鱒釣楽の近況

渓流釣行・散策遊行、そこで出会った魚・花・蝶・人などの記録です

春の早川雨畑川の奥沢谷への偵察釣行3

2013年04月19日 01時46分22秒 | 渓流釣行
 3月19・28日に早川雨畑川の奥沢谷の下流部の回復状況を見に行きましたが、ベト沢出合まででしたので、どうしても武沢出合まで見たくて、三寒四温の寒が続いていましたが、温になる天気予報の17日に再々度、奥沢谷の回復状況を見に行きました(下流部の偵察はこれが最後です)。

 16日の深夜に川崎の町の家から富士山北麓の山の家(標高1128m)に甲州街道R20経由で行き仮眠して、17日にゆっくり起きてから釣行しました。富士山北麓は朝は曇り気温13℃でした。富士パノラマラインR139を下り、本栖道R300を下り、南アルプス街道r37を上がり、雨畑線を上がり老平の駐車場(標高487m)に行きました。標高1000m辺りでは今年はみねざくら・そめいよしの・やまざくら・まめざくら(富士桜)とみつばつつじ・・・が同時期に咲き始めました、山吹は未だ蕾です。富士山・南アルプス南嶺左端(奥沢谷の源頭の布引山:標高2584m)がうっすらと、奥に真っ白な赤石岳・塩見岳が見えます。富士川本流は流が収まっています。早川本流も流れが収まっています。老平の駐車場(標高487m)は桜は散っています。
 
 
 
 
 11時に登山装備に着替えて林道経由でベト沢出合に急ぎました。日経金水力発電所(東京発電)が停止しています(推測ですがタービン回転音/低周波騒音がうるさく聞こえていましたから地域住民の苦情で停止に追い込まれたのではないかと思います)。新緑がとても綺麗です。対岸の小沢の三段滝が新緑の間に見えます(下二段しか良く見えませんが、写真はプログアーカイブ2009.9.4にあります)。林道の笊ケ岳登山道方面と谷道方面の分岐を左下側に降りて行くとベト沢出合手前の河原に出れます。
 
 
 
 
 
 12時前にベト沢出合手前(標高560m)に着きました。曇で気温22℃・水温10.5℃・強い東風でした。ひかげつつじ・みつばつつじ・やまぶき・・・が咲いています。こつばめ・みやませせり・すぎにたるしじみ・くじゃくちょう・きべりたては・・・が飛んでいます。渓流釣装備に着替えて、ベト沢出合上の大石の際にドライ毛鉤を振り込みますと一発で石下から型の良いあまごがゆるりゆるりと出てきました。慌てていたので合わせが早くなり掛けれませんでした。しばらく未練たらしく毛鉤を振り込みましたが二度と出てきませんでした。遡行を続けます。渓相・水色はとても良いのですが、あまごの気配はありません。あまごは未だ落ち込みの淵尻・瀬に出ていない様子です。
 
 
 
 
 荒れた渓谷が続きます。集中力が落ちた頃に、小さなポケットの隙間でなんとなく毛鉤を振り込むと突然にあまごの出た気配がして合わせましたが、またあまごを掛け損ないました。これが今日最後のあまごの気配でした。遡行を続けます。左側に綺麗な大きな白糸の滝が見えます。正面に武沢の出合いの滝が見えます。
 
 
 
 
 ここからは大きな長いゴルジュになります。高巻きは右側です(左側は崩れ易くてかなり危険です)。歳を重ねて心身・平衡感覚・復元力が弱くなりここの高巻きはそろそろ無理かなと感じました。
 
 
 正面に武沢出合の綺麗な大きな滝が見えます。左に曲がるように奥沢谷本流が見えます。水量は武沢3・本流1です(本流はちょっと上の取水堰堤:263m先で発電取水されている)。14時30分になり東電取水堰堤の手前のゴルジュ前(標高600m)で遡行釣を切り上げました。山から冷たい風が下り始めてきました。ぱらぱらと雨粒が顔に当りました。大石の上で遅い軽昼食をゆっくりと食べました。
 
 
 川通しで川に下る林道傍に戻り、登山装備に着替えて林道経由で戻りました。あまごの魚影を見たのは2尾、毛鉤への出は2回、掛けたのは0尾(ぼうず)でした。稚魚を全く見かけませんでした。今年も渓流釣場の状態・魚影は良くなさそうです。
 奥沢谷下流部の川通しの遡行距離ですが、雨畑湖バックウオーターの渓谷入口を基点:標高444mとして、→吉水沢出合:標高491mまで1185m→ベト沢出合:標高568mまで2235m→武沢出合:標高603mまで2670mです(→自己遡行技術・実力では危険と判断して今回は行きませんでしたが取水堰堤:標高658mまで2933m、進入禁止)。国土地理院地図・手書記録を付けます(ダウンロードすれば大きく見れます)。
 
 
  (遡行距離 単位:m)
 
 帰途はすずりの湯(炭酸泉成分が含まれており僅かだが泡付がある、空いているのが良い)でゆっくりくつろぎぎました。歳を重ねて、楽しかったのですが運転・遡行釣は結構体にきつくて全身が筋肉痛です。

 翌日は晴れて良い天気となりました。富士山北麓を散策しました。富士山の残雪はなんとなく多目です。標高1000~1200m辺りでは今年はそめいよしの・やまざくら・まめざくら(富士桜)とみつばつつじ・・・が同時期に咲き始めています。鳴沢のつつじ祭りは4月20日から始まるようです。富士山北麓の山の家(標高1128m)の庭で去年は山野草の芽生えが遅くて野生動物の食害あったのですが今年は少ないです。まめざくら(写真)は綺麗に咲き始めています。みつばつつじは1花だけ咲いています。わちがいそう(写真)はブーケになる直前です。すみれが綺麗に咲き始めています。やましゃく・・・は花芽が出ています。山吹は未だ未だです。
 
 
 
 

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早春の花鳥山の散策

2013年04月06日 15時00分30秒 | 散策遊行
 3日はかみさんが見頃の桃の花を見たいとのことで、前日からの強い雨があがるとの天気予報でしたので、昼前から山梨御坂のふえふき花鳥山一本杉公園(標高486m)に散策に出掛けました。途中は未だ雨で河川は増水していましたが、15時に花鳥山に着いた頃には雨はあがりました。でも風が強くてちょっと寒かったです。桃の一大産地で情報では週末が見頃で、ふえふき桃の花祭りがあるとのことです(天候が良くないとの予報ですが)。ちょうど薄桃色の桜が満開直後、濃い桃色の桃が五~六部咲き(標高の低い市街近郊・甲州街道R20勝沼バイパス辺りは満開)、・・・白緑色のすもも(ぷらむ)の花が満開でした。今年は春の花々が同時に咲いて一面ピンクピンク一色でとても綺麗でした。去年より開花が二週間程早いようです。北西にJRリニア新幹線の高架橋の向こうに甲府市街近郊~南アルプス北嶺の山々が、北に笛吹市街近郊~奥秩父の山々が真っ白く見えます。季節遅れの雪が降り積もったようです。
 
 
 
 笛吹市川三郷線r36で新鳥坂トンネルを越え芦川源流(標高901m)に出ます。芦川は澄んでおり竿を振りたかったのですがきり出せずに、かみさんと一緒なので直売所でぱんだ豆・・・を買いました(甘煮で美味しかったですが)。
 
 富士河口湖芦川線r719で若彦トンネルを越え河口湖に出ます。富士山北麓(標高1128m)は二合目辺りから上は季節遅れの雪が降り積もったようです。夜は鳴沢いきやりの湯でくつろぎました。
 
 翌4日は朝から快晴・気温4℃で、後気温がどんどん上昇しました。さくら・まめざくら(富士桜)・からまつ・やまくるみ・たらのめ・・・は未だ芽吹いていません。やまぶき・・・が若芽を出し始めています。あぶらちゃん・れんぎょう・・・が咲き始めています。少ないですが植えられたかたくり・おおみすみそうが咲き始めています。すみれ・じむしろ・きくざきいちげ・つばめおもと・やましゃく・はしりどころ・・・ふき(てんぷらで美味しかったです)・かんぞう・・・は若芽を出し始めています。山にも春が近づいてきています。
 
 
 

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