「それほど逆風を感じなかった。しかし負けたんだから逆風だったんだろう」。歴史的大敗を喫した自民党の（いわゆる）大物議員（落選）が自らの選挙をインタビューでこう語っていた。以前総務会長もやっていたが負け惜しみなのか、しかし本音なら視野が狭いか驚くほど世情に鈍感という他はない。民主党も朝日など大手新聞の事前調査では３００議席超という報道もあったが、まさかこれほどの圧勝になるとは思わなかった。ただし、な . . . 本文を読む
８月２０日に「加速する米銀の破綻」としてここに書いたが、米連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）が２７日に公表したところでは、ＦＤＩＣ自体の原資が３月末時点の１３３億㌦から６月には１０４億㌦に減少していた。年始からここまで８１行が破綻し８月は「米金融市場史上６位」また「１０位」の破綻が起きたりしているのでむべなるかな。しかも７月以降に３２行の破綻と、ここにきて加速している状況を考えればなおさらといえる。果た . . . 本文を読む
金市場では夏枯れ相場が続いている。商いが薄いので少しまとまった動きに価格の振れは大きくなる。しかしてその実態はこう着。レンジ相場。もっとも米国ではこのところ住宅分野をはじめ改善を示すデータの発表が続いているがＮＹ株式も頭打ち状態となっており、こちらもこう着の様相を示している。手掛かり難は一般的にはレーバーデイまで続く。米国では９月の第一月曜日をレーバーデイと呼び祭日になっている。これで夏休みも終わ . . . 本文を読む
２５日の金価格はロンドン時間の後半からＮＹの午前９時前後に掛けて上昇。スポット価格はこの日の高値９５４．７５ドルを付けたが、その後は時間の経過とともに値を消す展開となった。取引レンジは９４１．８５～９５４．７５ドル。
対ユーロでのドル安傾向が続いていたこと、バーナンキＦＲＢ議長の再任が決まったことからリスク投資志向の回復を読んだ買いが集まった。また景気動向の先行指標ともいえる米消費者信頼感指数が . . . 本文を読む
来年の1月に早くも任期満了を迎えるバーナンキＦＲＢ議長の再任方針が決まったとのこと。再任については、このところ先行してそうした見通しが伝わっていたが、確かに過去1年近くにわたる極度に緊張を強いられる環境の中にあって、冷静にここまで乗り越えてきたことは確か。少なくともここまでは・・・ということだが。ローレンス・サマーズ国家経済会議委員長とイエレン・サンフランシスコ連銀総裁も候補と目されていたが、結局 . . . 本文を読む
週初めはその週に発表される主な経済指標やその他データの中から目ぼしいものをチエックしておくのが習慣化している。これは多くの人がそうだろう。残念ながら国内の指標ではなく米国を中心とした海外指標が関心の対象となる。とりわけ金市場に限定するなら国内のデータで海外金価格が動くことはまずない。さてその注目指標だが今週なら明日２５日の６月のＳ＆Ｐケース・シラー住宅価格指数の注目度が高い。前回５月に約３年ぶりに . . . 本文を読む
先週木曜日８月２０日に米国政府が低燃費の新車への買い替え補助制度を８月２４日で打ち切ると発表したが、これは驚いたというより意外感のあるニュースだった。燃費の悪い車（クランカー＝ボロ車）を低燃費の新車に買い替える場合、最大で４５００ドル（約４２万円）の補助金が出るというもので、補助金を見込んだ金額を頭金にしてローンを組むという例が急増しているとされていた。７月に導入し当初の10億ドルの財源は月末まで . . . 本文を読む
週末８月２１日のＮＹ市場の金価格は急騰。スポット価格は前日比１２．７ドル高い９５３．２ドルに。ＮＹコメックスの先物価格は１３ドル高で９５４．７ドルに。ファンドのショートカバー（売り建て玉の買い戻し）に新規の買いが値を押し上げた形だが、背景には株高に象徴されるリスク志向の復活があると通信社の市況は解説する。
たしかに、リスク投資志向の回復は、それにともないドルに逃げていた資金が他の投資に向かう際に . . . 本文を読む
５時過ぎに目が覚め、前夜の値動きが気になったので価格をチェック。随分日の出も遅くなったなぁと思いながら（今朝の東京は早い時間に曇っていたこともあるが）新聞を読む。その後、昼間は原稿書きなので（つまり外の用はない）涼しい内に体を動かそうと思い立ち、散歩にと思ったところで先日のゴルフにてのドライバーの惨状を思い出しこれは練習だ！と、そそくさと準備をし、やや離れた所にある練習場に電車で向かった。行ったの . . . 本文を読む
金市場内部のニュースとしては、２０日にロシア中銀が公表したデータで同行は７月に６０万オンス（１８．６トン）の金準備の積み増しをしていたことが判明している。といっても目新しい話ではなくロシアは過去３年コンスタントに金準備を増やしており、外貨準備の分散化の一環と見られている。ただしそのペースが上がってきているのが市場の関心事になってきた。
年始から７月までの買い増し合計量は９１．６１トンに上る。ちな . . . 本文を読む
