亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

EU離脱はUUK(Un-united Kingdom)にもつながるイベント。金はレンジの切り上げ。

2016年06月24日 20時05分37秒 | 金市場
本日の英国のEU離脱劇。テール・リスクの現実化のように語る人がいるのだが、もともと「Leave(離脱)」と 「Remain(残留)」は拮抗していたわけで、どっちに転んでもという感覚で見ていた。その上で、どちら?と問われると、浮動票が「Remain」に傾き残るでしょ・・・と。したがって、「leave」で決まりとなっても、そうですか、ということになるし準備もしていた。ブックメーカー(公認賭け屋)の残 . . . 本文を読む
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国民に判断を委ねた英投票の出口調査

2016年06月23日 22時04分34秒 | 金市場
キャメロン首相が国民投票実施の意向を最初に言い出した時、そんなことホントにやるのか?と正直思った。 国民に是非を問うというと民主主義的で聞こえはいいのだが、いきなり国民投票というのもリーダーシップの欠如の表われではないかと思ったからだ。判断丸投げではないかと。 2013年8月末にオバマ大統領が、生物兵器使用ということでシリア空爆を表明ということがあった。大統領の決断は重い。慎重に決断した上で . . . 本文を読む
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長期停滞論に組する?イエレン議長

2016年06月22日 16時55分02秒 | 金市場
引き続き続き英国の国民投票の結果に対する楽観的な見通しが金融市場で広がりを見せる中で、金市場では反落を警戒するファンドの益出し及び手仕舞い売りが出ている。先行して「残留」を織り込みに掛る動き。“噂で売って”、“事実で買い戻す”パターンだが、結果が異なると言うまでもなく大波乱必至ということでもある。 さすがに投票日が迫ってくると、いろいろあって21日にはサッカーのデービッド・ベッカムが残留支持を . . . 本文を読む
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NY金先物 過去最大の買い越し(ネット・ロング)

2016年06月21日 22時31分05秒 | 金市場
引き続き23日に迫る英国のEU(欧州連合)離脱の是非をめぐる国民投票を前に、世論調査の結果に楽観悲観、翻弄される日々。態度を表明していないいわば浮動票は土壇場で現状維持に傾くのではないかと思っているのだが、どうなるか。ここに来ての各種世論調査はどれをとっても残留、離脱が拮抗しているようなので、これは残留となってもシコリが残りそうだ。 足元の金市場の上値の重さは、内部要因の悪化によるところも大 . . . 本文を読む
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メインシナリオ「FRB複数回利上げ見通し」の後退がもたらすセンチメントの変化

2016年06月20日 22時33分39秒 | 金市場
6月15日のFOMC(連邦公開市場委員会)終了以降、その予想外にハト派的内容で利上げ観測が急速に後退したことが、市場センチメントを変えている。 17日は米国の5月の住宅着工件数が発表され116万4000件と市場予想の115万件を上回った。一方、先行きを示す建設許可件数は113万8000件と市場予想の114万5000件を下回った。市場は許可件数を重視する。ただし、この指標も、いまや当面の利上げ見 . . . 本文を読む
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利上げ方針の全体像の見直しに進む?FRB。来週半ばに向け高値追いの金市場

2016年06月16日 15時50分35秒 | 金市場
利上げは市場の予想通り見送られた。言うまでもなく月初の米5月の雇用統計での前月比での雇用者の増加数(農業部門を除く)が、3万8000人(市場予想16万人)と失速状態になったことが大きく影を落とした。声明文はその冒頭で「労働市場の改善ペースが減速した」とした。市場が注目した次回7月の利上げ見通しについては、記者会見にてイエレン議長はどの会合も“Live”として利上げの可能性はあるとしながらも、声明 . . . 本文を読む
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さてFOMCです。明日は夕刻にラジオNikkei公開生放送。

2016年06月15日 22時43分44秒 | トピック
昨日は、5月の米小売売上高が強気の内容となったことを取りあげ、それでも英国のEU(欧州連合)離脱いわゆる“Brexit(ブリグジット)”に導かれるリスク・オフの方が影響力が勝るのか・・・としたが、結局は金の上値が重かったのは明朝3時に結論が発表される現在進行中のFOMC(連邦公開市場委員会)に与える小売りの影響を無視できなかったということか。 焦点は年内2回の利上げ意向を堅持しているか否かにあ . . . 本文を読む
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予想より良かった米小売売上高をいまは無視?

2016年06月14日 22時43分20秒 | 金市場
本日の午前に以下のような一文を書いた。 「本日から開かれるFOMCよりもBrexit(英国のEU離脱)問題への関心の方が高まっているのですが、節目のFOMCであることに変わりはなく、単月の雇用統計の結果は重要視しないFRBは、個人消費なども含めチェックしています。 この点で、今夜の5月の小売売上高は要注目です。予想以上に強ければ、雇用統計ショックは減じることになります」 そのデータが30分 . . . 本文を読む
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5月18日のFOMC議事録公開前に戻った金価格

2016年06月11日 22時55分09秒 | 金市場
前週の雇用統計を受け、週前半は利上げが遠のき再びドル高是正の原油高、株高か?というリスク・オン環境のような流れ。NYダウの1万8000ドル復帰、WTIが約1年ぶりに50ドル台復帰がそれを象徴。ところが後半に向かうにしたがい、英国のEU離脱シナリオが勢いを増し、にわかに暗雲たちこめリスク・オフで猫も杓子もソブリン債詣でということに。ついにドイツ10年債もゼロ以下かという雰囲気に。 EU離脱残留に . . . 本文を読む
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利回り争奪戦という名の“バブル”(次への動きは始まっている)

2016年06月10日 22時55分00秒 | 金融市場の話題
一昨日はドイツ、英国のいずれも10年債が過去最低利回りを記録。つまり債券価格は過去最高値を更新する高値に。ここで取り上げようと思ったが、失念・・・書きもれ。この波は本日、日本にも到達し10年債利回り(「長期金利」と呼ばれる)は、午前中にマイナス0.145%と4月21日の記録を更新しマイナス利回りは深化。そして15年債も本日初めてマイナス利回りに突入。ユーロ圏の国債利回りの急低下は、ECBの量的緩 . . . 本文を読む
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