渓流釣禁漁は10月1日からで渓流釣シーズンもそろそろ終わりです。雨台風18号の後遺症が心配ですし、24日0時は川崎は雨でしたが、早川流域は天気予報が晴時々曇でしたので、なんとかなるのでは(楽天的)と早川雨畑川の奥沢谷へ今シーズン最終釣行に出かけました。3時5分に川崎町の家を出て、調布ICから中央高速、甲府南ICから笛吹きライン(r37)、鰍沢から富士川道路(R52)飯富から南アルプス街道(公園線r37)、大島から雨畑大島船(r810)経由で老平に5時45分に着きました。途中大月辺り迄は雨、笹子トンネルを抜けると道路が乾いていました。でも南アルプス街道に入ると雨は降っていませんが道路は濡れていました。富士川は増水で流れの巾が広くて濁っているし、早川も濁っているし・・・、でもしらみ始めた空に月が見えていたので先を急ぎました。
24日は6時20分から14時20分まで奥沢谷で遡行釣し、15時ににつむぎの湯に寄り、18時に富士山北麓の山の家に寄り仮眠しました。
25日は起きると濃霧・小雨でしたが、時々雨があがった時に台風で落ちた木々の枝を始末し、道志道経由で町の家に17時に帰ってきました。標高1000m辺り(富士山北麓・山中湖畔・道志道山伏峠)は紅葉が始まっています。道志川は流れが少し多そうですが澄んでいます。ほとぎす・りんどう・・・が咲き始めました。往復319Kmのドライブと渓流遡行と台風始末で結構疲れました。歳を重ねて、渓谷で大石・岩盤をへばりついて懸垂で、間隙をかえるのように手足を広げて支えて攀じ登ったり降りたりする時に滑って落下することが起きるようになり(以前は全くなかった)、そろそろ遡行釣ができなくなりそうです。
(補)最後に警察航空隊の山岳救助活動の記事があります。
老平の駐車場は2台のみで、1台は連休からの笊ケ岳登山の様子です。車の中で朝食を食べ、6時20分に奥沢谷橋に戻り、奥沢谷の雨畑湖バックウオータ(標高444m)に降りました。出水の影響で重機が掘り起こし整地した河原は砂礫で埋め尽くされています。正面に布引山(奥沢谷源頭:標高2584m)が見えます。渓谷の近くで伏流しています。流れは度重なる出水で荒れて直線的なざら瀬になっています。でもよく見れば小さなポイントがあります。天候は晴れ・気温16.5℃・水温15℃でした。竿を振り毛鉤を打ち込み続けます。忘れた頃にこっぱあまごが振り込んだ毛鉤を全身を現して襲います。しかし出が早くて掛けれません。魚影が薄いし、連休後で場荒れもありますが歳を重ねて反射神経・合わせが遅れてしまっています。こっぱあまご(1年魚:体長10~15cm)が順調に繁殖・成長しているようです。
雨台風18号の影響がそこらじゅうに見られます。3~4mの出水があったようで、崖に新しい堆積がありますし、その上のほうの草木が砂礫交じりの飛沫が乾いて白くなっています。それでもあまごはたくましく生き残っています。
吉水沢の出合いの滝を過ぎます。水がほんの少し笹濁りでしたが吉水沢に濁りがあるようで合流点の上は非常に澄んだ流れになりました。大石と砂礫が流れで洗い掘り起こされた落ち込み・流れ出しの瀬が続き良い雰囲気ですが毛鉤への出は少ないし、出が速くて甘くてなかなか掛けれません。
いつも型の良いあまごを掛けて良い思いをする落ち込みの払い出しで、あまごが出ると五感が感じて合わせると15cmのこっぱあまごを掛けれました。今日の初めてのあまごとの対面なので、やさしくたも網に取り込み写真を撮らせて貰い元の流れに戻しました。
この後、五感と集中力が戻り、続けてこっぱあまごを掛けました。1回だけ型の良いあまごも毛鉤に出たのですが毛鉤の直前で反転して石の陰に消えて二度と出てきませんでした。左からの小さな沢の出合いに着き、砂礫が洗い流されて綺麗になっていたので綺麗な滝を見に行きました。出合いの少し上のF1(5m)を攀じ登り(足場が無い、右側の岩盤をボルダリングのように登るが危険、ガレ場のかもしかの獣道が高巻けそうだが更に危険過ぎる)、小沢を遡ると三条三段のF2:30mの綺麗な滝がありますが、水が少なくて二条になっていました。
ベト沢の出合いを過ぎます。2年前の大出水の後に石の配置が良くなり型の良いあまごが定住していたのですが、今回の出水で大きく石の配置が変ってしまっていました。良い流れが続きこっぱあまごを掛けました。水が澄んでいて空気が澄んでいて草木がなんとなく秋っぽくなって(紅葉の始まる直前)空も真っ青で、大自然に心身が溶け込んでいきます。ぶっつけの前で型の良いあまごが毛鉤に出ましたが掛けることができませんでした。12時になり、ひつこく毛鉤を振り込まずに、その流れの前の大石の上で流れを見ながら昼食を食べました。気温は21℃に上がりました。ときたまあまごはゆらりと出てきて水面下で何かを食べています。ゆったりとした時間が過ぎていきます。
ここまで来たので遡行がきついのですがこの上のゴルジュ(標高685m)迄行きました。ゴルジュの左側に綺麗な白糸の滝が見えます。ちょっと水が少なくて白糸の本数が少なかったです。正面に武沢の出合いの滝が木々の間に見えます。高巻きは危険そうなので止め13時に引き返しました。こっぱあまごの影がそこそこ見られますので来年は良さそうです(釣人の甘い期待)。
(追記)崖にある林道の岩肌がむき出しになったトンネルが天井部分が崩落したようで、トンネルの内側上左右・外側がコンクリートぶきされていました。
(補記)流れを下っている時に下流(東)からタービンジェットの爆音が大きく聞こえ始めました。また、航空自衛隊・米軍の演習(たびたび渓谷を低空で通過するのを見た)だろう、証拠写真を撮ろうとデジカメを向け待ち構えていると、渓谷の下流の斜面の向こうからヘリコプターが低空で上流に向かってきました。
13時17分、あっというまにどんどん近づいて来て私の斜め前ほぼ真上でホーバリングし高度を60~40mに下げてきました。明らかに私をターゲットにしている。爆音と風圧で周りの草木が揺れ私自身も強く風圧を感じました。もしかしたらデジカメ(PentaxX90:ズーム時にレンズが太く長い、シャッターを半押・押下すると撮影情報取得目的で目標に向けて赤外線補助発光する)を向けていたのがポータブルミサイル(赤外線照準火器)と検知して攻撃されるのかともその時は一瞬思いました。落ち着いて良く見ると白地に青と赤の直線模様で、なんとなく警察のヘリコプターだと分かりました。今度は遭難者扱いされていると思いました。指向性スピーカーで質問してくれれば、それに手で○×を作り応えられたのですが・・・。しばらくして、上空に飛び去っていきました。その後、上流の広河原辺りの上空を何度も何度も長い間大きく旋回している様子が見えました。遭難事故騒動が起きているのかなあと思いました。老平に戻った時には警察関係のパトカー・・・はいませんでした。朝あったもう1台の車も帰ってしまったようですし。後から画像を見ましたが、隊員がヘリコプターから身を乗り出して山岳救助活動している場面、こんな画像は遭難者でなければ撮れないですね。貴重な体験・写真になりました。自宅に帰って遭難事故騒動があったのかインターネットで調べましたが分かりませんでした。ヘリコプターは写っていた機体番号からJA110Y→山梨県警察航空隊「はやて」であることが分かりました。警察関係者の方々、紛らわしい場所で余計な振る舞いをしていてすみませんでした。
でもこれで収まるわけではありません。実は2005年9月19日にも山梨県警の山岳救助活動の対象になったことがあります。私が釣行した早川の奥沢谷の一つ上流側の沢の保川でかみさんが18日に返ってくるはずだが帰ってこないと心配して、警察に遭難したかも知れないと相談したことが発端で、山岳警察隊が出動したのです。私自身は広河原迄の遡行後に早く戻ろうと、渓谷を下らずに山腹の道を通ったのですがあちらこちらで斜面の仙道が崩壊して通過に時間を取られて、16時に諦めてえんこう平の使われていない壊れた作業小屋で持参していた非常食を食べ宿泊して、翌朝8時に渓谷に下り川通しで戻り、途中で山岳救助隊員に遭遇して救助された(ぴんぴんしていたが.)ことがあります。山岳救助隊員と一緒に南アルプス街道迄戻り、途中の受け答えで救助活動は終わりとなり、あっというまに警察関係の方々はパトカーで引き上げて行きました。警察関係者の方々たいへんお騒がせし出動して頂き申し訳ありませんでした。でも家族が残っていてこっぴどく叱られました。ということがあったので、その後の釣行・登山時はかみさんに予定表を提出する取り決めになっています。今回の奥沢谷釣行は6時入渓・13時退渓と申告していたので、入渓のメールは送りましたが、退渓のメールは未だ送っていなかったのです。今13時を過ぎています。まさかとは思いつつも渓谷を慌てて下り、林道に上がり携帯電話の通じる老平に急ぎました。携帯電話の通じる所まで戻り14時10分にかみさんに電話をしました。それとなく様子を探ると、今、お寺の写経仲間とお茶をしてるとのこと、警察に遭難の相談をしていないことを確信してほっとしました。身に覚えがあるとたいへんです。
24日は6時20分から14時20分まで奥沢谷で遡行釣し、15時ににつむぎの湯に寄り、18時に富士山北麓の山の家に寄り仮眠しました。
25日は起きると濃霧・小雨でしたが、時々雨があがった時に台風で落ちた木々の枝を始末し、道志道経由で町の家に17時に帰ってきました。標高1000m辺り(富士山北麓・山中湖畔・道志道山伏峠)は紅葉が始まっています。道志川は流れが少し多そうですが澄んでいます。ほとぎす・りんどう・・・が咲き始めました。往復319Kmのドライブと渓流遡行と台風始末で結構疲れました。歳を重ねて、渓谷で大石・岩盤をへばりついて懸垂で、間隙をかえるのように手足を広げて支えて攀じ登ったり降りたりする時に滑って落下することが起きるようになり(以前は全くなかった)、そろそろ遡行釣ができなくなりそうです。
(補)最後に警察航空隊の山岳救助活動の記事があります。
老平の駐車場は2台のみで、1台は連休からの笊ケ岳登山の様子です。車の中で朝食を食べ、6時20分に奥沢谷橋に戻り、奥沢谷の雨畑湖バックウオータ(標高444m)に降りました。出水の影響で重機が掘り起こし整地した河原は砂礫で埋め尽くされています。正面に布引山(奥沢谷源頭:標高2584m)が見えます。渓谷の近くで伏流しています。流れは度重なる出水で荒れて直線的なざら瀬になっています。でもよく見れば小さなポイントがあります。天候は晴れ・気温16.5℃・水温15℃でした。竿を振り毛鉤を打ち込み続けます。忘れた頃にこっぱあまごが振り込んだ毛鉤を全身を現して襲います。しかし出が早くて掛けれません。魚影が薄いし、連休後で場荒れもありますが歳を重ねて反射神経・合わせが遅れてしまっています。こっぱあまご(1年魚:体長10~15cm)が順調に繁殖・成長しているようです。
雨台風18号の影響がそこらじゅうに見られます。3~4mの出水があったようで、崖に新しい堆積がありますし、その上のほうの草木が砂礫交じりの飛沫が乾いて白くなっています。それでもあまごはたくましく生き残っています。
吉水沢の出合いの滝を過ぎます。水がほんの少し笹濁りでしたが吉水沢に濁りがあるようで合流点の上は非常に澄んだ流れになりました。大石と砂礫が流れで洗い掘り起こされた落ち込み・流れ出しの瀬が続き良い雰囲気ですが毛鉤への出は少ないし、出が速くて甘くてなかなか掛けれません。
いつも型の良いあまごを掛けて良い思いをする落ち込みの払い出しで、あまごが出ると五感が感じて合わせると15cmのこっぱあまごを掛けれました。今日の初めてのあまごとの対面なので、やさしくたも網に取り込み写真を撮らせて貰い元の流れに戻しました。
この後、五感と集中力が戻り、続けてこっぱあまごを掛けました。1回だけ型の良いあまごも毛鉤に出たのですが毛鉤の直前で反転して石の陰に消えて二度と出てきませんでした。左からの小さな沢の出合いに着き、砂礫が洗い流されて綺麗になっていたので綺麗な滝を見に行きました。出合いの少し上のF1(5m)を攀じ登り(足場が無い、右側の岩盤をボルダリングのように登るが危険、ガレ場のかもしかの獣道が高巻けそうだが更に危険過ぎる)、小沢を遡ると三条三段のF2:30mの綺麗な滝がありますが、水が少なくて二条になっていました。
ベト沢の出合いを過ぎます。2年前の大出水の後に石の配置が良くなり型の良いあまごが定住していたのですが、今回の出水で大きく石の配置が変ってしまっていました。良い流れが続きこっぱあまごを掛けました。水が澄んでいて空気が澄んでいて草木がなんとなく秋っぽくなって(紅葉の始まる直前)空も真っ青で、大自然に心身が溶け込んでいきます。ぶっつけの前で型の良いあまごが毛鉤に出ましたが掛けることができませんでした。12時になり、ひつこく毛鉤を振り込まずに、その流れの前の大石の上で流れを見ながら昼食を食べました。気温は21℃に上がりました。ときたまあまごはゆらりと出てきて水面下で何かを食べています。ゆったりとした時間が過ぎていきます。
ここまで来たので遡行がきついのですがこの上のゴルジュ(標高685m)迄行きました。ゴルジュの左側に綺麗な白糸の滝が見えます。ちょっと水が少なくて白糸の本数が少なかったです。正面に武沢の出合いの滝が木々の間に見えます。高巻きは危険そうなので止め13時に引き返しました。こっぱあまごの影がそこそこ見られますので来年は良さそうです(釣人の甘い期待)。
(追記)崖にある林道の岩肌がむき出しになったトンネルが天井部分が崩落したようで、トンネルの内側上左右・外側がコンクリートぶきされていました。
(補記)流れを下っている時に下流(東)からタービンジェットの爆音が大きく聞こえ始めました。また、航空自衛隊・米軍の演習(たびたび渓谷を低空で通過するのを見た)だろう、証拠写真を撮ろうとデジカメを向け待ち構えていると、渓谷の下流の斜面の向こうからヘリコプターが低空で上流に向かってきました。
13時17分、あっというまにどんどん近づいて来て私の斜め前ほぼ真上でホーバリングし高度を60~40mに下げてきました。明らかに私をターゲットにしている。爆音と風圧で周りの草木が揺れ私自身も強く風圧を感じました。もしかしたらデジカメ(PentaxX90:ズーム時にレンズが太く長い、シャッターを半押・押下すると撮影情報取得目的で目標に向けて赤外線補助発光する)を向けていたのがポータブルミサイル(赤外線照準火器)と検知して攻撃されるのかともその時は一瞬思いました。落ち着いて良く見ると白地に青と赤の直線模様で、なんとなく警察のヘリコプターだと分かりました。今度は遭難者扱いされていると思いました。指向性スピーカーで質問してくれれば、それに手で○×を作り応えられたのですが・・・。しばらくして、上空に飛び去っていきました。その後、上流の広河原辺りの上空を何度も何度も長い間大きく旋回している様子が見えました。遭難事故騒動が起きているのかなあと思いました。老平に戻った時には警察関係のパトカー・・・はいませんでした。朝あったもう1台の車も帰ってしまったようですし。後から画像を見ましたが、隊員がヘリコプターから身を乗り出して山岳救助活動している場面、こんな画像は遭難者でなければ撮れないですね。貴重な体験・写真になりました。自宅に帰って遭難事故騒動があったのかインターネットで調べましたが分かりませんでした。ヘリコプターは写っていた機体番号からJA110Y→山梨県警察航空隊「はやて」であることが分かりました。警察関係者の方々、紛らわしい場所で余計な振る舞いをしていてすみませんでした。
でもこれで収まるわけではありません。実は2005年9月19日にも山梨県警の山岳救助活動の対象になったことがあります。私が釣行した早川の奥沢谷の一つ上流側の沢の保川でかみさんが18日に返ってくるはずだが帰ってこないと心配して、警察に遭難したかも知れないと相談したことが発端で、山岳警察隊が出動したのです。私自身は広河原迄の遡行後に早く戻ろうと、渓谷を下らずに山腹の道を通ったのですがあちらこちらで斜面の仙道が崩壊して通過に時間を取られて、16時に諦めてえんこう平の使われていない壊れた作業小屋で持参していた非常食を食べ宿泊して、翌朝8時に渓谷に下り川通しで戻り、途中で山岳救助隊員に遭遇して救助された(ぴんぴんしていたが.)ことがあります。山岳救助隊員と一緒に南アルプス街道迄戻り、途中の受け答えで救助活動は終わりとなり、あっというまに警察関係の方々はパトカーで引き上げて行きました。警察関係者の方々たいへんお騒がせし出動して頂き申し訳ありませんでした。でも家族が残っていてこっぴどく叱られました。ということがあったので、その後の釣行・登山時はかみさんに予定表を提出する取り決めになっています。今回の奥沢谷釣行は6時入渓・13時退渓と申告していたので、入渓のメールは送りましたが、退渓のメールは未だ送っていなかったのです。今13時を過ぎています。まさかとは思いつつも渓谷を慌てて下り、林道に上がり携帯電話の通じる老平に急ぎました。携帯電話の通じる所まで戻り14時10分にかみさんに電話をしました。それとなく様子を探ると、今、お寺の写経仲間とお茶をしてるとのこと、警察に遭難の相談をしていないことを確信してほっとしました。身に覚えがあるとたいへんです。