懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

追分 (おいわけ)

2021年11月29日 | 日記
追分(おいわけ)

追分は街道が二手に分かやれている場所を指す。
馬や牛を追い行先の道へ分けた事から、この名がついたといわれている。

追分の地名は全国に沢山ある。
駅だけでも八か所ある。
私が知っているのは旧信越線の追分、室蘭本線の追分、姫新線の追分

地名として有名なのは長野県軽井沢町の追分宿 中山道と北国街道の分かれ。
民謡の追分節(馬子唄)の発祥の地
この歌が北海道まで伝わり江差追分となったと言われている。

滋賀県草津市の追分 東海道と中山道の分かれ。草津にも東海道の宿があった。

東京新宿の追分 現在は〇〇何丁目になり昔の名前は残っていないが新宿追分のバス停は残る。伊勢丹の前
甲州街道と青梅街道の分かれ。新宿はかって内藤新宿とよばれていた。
内藤家の江戸侍屋敷が建ち並んでいた。甲州街道は江戸の次は高井戸まで宿がなかった。
距離が離れているので新しい宿場を造った。内藤新宿と名付けられた。
NHKブラタモリで新宿特集の時に言っていた。

民謡に追分と呼ばれるものがある。
民謡は労働や暮し風土で各地に生まれ口伝えで継承された。
炭坑節や真室川音頭は炭鉱や鉱山で働く男たちの歌で卑猥なものが多い。
それを大正、昭和に専門の音楽家を入れみんなで歌える歌にした。

民謡には次のようなものがある。
  1. 音頭 花笠音頭、東京音頭
  2. 祝唄、長持唄(婚礼)、祭り唄
  3. 労働の唄 木挽き唄 地突き唄、田植、大漁唄、茶摘み唄、酒造り唄 舟唄 石切り唄
  4. 追分 馬子唄 牛追い唄
  5. 座敷唄、酒宴唄
  6. 盆踊り唄
  7. 甚句
  8. わらべ歌
  9. 子守唄 五木の子守歌
五輪の閉会式に東京音頭が流れた。外国の人もノリノリで踊っていた。
ヤクルトスワローズの応援歌は東京音頭なんですね。
高校生のマーチングバンドを見に行った曲がノリノリの八木節だった。