亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

NY金は1309.30ドルで終了(12月29日の忘年会)

2017年12月31日 14時20分41秒 | 金市場
年末のドタバタで更新が滞りました。29日は、以前、講師をやらせてもらった敏腕個人投資家の勉強会メンバーを中心とする忘年会が都内であり、急遽声がかかり参加。二十数名の参加者で、件の個人投資家の皆さんは半数くらい、後はエネルギー関係のアナリストなど異業種交流会の様相。 ただ投資家の皆さんは、いずれもただ者ではない人達ばかり。マネー誌などに本名ではなく登場する人も多く、たとえば職業は掃除夫、資産は数 . . . 本文を読む
コメント

今月中旬から順調に戻り基調にあるNY金。次の注目イベントはFOMC議事録要旨

2017年12月28日 22時48分14秒 | 金市場
本日のアジアの時間帯から金は買いが先行する展開が続いている。27日は、さしたる抵抗なく1290ドル台に乗せ、狭いレンジで推移している。ちょうど米国債金利(長期金利)が低下気味に推移し、為替市場でユーロドルが上昇していることも、金をサポートしたと見られる。米長期金利の低下が見られ、午後に予定されていた米5年債(国債)の入札が芳しくなかったにもかかわらず、この傾向は続き金をサポートすることになった。 . . . 本文を読む
コメント

チャートに例えるなら三角保ち合い、煮詰まる北朝鮮を巡る動き

2017年12月27日 23時01分20秒 | 金市場
クリスマス明けの26日のNY金は一時1290ドルに接近したものの跳ね返されて1287.50ドルで終了。ただし本日27日のNY時間外のロンドンの時間帯に1290ドルを突破している。いずれも11月29日以来約1ヵ月ぶりの高値。11月末から12月初めにかけて米国議会で税制改革法案の年内成立に向け明るい見通しが広がり、米長期金利とドルが上昇し2週間にわたり金が売られたが、その直前の水準に復帰したことになる . . . 本文を読む
コメント

下げない金

2017年12月21日 21時57分06秒 | 金市場
懸案の米税制改革法案は現地時間20日未明に上院で可決され、午後には下院にて再可決された。下院では19日に可決したものの、手続き上の不備があったとされ20日にあらためて採決された。過去いろいろ起きてきた土壇場での反乱劇は起きなかったのは、やはり来年の中間選挙をにらんでのものだろう。対有権者ということもあるが、有力支持層(政治献金)の意向を反映したものといえる。後は大統領の署名を待つのみで、トランプ政 . . . 本文を読む
コメント

金相場の耐性を試す、にわかに動意づいた米長期金利

2017年12月20日 23時47分17秒 | 金市場
19日の市場は米下院での税制改革法案の採決の結果に関心が向けられているものの、ここまでの経過から成立が織り込み済みとなっていることは否めずという市場環境。実際に、前日まで史上最高値をそろって更新していたNY株主要3指数は、いずれも利益確定の売りに押されてほぼ終日前日比マイナス圏で推移し、そのまま取引を終えた。減税を先取りして上昇を続けていたと見られるだけに、材料出尽くしという色合いの漂う展開とい . . . 本文を読む
コメント

減税案成立見通しで株は上がれどドルは下落。金は下げず、むしろ続伸

2017年12月19日 23時05分02秒 | 金市場
税制性改革法案の可決の見込みが高まったことで、週明けのマーケットの反応を見ものとしたが、ダウが寄り付きからジャンプスタートとなりそのまま140ドル高の続伸で終了。今年に入り70回目の史上最高値の更新はこれまでの記録更新となったとのこと(年間69回がこれまでの最高)。他の2つの主要指数、S&P500種、ナスダックともに高値を更新。スダックは一時初の7000ポイント乗せがあった。これでもか、これでも . . . 本文を読む
コメント (1)

GoldもTreasuryもその他もろもろ今夜のNYの動きはどうなるか

2017年12月18日 21時06分31秒 | 金市場
さて結局、米税制改革法案は、共和党議会指導部が応じたマイナーな修正にボブ・コーカーもマルコ・ルビオも矛先を収め、成立の見込みがたったとの発表。報道では19日に下院、20日に上院で可決の見込みとされる。来年の中間選挙まで1年を切っており、民主党支持者の勢いが増しているとの話もあり、政治的判断を優先ということか。共和党のパトロンのコーク兄弟(チャールズとデビッド)をはじめ各議員の支持団体もこうした政 . . . 本文を読む
コメント

にわかに風雲急を告げる米税制改革案の採決

2017年12月15日 23時31分22秒 | 金市場
マルコ・ルビオというとドナルド・トランプと大統領予備選を戦ったフロリダ州選出の上院議員。にわかに注目されたのは、税制改革案の上下院の法案につて両院合同委員会にてすり合わせが行われるところまで来た段階で、低所得層向けの「子供控除」の拡大を要求し、現行案への反対姿勢を表明したことによる。また反対ではないものの、ユタ州選出のマイク・リー上院議員も「子供控除」の拡大を求め現行案への態度を決めかねていると . . . 本文を読む
コメント

最後まで市場にやさしかったイエレンFRB

2017年12月14日 23時02分02秒 | 金融市場の話題
議長として政策変更を伴う最後の連邦公開市場委員会(FOMC)となった今回の会合。イエレン議長は、いつもは1時間弱程度で終わる記者会見も、今回は1時間10分ほど続く延長バージョンだった。最後ということで質問も通常では出ないようなものもあり、これまでのようなピリピリした緊張感に包まれた記者会見とはやや趣が違ったような印象。任期中に25の目標達成とならなかったインフレ率については、「未完の任務」とした . . . 本文を読む
コメント

やはり米物価は鈍いまま(11月米コアCPI予想を下回る)

2017年12月13日 23時39分12秒 | トピック
日本時間の午前10時に投票が締め切られた米アラバマ州の上院補欠選挙は、接戦の末に民主党のジョーンズ候補が最後に追い上げ逆転で勝利を収めることになった。アジアの時間帯に結果が判明したが、ドル円がややドル安円高に振れた程度で、目立った動きにはつながらなかった。今夜のNY市場が見ものということか。報じられているように、上院におけるこの1票は大きいと思われる。これまでの共和52対民主48から51対49へ . . . 本文を読む
コメント