懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

軽石の漂流に思う

2021年11月02日 | 日記
軽石の漂着

小笠原諸島の福徳岡ノ場の海底噴火の噴石が、1000キロ離れた沖縄に流れ着き迷惑している。船の機関の冷却水に海水を使っている配管やストレーナー(濾過機)に頻繁に詰まると運航に支障がでる。
港や浜辺に打ち寄せた物は人海戦術で回収している。海底火山の噴火が収まらない事には軽石は噴出続ける。

軽石を見ると園芸用の日向土に粒径も硬さも似ている。
海水を吸っているので1年位雨に晒せば園芸用に使えないか。蘭や観葉植物の土によいと思う。火山の噴石で園芸用土として売られているのは鹿沼土、日向土、桐生砂、富士砂、蝦夷砂がある。水はけがよいのと水も吸い込み保水する土である。
鹿沼土は赤城山の噴火で栃木から茨城に飛んでいる。鹿沼あたりはかなりの厚さの鹿沼土が積層している。
栃木には大谷石という軽く切りだし易い石がある。軽石凝灰岩、火山活動で堆積した石の層

関東は富士山の火山灰と浅間山の火山灰が積もった地層が多い。
鹿沼土は酸性のためサツキの栽培には向くが松には向かない。

火山の噴石は2ミリ未満が火山灰 2ミリから64ミリが礫、それ以上が塊

火山の礫は軽石で水に浮くのか、火山の溶けた噴石にはガスや空気が含まれていて高圧から大気中に放出され気体や水蒸気が膨張して軽石になる。
トウモロコシを調味料と高圧に温め大気に開放するとポップコーンになる。
米で作ればパンパン菓子のパットライスになるのと同じかな。