亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

債券相場のフラッシュトレードで株総崩れ

2021年02月26日 20時35分11秒 | 金融市場の話題
市場の注目材料、米長期金利の上昇がさらに加速し株式市場の本格的な、かく乱要因となっている。指標となる米10年債利回りは、25日のNY時間の昼前に1.5%にタッチし、いったんは跳ね返されたものの、午後に入り再び債券市場で売り圧力が高まり、1.5を通過すると1.55%を超えたところで跳ねて1.614%まで上昇となっている。ただし、この水準はデータに残る数字ではあるものの、フラッシュトレードのようで、 . . . 本文を読む
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鉄壁の意思統一Fedには逆らうな

2021年02月25日 21時00分13秒 | 金融市場の話題
今夜は長文・・・・それではスタート 前日の上院銀行委員会での公聴会で、議員との質疑応答で今年の米国経済の成長率が6%のレンジに達する可能性を認めたパウエルFRB議長。足元でバイデン政権が進めている、1.9兆ドルの追加救済法案の成立を考慮した上での発言と思われるが、それでも、望ましくない物価高騰は想定されないという見方を示したことになる。 昨夜は日本時間の遅い時間帯の更新をしようとして、米長期金 . . . 本文を読む
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おもしろくなってきた

2021年02月24日 22時59分59秒 | 金市場
上下両院での2日間の日程の米国経済の現況を中心とした半期に1度の公聴会。初日、上院銀行委員会でのパウエル議長の発言は、市場にはいわゆるハト派的なものと受けとめられた。表面的には、その通りで間違いない。しかし、経済の基調説明の後の議員との質疑応答などからは、中央銀行としてのFRBの景気分析やインフレ動向などをめぐる変化が見られたり、変化しようと模索していたりという、これまでの議会証言あるいは公聴会に . . . 本文を読む
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ゴールド遅ればせながら自律反発

2021年02月23日 19時34分01秒 | 金市場
天皇誕生日の祭日に更新いたします。週明けのNY金は、前週前半の大幅安の自律反発を“貯めおいて” いたような上昇となった。前日比31ドル高の1808.40ドルで通常取引は終了したが、その後時間外は1809.10ドルで終了。前週末は、1777.40ドルと昨年6月末以来8カ月ぶりの安値水準で終了していた。先週は3連休明けの2月16日から2営業日に値幅で50.4ドル、率にして2.8%の大幅下落に見舞われる . . . 本文を読む
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イーロンマスクに問いたい、どの水準で金を買う?

2021年02月18日 21時53分36秒 | 金市場
前日に昨年2月以来の水準に急騰した米長期金利は、17日、終盤に上げ一服となったものの、ユーロなど主要通貨に対するドル高につながり金市場の売り要因となった。この日発表された1月の小売売上高など米経済指標が軒並み強気の内容となったことが、例によって米連邦準備理事会(FRB)の想定より早い緩和策の終了を市場にイメージさせ、弱気材料となった。 ただし、この日FRBは1月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議 . . . 本文を読む
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「米長期債利回りの上昇で変調きたすeverything rally」 

2021年02月17日 21時01分53秒 | 金市場
大統領の日(President’s Day)の祭日を含む3連休明けのNY市場の金価格は、続落となった。追加経済対策の早期成立や新型コロナウイルスのワクチン普及による景気回復期待の一方で、財政拡大による景気過熱懸念から米10年債など長期金利が急伸し、金をはじめ貴金属全般の売りにつながった。 NY時間の早朝まで1820ドル近辺で落ち着いた値動きとなっていた金は、NYの通常取引開始時間に向け下げ足を速 . . . 本文を読む
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日本財政、オオカミオッサンの戯れごと 

2021年02月15日 20時54分00秒 | トピック
一昨日の地震は東京では震度4だったが、驚いた。実は自宅で仕事関連の作業をやっており、小刻みの縦揺れを感じたので、おや!!と思って1、2秒の間があって大きな横揺れが来た。スマホのエリアメールなどは来なかった。 さらに驚いたのは、震源が東日本大震災の震源域の近くで余震だということ。というのも、まさに素人考えだが、10年前にあれだけのエネルギーを放出したのだから、余震といっても、そこそこのものはあれ昨 . . . 本文を読む
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静かに進行する財政波乱への流れ

2021年02月12日 21時28分45秒 | 金市場
2月10日のここで、その日に予定されていたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を注目とした。昨年に続きNY経済クラブのイベントで行われたもので、事前に内容は米労働市場の状況となっていた。イメージしたのは、イエレン財務長官の発言内容と整合性のあるものになるのだろうということだった。そして、おおむねそのようになった。 パウエル議長は、雇用の状況について悲観的な見通しを示した。統計上の失業率は . . . 本文を読む
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抑えられている?米長期金利の上昇

2021年02月10日 21時17分48秒 | 金市場
先週の急落から反発したゴールドだが、1850ドルに接近するものの心理的節目の水準を抜くことが出来ずに押し返される展開が続いている。一方、前日に4年半ぶりの高値水準となったプラチナは4営業日続伸の1194.40ドルで取引を終了。一時は1206.40ドルまで買われたが、これはNY先物価格としては2015年2月以来の高値水準となる。このところのシルバーの高騰などから出遅れ感が指摘され、目先筋も参入してい . . . 本文を読む
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ゴールドも投資対象に入れたテスラ

2021年02月09日 20時03分40秒 | 金市場
週明けのNY市場の話題は、テスラによる暗号通貨ビットコインの大量買いの話となった。先行してイーロンマスクが、ビットコイン買いをほのめかすようなツイッターでの表記をして注目され、思惑買いが出ていただけに、当方には、なに!!!という公表だった。広く報じられているように15憶ドル相当を投じたと。8日早く、米証券取引委員会(SEC)に提出したアニュアル・レポートの中で、当面の運転資金に必要としない現金の運 . . . 本文を読む
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