亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

勢いのある上海

2018年04月30日 00時11分23秒 | 徒然(つれづれ)
上海は交通料金が東京に比べてかなり安い。タクシーも同じ。ただし、移動にタクシーを使ってしまうと土地勘がつかめないので、多くは地下鉄で移動している。1日券と3日券があり、3日券を買ったら45元だった。空港のレートでは1元=18円だったので、810円で乗り放題ということになる。

ここ数年、さかんに地下鉄工事を行っていたが今や16号線まで増えているようだ。前回来たときには、10号線までだった。日本でもよく知られているパール・タワー(東方明珠、テレビ搭)がある浦東新区では、正大広場というショッピング・コンプレックスがあって、初めて上海に来た時に、まずそこに行った。道路には横断歩道はあるものの信号はなく(上海中、どこも)、道路を横断する際は、最初は慣れない身には大袈裟に聞こえるかもしれないが、命がけだった。走って横断すると逆に危ないといわれた。その正大広場辺りは、すっかり大規模な横断歩道橋というか、立体遊歩道が出来ており、地上を横断する必要はなくなった。これは、前回来た時にすでにそうなっていた。そして、超高層ビルがどんどんできて、やたら存在感があったパール・タワー(東方明珠)の陰は薄くなった。デザインが面白いので、目立ちはするが・・。

最初に来た時に、このタワーの最上階に上ってみた上海の街に驚いた。圧倒的な高層ビルの数と、その奇抜なデザインに。しかしそこから、さらにこれでもか!というくらい、高層ビルが増えている。居住区も地下鉄の新線にそって、郊外まで高層マンション群が広がっているようだ。

日本国内でも伝わっているように、スマホの普及が一気に進んでおり、みなスマホとにらめっこ状態に。それでも電車の中で大声で通話するので、日本に比べて騒がしい。一部の書籍には、電車の中は静かになったとあったが、そんなことはなく騒がしい。それとQRコードをつかったスマホ支払(アリペイ、ウィチャット・ペイ)は、確かに普及している。旅行者はどうするんだ、と、事前情報で思ったが、キャッシュとクレジットカードで別に不便は感じていない。日本国内では、時に財布を忘れるくらい、電子マネーを使っている自分なので抵抗はないが、QRコードをそのつどかざすのは面倒ではないのか、と思う。電子マネーは、まさにスマホをタッチするだけなので。

観光スポットの豫園の一角の交差点にそれぞれ大手の金銀店というか宝飾店が4社対面する形で店を構えるが、それぞれ見て回ったが、客はまばらだった。春節の前後が販売のピークなので割り引くとしても、地方からの観光客でごったがえしている昨日今日の上海の状況を考えると、やはり寂しい。地金や金貨は、銀行の窓販に客を奪われたと思われる。

前回、学生時代の同期がたまたまある企業の中国担当で、その会社の上海駐在の方にお世話になった。今回、連絡を取ろうとしたが入力ミスなのかメールがつながらない。同期はすでに退社したので聞くわけにいかず残念。もっと、いろいろ、このところの変化の状況を聞けたのだが。

上海を見て中国を見たつもりになるのは危険と思うが、やはりもっとも尖がった都市であるのは間違いなく、中央政府が目指そうとしているものが表れているのだろう。以前に比べ人の移動が格段に増えているように思われる。それだけ豊かになっているのだろう。勢いは感じる。

日本を出る時に花粉の飛散が終わり喜んでいたが、こっちに来て鼻炎が再発。空気のせいだと思う。念のためアレルギーの薬を持参して来て正解。今回は駆け足で、明日の午後に帰国予定。





























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2 コメント

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Unknown (fairlane)
2018-05-08 12:14:25
若い中国人観光客の相手をする機会があるのですが、今の20代の中国人男女はかなり洗練されてますね おそらく日本人の同年代とそう変わらないくらいには
シャビーシックが分かって着こなしているのが驚きです 成り上がりは大抵キンキラキンなんですが、その段階はとうに通り越してます これは数年後文化資産の面で日本は負けると思ってます 
Unknown (KAMEI)
2018-05-08 23:02:55
確かに服装など洗練された若者が増えています。40、50代でもそういう人を見かけましたが、まだまだ・・という印象です。しかし、変化は速そうです。

しかし、一人っ子政策は、失敗ですね。2015年に廃止になり、小さな弟、妹を連れた家族をけっこう見かけました。

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