6月19日 火曜深夜[水曜午前] 0:10~1:00


 コーヒー豆の国際相場の下落で、途上国の生産者が破滅的な打撃を受ける一方、先進国のコーヒー企業は好調な業績を続けている。番組では、コーヒー発祥の地であり、アフリカ最大の生産国のエチオピアを訪れ、生産者が直面する厳しい現実を取材するとともに、生産者に適正な利益が還元されるフェアトレードへの理解を求めて世界を奔走する生産者組合の代表を追い、多国籍企業が価格を支配するコーヒー流通の歪みを浮き彫りにする。


<食とグローバリズム>
ニジェール 飢餓の構図(再)
 ~NHK BS1 6月20日 水曜深夜[木曜午前] 0:10~1:00


 2005年、西アフリカのニジェールは深刻な食糧危機に見舞われ、栄養失調で多くの子どもたちが犠牲になった。直接の原因は干ばつとバッタの異常発生だが、取材を進めるうち、ニジェールへの融資と引き換えに、国際機関が政府に迫っている構造改革が、貧困と飢餓に拍車をかけている事がわかってくる。開発援助の現場での問題点を明らかにしながら、途上国の発展にとって真に有効な国際支援とは何かを問う。


<食とグローバリズム>
キャビア 密漁シンジケートを追う(再)
 ~NHK BS1 6月21日 木曜深夜[金曜午前] 0:10~1:00


 最高級キャビアとして知られるロシア・カスピ海産のチョウザメの卵が、2、3年後には、食卓から姿を消すかもしれない・・・ 旧ソ連時代は、キャビアは計画的に採取され、国営企業のコントロール下で加工・販売されていたが、現在は乱獲が進み、絶滅の危機に瀕するまでになっている。水上警察の取り締まりに同行し、キャビアの密輸シンジケートによる密漁の現場と、地下で密かに行われる加工や販売など違法な流通の実態を暴く。


<食とグローバリズム>
EU農業が発展途上国を圧迫する(再)
 ~NHK BS1 6月22日 金曜深夜[土曜午前] 0:10~1:00


 世界最高額の農業補助金に支えられているEUの農業。域内での消費量を超える大量の余剰作物は、かつては廃棄処分していたが、税金の無駄遣いだと国内から反発を受け、域外へと輸出されるようになった。その際、輸出業者は多額の輸出補助金を受け取り、価格を生産コストよりも安く設定できるため、途上国の農家の生活を脅かすようになっている。EUの農業政策が途上国に与える悪影響を、ドミニカ、南アフリカ、ガーナで検証する。


問題はかなり深刻そうだ。

下に紹介する2つは<食とグローバリズム>ではないが、環境系のテーマで併せてオススメ。

<シリーズ 地球は訴える>
映像詩 プラネット 第3回 傷つけられた生態系の逆襲(再)
 ~NHK BS1 6月18日(月) 午後7:10~8:00


 詩的な映像表現と印象的な言葉により、見る者の感性に訴えることで、環境に大きな変化が起きている地球の姿を映し出すシリーズ。第3回目は地球がいかに多様な種を保つことで見事な生態系を維持し続けてきたかを伝え、絶滅する種が増えている現状を検証する。


<シリーズ 地球は訴える>
映像詩 プラネット 最終回 残された選択(再)
 ~NHK BS1 6月18日(月) 午後8:10~9:00


 詩的な映像表現と印象的な言葉により、見る者の感性に訴えることで、環境に大きな変化が起きている地球の姿を映し出すシリーズ。最終回では、このままのペースで人類が経済活動を続けるとどうなるか、いくつかのシナリオを呈示する。


ちょい先(7月1日)だが、これも絶対見逃せない!

ダーウィンの悪夢 前編(再)
NHK BS1 7月1日(日) 午後10:10~11:00

ダーウィンの悪夢 後編(再)
NHK BS1 7月1日(日)午後11:10~翌0:00

アフリカ、タンザニア共和国。その北部に広がるビクトリア湖からは連日、白身魚ナイルパーチの切り身が冷凍食材としてヨーロッパや日本にむけ輸出される。しかし、この食料輸出は一部の人を潤すだけで飢餓・貧困・エイズ・紛争といったアフリカが抱える問題を解決する糸口になっていない。魚の加工工場と空港がある湖畔の町ムワンベにカメラを据え、さまざまな人々を見つめることでアフリカの構造的な貧困問題を浮き彫りにする。
          d0017381_0511265.jpg
        映画「ダーウィンの悪夢」のポスター

うーむ、注目番組が目白押しだ。やるなNHK!見直した!

※ソースはNHK『BS世界のドキュメンタリー』のHP
 http://www.nhk.or.jp/wdoc/


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農地と株式の交換制度?日本の農地をマネーゲームのネタにする新政策!?

2007年06月05日 | 雅無乱日記
      ※画像は三重県度会町の風景。こんな美しい風景も見られなくなってしまうかも?

もう一月ほど前になるが、5月8日の日経新聞朝刊の記事(下に引用)が、ずっと気になっている。

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『農地取得 株式と交換で-諮問会議改革案 企業の参入促す-』
(2007年5月8日 日本経済新聞朝刊1面)


 日本の農業の競争力強化のために政府の経済財政諮問会議がまとめた改革案の全容が7日、明らかになった。

 5年をメドに全国の耕作放棄地(遊休農地)をなくす目標を設定。

 農業の大規模効率化を進めるため、農家が企業に農地を譲る代わりに株式を受け取る制度や、農地の定期借地権制度の創設を盛り込んだ。

 改革案は安倍内閣の農業生産性向上の柱となるもので、諮問会議のグローバル化改革専門調査会が8日に発表する。


 6月にまとめる経済財政運営の基本方針(骨太方針2007)に反映させ、今秋の臨時国会で農地法など関連法の改正を目指す。

 耕す見込みのたたない遊休農地は農家の高齢化で年々増え続け、2005年時点で埼玉県の広さに匹敵する38万6000ヘクタールに達している。
 一方、北海道を除く地域の平均経営面積は米国の100分の1以下で、大規模化の遅れが日本の農業生産性の低さの一因と指摘されている。

 改革案では農業の大規模効率化を促すために農地所有の抜本的な規制緩和が必要と指摘。農地を手放したい人が、農業参入を目指す企業に農地を現物出資できるようにすることを提言する。

 手元にまとまった資金のない企業でも土地の取得が可能になる一方、農家にとっては相続などを機に遊休農地になりかねない土地をすぐに金融資産に変えられる利点がある。出資した企業が利益をあげれば配当収入も期待できる。現物出資で取得した株式への相続税を軽減する制度もつくる。

 農地を手放したくない農家が企業に農地を貸しやすくするために、20年以上の農地利用を条件とする定期借地権制度の導入も提言する。

 農家は一定期間後の農地返却を確定でき、借りる側は長期の経営計画を立てやすくなる。

 税対策のために遊休農地を持ち続ける農家を減らすため、遊休農地への固定資産税などの優遇措置も見直す。

 改革案には「農地を適切に利用していない場合には保有コストを上げる政策が必要だ」と明記した。(以上、記事全文転載)

いったいどうしようと言うのだろうか。実にきな臭いものを感じる。

この政策に直接影響を受けるであろう自称“零細農家”の方が、ブログにコメントしているので一部引用する。

ブログ『常民の青い空』
「農業のグローバル化とは、いかがなものか」
http://blog.goo.ne.jp/soni19miyasita/e/b82fd67debb9eb474af65d7149f334d9
 要するに土地の流動化のためにアメとムチを用意しましたよ。
(農業はまったく採算が取れなくて)農業者の資金は当てにならないので、
民間の企業の資金を導入しますよ。
そういうことですよね。
 よくわかんないんですけれど、
なぜ現在、オーナー自身が必死になっても採算が取れないものが
企業にすると成り立つようになるといえるのかな。
農業というのは、そんなにスケールメリットのある事業なのかな。
 一旦企業の手に渡った農地が
やっぱり採算が取れないとして企業が撤退する時に
うまく農地以外に転用して、
都市近郊のスプロール(虫食い)解消の役に立つだけなんじゃないのかね。

日経新聞に書かれている「農地と株式の交換制度」の導入は、地域に何をもたらすのだろうか。

ブログ『常民の青い空』の仙氏の指摘も考え合わせると、すぐに次のような危険性を思いつく。

たしかに、耕作放棄地を抱えているよりは、今流行の株=金融資産を持った方が目先的にはいいように見える(しかしその株は、土地を取得した企業が農業で成功しないと価値は上がらない…要注意!)。

「遊休農地が金融資産に変わるよ」などと耳元でささやきながら、一方で、「遊休農地への固定資産税などの優遇措置も見直す」。もちろんこの意味は、優遇措置を撤廃し、土地所有者へ「土地を手放せ」という圧力をかけるということである。

また、高齢者の多い地方にとって「20年以上の定期借地権制度」というのが実質的に何を意味するのか…これはご想像にお任せする。

そのようにして地域の人々から引き剥がされて集約された土地で、農業参入した株式会社が経営することになるということだが、そもそもブログ『常民の青い空』の仙氏も書いているように、農業で利益を上げていくのはそう簡単なことではない。

それでも収益を上げようと思えば、大規模化して人件費を削減し、単位面積あたりの収量を最大にするべく、機械と農薬と化学肥料を投入するしかない?

その土地にずっと住んでいる人間だから、地元の水源や環境を守るという意識が残っていたものが、利益至上主義になれば、無限に環境が破壊され汚染される可能性もある。

しかも、参入した企業が失敗するなどして、またバブルの後のようにハゲタカよろしく“債権回収機構”とか称した外資がこぞってやってきたらいったいどうなるだろう。

同じく、ブログ『常民の青い空』より
農作物というのは、ある国にとっては戦略物資です。
 高賃金の国の綿花が小国のGDPに匹敵するような補助金で格安になり
低賃金で縫製する国で生産するTシャツの原料が先進国産です。
収穫後にどっさり農薬につけても関係ありません。
狂牛病のおそれなど何でもありません。
どうせ、自分が食べるものではありません。
 価格競争で、相手国の農業を駆逐し
自国に依存しなくてはいけない国にすれば、十分です。
武器を使った戦争よりも大分安くつきます。


現在、日本の都市部の地価のバブル化が進行しているが、そのきっかけは土地への新しい投資様式の導入にあると思われる。いわゆる不動産投資信託(REIT)であって、それによって手軽な投資が可能になり、それらの資金を使って土地の集約化や開発が可能になった。そこに外資も大量に参入してきて投機が進んだのが、都市部の地価バブルの理由の一つと言われている。

同様のことが地方にも波及したら、こうなる可能性だってある。

①外資の旗振りで(政府も一緒くたになって)、日本の投資家や裕福な退職組に対して「これからの時代は農業が儲かりまっせ」というキャンペーンが張られ、彼らの資産を利用して、地方の土地が元の地主から引き剥がされ集約される。

②外資系企業は、自分たち自身が汗水たらして働く気なんてないし、儲かる保証のない農業経営をやる気もさらさらない。REITと同じように幻想価値を膨らませて、集約した土地や経営体だけ早々と売っぱらってしまって利ざやで儲ける。

③日本の地方では、外資の間接支配を受けた法人が、フィリピンやインドネシアから格安の賃金で人を雇って農業を営み、田舎で日本人はほとんど見かけなくなりましたとさ…

…ってなことにもなりかねないのでは?

「そりゃあ杞憂だろう」と笑う人もいると思うが、私にはそうは思えない。地域を巻き込んだ議論もまともにせずにひっそりとこういう危険が山盛りの提案をして法改正を急いでいるのが、なぜかグローバル化改革専門調査会だそうではないか(またか…という感じである)。

もちろん高齢化によって遊休農地がますます増えてどうしようもなくなる、という事態は何とかしなければならないとは思う。しかし、それはあくまで地域の人々の同意を得た上で、地域の人々自身の手で行っていけばよいことなのではないだろうか。そのような、地域で環境を保全しながら一次産業をがんばる人に対して、政府がそれを助成したっていい。

それなのに、美しい日本の国土がマネーゲームのネタになり農村の共同体を最終的に破壊する可能性のあるこのような法改正を、「美しい日本」を標榜する安倍氏が率先して推進している。集団的自衛権の容認と言い、三角合併の解禁と言い、そしてこの農地と株式の交換制度と言い、安倍氏の政策はことごとくアメリカの要求にあわせて「国を売る」ことに繋がっていないだろうか?


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