懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 堆肥切り 島根県旧広瀬町

2021年11月06日 | 懐かしい物
稲藁を牛糞や鶏糞と混ぜ堆肥にしている。
藁切で細かく刻んでいる。
この田に刻んで入れるのだろう。
藁切は刃が付いているので子供の指など簡単に飛ばす。

冬のパラリンピックのスキー距離で金メダルを獲った岡山県の選手は子供の頃に藁切で手首から落とした。
職場にも人差し指を藁切で落とした人がいた。よく切れる刃物は怖い。

堆肥を作るのに藁や落ち葉を分解するのには窒素肥料がいる。
藁や落ち葉の分解には藁落ち葉の炭素C分解するには窒素肥料Nが5パーセントから10パーセントは必要である。これをC/N比という。
窒素肥料は尿や牛糞鶏糞にアンモニアの形でふくまれている。
人間や動物の身体も体内でアンモニアを作る化学工場である。

江戸時代は化学工場でアンモニアを作る技術がなく、人の尿を集めて銃の火薬の原料の硝酸アンモニュームを作っていた。