亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

本年最後の生放送

2013年12月30日 23時56分35秒 | 金市場
本日は夕刻5時から年内最後の日経CNBC「デリバティブ・マーケット」に出演。テーマは2013年の金市場の総括。今月の週刊エコノミスト(12月24日特大号)にも書いたのだが、今年の金市場は「欧米投資マネーの流出」対「新興国実需の拡大」という構図で表すことができた。その典型例がETFの大量売却の一方で金地金・金貨の需要が急増した。既にここでも英国発スイス経由の地金(ラージ・バーからスモール・バーに転換 . . . 本文を読む
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“歴史的な上昇”になりそうなNY株式市場

2013年12月25日 21時25分22秒 | 金市場
本日はクリスマス休暇で開いているのは東京と上海くらい。金市場のほうは週末にETFの最大銘柄SPDRの残が1日で5.4トン増えたのでここに書いたが、週明けには8.4トンの減少とこの時期の現物由来の商品にしては異例の増減となった。年始1月にこれくらいの変動があってもおかしくないが、足元で連日過去最高値を更新しているNY株の状況から察するに、金市場版のGreat Rotationということか。 そのN . . . 本文を読む
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冬至

2013年12月22日 22時34分38秒 | 徒然(つれづれ)
早起きしたついでに外に出てみたら朝焼けがきれいだったのでカメラを取って、防寒支度をしたうえで改めて外に。そうか!!今日は冬至か!!・・と思いながら待てど日は上らず。6時半頃かと思って待っていたのだが、7時に近くなってからだった。寒風強く寒かった。 しかし、寒さのおかげで久々に澄んだ日の出と、朝焼けの富士を見ることができた。両方ともにかなり離れているにもかかわらずきれいに見える。まさに新旧のラン . . . 本文を読む
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クリスマス休暇前にETF増加

2013年12月21日 23時56分39秒 | 金市場
本日は午後1時から都内渋谷にてセミナー。年内最後のセミナーとなったが、FOMC直後で金価格も1200ドル割れとなったことから、参加者の視線に熱いものを感じつつ、こちらも力が入った。金も含めて総じて市況は反発となったのは、特に貴金属はクリスマス前の手仕舞い買いということだろう。今朝、チエックした時に驚いたのはETFの最大銘柄SPDRゴールド・シェアの残高が5.4トンも増えていたこと。増加は11月6日 . . . 本文を読む
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それほど簡単ではないでしょ

2013年12月20日 23時56分32秒 | 金市場
Tapering発表後に売られながらも1220ドル近辺にしがみついていた金だが、19日の(またまた)ロンドンで引き剥がされるように水準を下げ、NYに入り改めて売り直されて1200ドル割れとなった。大台割れで売りが加速し1190ドルまで下げたところで売り一巡。そのまま1190ドル台でフロアの取引を終了した。しかし、その後の時間外では一時1990ドル割れまで売られた。20日はアジアからロンドンと大き . . . 本文を読む
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売られる金、治に居て乱を忘れず

2013年12月19日 22時13分02秒 | 金市場
反応が見ものとした金市場の方は、現地午後2時の声明文発表を前にファンドの買い戻しの動きが見られNYコメックスの通常取引は前日比4.90ドル高の1235.00ドルで終了していた。声明文の発表後は、時間外の電子取引(グローベックス)に入っていたが、一旦は1220ドルまで売られたものの、その後は買戻しの動きが見られ1230ドル台に復帰し、しばらくはその水準で推移する展開となった。つまりTaperingス . . . 本文を読む
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低い物価上昇データ(CPI)のなか反落となったが・・・

2013年12月18日 12時48分17秒 | 金市場
16日は米労働省が11月の消費者物価指数(CPI)を発表したが、前月比で横ばいとなり、依然として物価の上がりにくい環境が続いていることが明らかになった。前年同月比では1.2%の上昇となる。価格の変動が大きいエネルギーや食品を除いたコア指数のCPIは前月比0.2%の上昇で前年同月比1.7%の上昇となった。 17日はショートカバーが途絶え金は反落となったが、インフレ環境にほど遠い状況が再認識されて . . . 本文を読む
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確かにETFは減っているのだが・・・・・

2013年12月17日 22時40分06秒 | 金市場
さて本日からFOMCが始まる。週明け16日も断続的にショート・カバーが入り1250ドル突破まで見たが、さすがにその水準には売り物も控え押し戻される。売り方も利が乗るや短期で買戻している印象が強く、いわゆる回転が速そうだ。いずれいしても下げそうで下げない。 その一方で、ETFの残高減少に拍車が掛っている。といっても4月や3月のペースに比ぶべくもない。最大銘柄SPDRゴールド・シェアは先週1週間で8 . . . 本文を読む
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「ショートの積み増しは・・・やらないならカバーするのみ」

2013年12月16日 23時35分04秒 | 金市場
金市場は先週もファンドの動きに翻弄されるような1週間だった。前週の雇用統計発表直後の急落の後に始まったショート・カバーは、そのまま週前半の上昇につながり、Taperingスタート観測の中で意外高となったのは、値頃とクリスマス前の手仕舞いが重なったもの。ベースには「今週のFOMCでも見送り」という見通しがあると思われた。 それが、「13日の金曜日」というHoliday Seasonにふさわしくな . . . 本文を読む
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米予算協議の合意と金市場

2013年12月11日 23時57分06秒 | 金市場
日本時間の本日11日の午前8時過ぎに米議会の予算協議の合意が伝えられたが、このところ共和党サイドが折れているようだとの報道も目にしていたものの、意外感はあった。12月13日までに方向性を出すことになっていた超党派の協議会の共和党サイドの取りまとめ役がポール・ライアン下院予算委員長だが、この人物は昨年の大統領選での共和党の副大統領候補だった。たしか、もともと大統領候補のミット・ロムニーが穏健派とさ . . . 本文を読む
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