自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

気分転換に ちょっとバス一人旅(大井川鐡道SL)

2024年04月05日 | なかま道志ベース

先日は大井川鐡道のSLに乗車しましてきました。

汽車の煙がたなびいています。

昔なつかしい、石炭の臭いが入り込んできました。

静岡らしい茶畑の景色です。

車窓からは、午前中の大雨のせいか濁った流れになっている大井川です。

何も考えずに、車窓から景色をみています。

こんな時間も必要なのでしょう。

ガッタン・ゴットン・シュシュ・ポッポ・・・。

時折り、汽笛も聞えます。

なんか、機関車のように働いていた日々を思い出します。

なんの不満も無い暮らしをしています。

しかし、私自身この一年間は集大成が重なったように、いろいろとありました。

交通事故(被害者)からはじまり、母親の他界、それに類する手続き、暑い夏と雑草との戦い、弟のように思っていた菩提寺住職の他界、突然の体調不良、仕事人間だった世界からも離れ、虚脱感から生まれるやる気の無さ・・・。

身も心も錆びついて、レトロになった感覚です。

ここらで、気分転換に一息付こうと新聞チラシに入った「大井川鐡道SLの旅」に行こうと一人バス旅行者で申し込みました。

いろいろなことを思い出したり、考えたり、こんな筈じゃない!と自分に言い聞かせたりもしています。

この一人旅で、気持ちも楽になりました。ある意味でのターニングポイントになったかと思います。

東京地方の桜も開花宣言が、例年より遅く出されました。

今まで、何の苦労もなく育てていただき、それなりに働き、子どもたちもそれぞれの人生を歩んでいます。女房とも51年間の付き合いです。どこまでも続く線路で、私たちも石炭(健康であれば)が続く限り一緒に走り続けることが出来るのでしょう。

二人とも、あちこちガタが来ていますが、もう~こうなったら修理しながらも進むしかありません。

贅沢を言ってもきりがありません。

新金山駅で、折り返しのターンテーブルに汽車が入ってきました。

折り返し、また先頭に連結されるのでしょう。

にわか鉄撮りの観光客に、どや顔している機関士さんです。

そう言えば、女房の親父さんもポッポ屋さんでした。

データ化している写真を探してみました。

親父さんは、甲府の機関区でD51などの整備をしていました。

左側が親父さんです。これも若き日のどや顔だったのでしょう。

娘を東京に出し(私の嫁になり)かなり心配もしてのでしょう。胃潰瘍になって胃を半分切除しました。

親父さんは子どもたちにそのくらい心配をしていたと思うと、大事にしてあげなければなりません。

そんなことも、この機関車に乗って思い出したのです。

*これはお借りしている画像です。

一人旅(バス旅行)とSLで元気をもらいました。

次回からは、ツアーの内容(握り寿司食べ放題など)をご紹介してまいります。

 

Hiro