早川流域の渓流釣禁漁は例年10月1日です。台風6号・・・局地豪雨・台風12号・21日の台風15号と大雨が続いています。地震・台風の大災害の覚めやらぬ中で渓流釣とは不謹慎・危険との批判を受けますが、釣人の性で今シーズンの釣納めにと悪あがきをして、26日は朝から小雨が降っていましたが天気が回復しそうだし?、もしかしたら流れが納まっているかも?、かみさんの冷たい視線を受けながら釣行しました。20時過に川崎の町の家を出てR413道志道経由で富士山北麓の山の家に23時過に着きました。途中の道志道は谷相で流れに沿った路肩が崩れた箇所が片道交互通行になっていましたが難なく通過できました。明るい帰りに見ると水は多いですが笹にごりの状態(5日は濁流状態)でしたが、沢から土砂が流れ出した跡が沢山ありました。山中湖岸道も難なく通過できました。明るい帰りに見ると、湖水は濁っていませんが遊歩・サイクリング道の近くの高さまで増水しており、車・ボートがごちゃごちゃに打ち上げられた箇所もあり、歩道・駐車場は溢れた水は引いていますが土砂が溜まっていました。
仮眠して、27日朝8時にR139富士パノラマライン・R300本栖道を奥沢谷に向かいました。雨で精進湖が増水した時に現れる赤池ほかの見物客で陸橋上/国道は駐車した車・人とゆっくり走る車で危ない状態です。道脇の沢から土砂が流れ出した跡が沢山あり、土砂の後片付けを今もやっていました。作業の皆さんたいへんご苦労様です。
本栖湖側は薄曇りで気温11℃で本栖湖の向こうの富士山は初冠雪してます。
中之倉トンネルを越えると晴れで南アルプスが綺麗に見え、奥沢谷の源頭の布引山(標高2584m)が見えます。
常葉トンネルの本栖側の斜面が土砂崩れで復旧作業中で通行止めになっており、旧道で迂回します。常葉川は濁流(珈琲牛乳色)状態です。鵜が餌が見つからないのか途方にくれて川の中の大きな石の上にしょんぼりととまっています。新富山橋から見た富士川は大きな太い流幅になっており濁流(珈琲牛乳色)状態です。
r37南アルプス街道に入ると道路が土砂で汚れており、早川は濁流(珈琲牛乳色)状態です。流れが少し納まった状態のはずですが、南アルプスプラザ前の川原は最近は見たことのないひどい荒れ様です。春木川は大土砂崩れでもっと荒れているようです。
諦めが悪い私ですので更に先に進みました。大島からr810雨畑大島線に入ると路肩が崩落して通行止めとなっていました。雨畑川は濁流(珈琲牛乳色)状態です。
奥沢谷が駄目なら尾根を挟んだ保川はと諦めが悪い私は更に先に進みました。r37南アルプス街道の状態はますます悪くなり、いたる所で沢から土砂が流れ出した跡が沢山あり、土砂の後片付けを今もやっていました。保の手前では河川敷にダートの迂回路が設けられていました。車ははねた泥水で白くなりました。
保川の新保川橋のたもとに車を駐車して流れを見ると保川は濁流(珈琲牛乳色)状態です。やまめピアの釣り場は跡形もありません。デジカメだけ持って林道を歩いて奥に進みました。かあんかあん・・・があがあと重機が作業しているような音が聞こえます。音は二段の大きな第二堰堤を土砂・大石が越えて落ちる音でした。
第二堰堤下は大量の土砂で埋め尽くされています。流れは未だ納まっていません。
渓谷は最近は見たことのない荒れ様です。1982年の台風10号は雨量580mmで崩れた土砂が流れ出して渓谷に30m堆積したそうですが、台風15号は雨量480mmですしそれまでに既に大雨が降っていましたので崩れた土砂・岩石が流れ出して渓谷を削りかなり堆積したと思われます。下の写真は昨年のほぼ同じ箇所のものです。(追記)公表されている台風15号の河川記録データでは、1日/9月21日で連続雨量が山梨・静岡県境の富士山~七面山は600mm超、栃木の日光は500mm超とピンポイントで特に酷かったようです。観測データーは栃代684mm・七面山617mm・春木川524mm・早川(保)398mm・・・宮ケ瀬ダム352mm・奈良田ダム237mm・・・とありました。12号は3日間/9月2~4日で連続雨量が七面山1226mm・春木川900mm・早川(保)885mm・奈良田ダム581mm・・・とありました。雨畑川上流/フォッサマグナ地滑土砂崩壊地帯(日本三大崩壊地の一つ)に6月の梅雨から雨が続いていたのに加えて更に20日間で1800mm超の雨が、正に大雨が降ったのですね。公開されている河川防災報告の写真はどれも山河で濁流が荒れ狂う恐ろしいものばかりでした。
(昨年のほぼ同じ箇所の状態、護岸・土嚢があり土砂堆積が未だ低い)
第三~四堰堤に進むダートの林道は削り取られていました。川床の下には既に土砂に埋まってしまったちょっと前までの堰堤・林道跡が何個もありまましたが、今のものもきっと埋まってしまうのですね。川床が上昇すると下の方の民家にも影響がでそうです。
11時11分11秒、この時点で諦めが悪い私ですが釣行は中止して今シーズンを終わることにしました(写真は48秒ですが)。
この状態だと、今までの様な自然の渓流釣ができる状態になるには20~30年は掛かると思います。自然は元には戻りませんので、科学・文明の強引な腕力だけで早く整えるだけでなく、うまく長く付き合っていくしかありません。自然には勝てません。
でも、林道脇にはふじうつぎ(写真)・ほととぎす(写真)・ぎぼうし・・・が咲いていますし、みどりひょうもん・つまぐろきちょう・・・が飛んでいます。きっとあまごも種沢に残っているはずです。・・・空は真っ青です。秋が近づいています。
満たされないまま富士山北麓の山の家に戻り仮眠をして、道志道経由で20時に川崎の町の家に戻り着きました。335Kmのドライブでした。
仮眠して、27日朝8時にR139富士パノラマライン・R300本栖道を奥沢谷に向かいました。雨で精進湖が増水した時に現れる赤池ほかの見物客で陸橋上/国道は駐車した車・人とゆっくり走る車で危ない状態です。道脇の沢から土砂が流れ出した跡が沢山あり、土砂の後片付けを今もやっていました。作業の皆さんたいへんご苦労様です。
本栖湖側は薄曇りで気温11℃で本栖湖の向こうの富士山は初冠雪してます。
中之倉トンネルを越えると晴れで南アルプスが綺麗に見え、奥沢谷の源頭の布引山(標高2584m)が見えます。
常葉トンネルの本栖側の斜面が土砂崩れで復旧作業中で通行止めになっており、旧道で迂回します。常葉川は濁流(珈琲牛乳色)状態です。鵜が餌が見つからないのか途方にくれて川の中の大きな石の上にしょんぼりととまっています。新富山橋から見た富士川は大きな太い流幅になっており濁流(珈琲牛乳色)状態です。
r37南アルプス街道に入ると道路が土砂で汚れており、早川は濁流(珈琲牛乳色)状態です。流れが少し納まった状態のはずですが、南アルプスプラザ前の川原は最近は見たことのないひどい荒れ様です。春木川は大土砂崩れでもっと荒れているようです。
諦めが悪い私ですので更に先に進みました。大島からr810雨畑大島線に入ると路肩が崩落して通行止めとなっていました。雨畑川は濁流(珈琲牛乳色)状態です。
奥沢谷が駄目なら尾根を挟んだ保川はと諦めが悪い私は更に先に進みました。r37南アルプス街道の状態はますます悪くなり、いたる所で沢から土砂が流れ出した跡が沢山あり、土砂の後片付けを今もやっていました。保の手前では河川敷にダートの迂回路が設けられていました。車ははねた泥水で白くなりました。
保川の新保川橋のたもとに車を駐車して流れを見ると保川は濁流(珈琲牛乳色)状態です。やまめピアの釣り場は跡形もありません。デジカメだけ持って林道を歩いて奥に進みました。かあんかあん・・・があがあと重機が作業しているような音が聞こえます。音は二段の大きな第二堰堤を土砂・大石が越えて落ちる音でした。
第二堰堤下は大量の土砂で埋め尽くされています。流れは未だ納まっていません。
渓谷は最近は見たことのない荒れ様です。1982年の台風10号は雨量580mmで崩れた土砂が流れ出して渓谷に30m堆積したそうですが、台風15号は雨量480mmですしそれまでに既に大雨が降っていましたので崩れた土砂・岩石が流れ出して渓谷を削りかなり堆積したと思われます。下の写真は昨年のほぼ同じ箇所のものです。(追記)公表されている台風15号の河川記録データでは、1日/9月21日で連続雨量が山梨・静岡県境の富士山~七面山は600mm超、栃木の日光は500mm超とピンポイントで特に酷かったようです。観測データーは栃代684mm・七面山617mm・春木川524mm・早川(保)398mm・・・宮ケ瀬ダム352mm・奈良田ダム237mm・・・とありました。12号は3日間/9月2~4日で連続雨量が七面山1226mm・春木川900mm・早川(保)885mm・奈良田ダム581mm・・・とありました。雨畑川上流/フォッサマグナ地滑土砂崩壊地帯(日本三大崩壊地の一つ)に6月の梅雨から雨が続いていたのに加えて更に20日間で1800mm超の雨が、正に大雨が降ったのですね。公開されている河川防災報告の写真はどれも山河で濁流が荒れ狂う恐ろしいものばかりでした。
(昨年のほぼ同じ箇所の状態、護岸・土嚢があり土砂堆積が未だ低い)
第三~四堰堤に進むダートの林道は削り取られていました。川床の下には既に土砂に埋まってしまったちょっと前までの堰堤・林道跡が何個もありまましたが、今のものもきっと埋まってしまうのですね。川床が上昇すると下の方の民家にも影響がでそうです。
11時11分11秒、この時点で諦めが悪い私ですが釣行は中止して今シーズンを終わることにしました(写真は48秒ですが)。
この状態だと、今までの様な自然の渓流釣ができる状態になるには20~30年は掛かると思います。自然は元には戻りませんので、科学・文明の強引な腕力だけで早く整えるだけでなく、うまく長く付き合っていくしかありません。自然には勝てません。
でも、林道脇にはふじうつぎ(写真)・ほととぎす(写真)・ぎぼうし・・・が咲いていますし、みどりひょうもん・つまぐろきちょう・・・が飛んでいます。きっとあまごも種沢に残っているはずです。・・・空は真っ青です。秋が近づいています。
満たされないまま富士山北麓の山の家に戻り仮眠をして、道志道経由で20時に川崎の町の家に戻り着きました。335Kmのドライブでした。