Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

「歓喜の歌」練習

2017-11-05 23:53:09 | Weblog

 12月10日(日)清水文化会館マリナートで「第27回 市民による歓喜の歌大演奏会」が行われる。この演奏会は毎年行われていて、私が参加するようになって10年目である。この練習は6月に結団式が行われ、それ以降は隔週の日曜日に行われてきて今日(11月5日)で11回目に当たる。しかし私は今までにたった2回しか参加していなかった。これにはいろいろ理由があるが10年も参加し、第九「歓喜の歌」は概ね歌えると云った驕りがあったように思う。しかし、本番が近くなると不安な気持ちは段々大きくなっている。

 演奏曲目は、第九「歓喜の歌」以外に数曲を合唱することになっている。その曲目はポピュラーなものであるが、混声合唱曲に編曲されていて自分のパートを歌うには相当練習しないと歌えそうにない。そこで今日は前列に座って皆さんの声を聴きながら覚えようと家を出た。マリナートに着いたのは午後6時30分ごろであったが、始まるのは7時からで場所は中ホールであった。前席に近いところの席を探していると、馴染みになったAさんがいて横の席を空けてくれた。その後、皆さんが集まってきてフルメンバーの250人近くになった。合唱指導のKAさんが壇上に上がり「今日の指揮は、第九のサブ指揮者であるBさんが行います。Bさんは若い指揮者ですが、非常にエネルギシュでユニークな指揮者ですので、今日は第九に集中して指導をお願いしてあります」と云った。

 Bさんの指導は発声練習からユニークであった。今まで何人かに発声を習ったが、彼のようにユーモアを持っての指導は初めてであった。腹式呼吸で澄んだ声を出すようにするのが発声練習であると思うが、それをわかりやすく教えてくれた。そして第九の合唱指導に入ったが、先ず原語の朗読から入り、その意味を解説してくれた。私は、原語で歌うことは概ねできているが、朗読したり、お経のように抑揚を付けずの朗読するのは中々思うようにはいかない。Bさん曰く「これが出来なければ歌えるとは言えません。原語の意味を理解し朗読が出来て初めて歌えたと云えます。だから第九は誰もが何年もかけ歌い続けているんですよ」とユーモアを交え云ったが、納得できる言葉であった。

 時間が過ぎるのが早く感じた練習であった。不安であった第九以外の練習は出来なかったが、今日の練習は新鮮に感じた。本番で歌う全ての曲は、運営委員会からCDに収めたものを頂いている。次の練習日までにこのCDを聴いて皆さんのレベルまで持って行きたい。友人のmさんが云った「連続して16年間参加してきているが、それでも6月4日の結団式から毎回参加している」と聞いた。その熱心さには頭が下がるが、私も本番までには皆さんと並ぶくらいの完成度を上げていこうと思う。


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