亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

“12月利上げ示唆”を物ともしない金ETFへの資金流入

2017年09月22日 22時20分12秒 | 金市場
FOMCが12月の利上げを示唆したことで売られた金市場。昨日は、21日の値動きに注目していると書いた。金市場にとってネガティブな内容となるFOMCの後は、当日の時間外取引よりも翌日の通常取引の時間帯に値動きが拡大することが多いという自分の経験則による。この翌日の状況で、市場の受け止め方の度合いを判断するというもの。 結果的には、ここまでのところ下げは、“限定的”なものにとどまっている。依然として . . . 本文を読む
コメント

年内利上げシナリオは変わりまセン・・・とイエレンFRB

2017年09月21日 23時51分20秒 | 金市場
今回のFOMCは、政策金利の据え置きと資産縮小の10月からの実施はすでに織り込み済み。市場の関心は、6月の会合以降も続いた物価上昇の鈍さからメンバーの利上げ見通しが変化し、下方修正されたのではという点にあった。参加者全員が(匿名で)提出した見通しからは、年内利上げについてメンバー16名中(現在空席3名)12名が支持となり、これは6月から変化なし。来年の3回利上げ見通しについても同じ。先週発表され . . . 本文を読む
コメント

金はHawkishなイエレン発言で1300ドル割れ試す

2017年09月20日 20時42分18秒 | 金市場
国連総会にて初の演説に臨んだトランプ大統領の発言内容は、広く報じられているように北朝鮮情勢について、米国自身、もしくは米国の同盟国を守る必要に迫られた場合という条件付きながら「北朝鮮を完全に破壊する以外に選択肢はなくなる」とした。しかし、やはり金を含め市場全般無反応だった。関心は日本時間明朝のイエレン議長の記者会見に向けられている。 NY金はこの7営業日中6営業日で下落。この間に、逆に米長期金利 . . . 本文を読む
コメント

今週はトランプ大統領よりもイエレン議長

2017年09月19日 22時58分29秒 | 国際情勢
本日は日本時間の午後11時にトランプ大統領が初の国連演説を行うと。昨日は米中首脳電話会談が。大統領にはご機嫌な内容になったようだが、詳細は不明。おそらく中国側が制裁履行に積極姿勢を示したということだろう。それが、マーケットには北朝鮮情勢に関する危機は後退という解釈になるのか。 このところの北朝鮮の動きにはさすがに中国側も警戒感を高めているという話がある。特に月初の水爆実験が中国にはサプライズだ . . . 本文を読む
コメント

制裁強化にミサイルで応えた北朝鮮

2017年09月15日 22時59分46秒 | 金市場
今朝の北朝鮮によるミサイル発射だが、昨夜の段階で北朝鮮国営メディアが、発射を予見させるような威嚇的なメッセージを報じ、その後日本時間午後10時前には一部のニュースにて発射準備が整いつつあると伝えられていた。しかし、本日早朝の各局のニュース番組はこのことを一切報じることなく、番組途中でいきなりJアラート放送に切り替わることになった。 昨夜ここで触れたが、そのタイミングは、NY時間で8月の米消費者 . . . 本文を読む
コメント

米CPIの結果より北朝鮮への反応が上回っている金

2017年09月14日 23時07分40秒 | 金市場
先週8日金曜日のアジアの午後の時間帯に、1360ドル台まで金の上げをもたらしたのは、ファンドによる米国債買い(金利急落)だった。逆に昨日は、その債券先物のロングポジションを損切りし金利急騰をもたらし、金の売りにつながった。もっとも、やっているのは人間でなくロボットなので、加速すると一方通行的な値動きになりやすい。 今夜の注目は、8月の米CPI(消費者物価指数)だったが、総合指数は前月比で+0.4 . . . 本文を読む
コメント

本線は米FRBの金融政策方向性、サブは政治・地政学要因だが・・

2017年09月13日 21時30分06秒 | 金市場
9月12日のNY市場の金価格は、小幅に続落となった。先週末に北朝鮮が新たな行動を起こさなかったことや、米国でのハリケーン「イルマ」の被害が想定された規模を下回るとの見方を受け、リスク・オンに傾いた市場の流れは12日も続くことになった。NY株式の上昇を受けて世界的にも株価は上昇、12日のNY株式市場ではS&P500種平均が過去最高値を更新。 11日に米国がなんとか全会一致を取り付けてまとめあげ . . . 本文を読む
コメント

北朝鮮情勢。煮詰まる米国。

2017年09月11日 22時51分15秒 | 金市場
本日は国連安保理にて対北朝鮮経済制裁強化の米国案を採決予定で日本時間の明朝には決議したいというのが米国側の意向のよう。そのため中ロに妥協する形で、石油の禁輸については“数量規制”になりそうだとNHKなどは報じている。 拒否権を持つこの2国のどちらでも1国反対に回れば成立しない。ただし、採決の意志表示をせず「棄権」という手があることから、それにより成立というパターンがある。しかし、ロシアが割って . . . 本文を読む
コメント

NY金もドル円も米国債相場も年初来高値更新

2017年09月08日 23時19分12秒 | 金市場
ECB理事会は市場予想に沿った内容で、ドラギ総裁の発言もサプライズはなし。慎重なスタンスながら次回10月26日の会合にて、来年以降の資産買入れプログラム(量的緩和策)の段階的縮小について決定する旨を示唆したのは、8月下旬のジャクソンホールでの発言内容からも読み取れたもの。 ユーロの上昇は、「ユーロ買い」というより「ドル売り」がもたらしたもので、それは米国債買い(長期金利の急低下)の方が意外性が . . . 本文を読む
コメント

急転直下の合意で債務上限も目先の予算もクリア、しかし6日の金はそれほど下げなかった

2017年09月07日 23時31分16秒 | 金市場
ここからは夏休み明けの米国議会にも要注意と昨日書いたが、こんなに早く出てくるとは思わなかった。トランプ大統領と民主党議会指導部がハリケーン「ハービー」の被害者救済法案(予算規模78.5億ドル)に3ヵ月の短期歳出法案と債務上限適用停止を抱き合わせることで合意したとのニュース。 こうした可能性が指摘されていたが、予想外に早期の合意となったのは、被災者救済という双方ともに受け入れ可能な案件との抱き合 . . . 本文を読む
コメント