ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

抱卵(2)

2018年08月25日 18時10分53秒 | 鶏の話
鶏の抱卵を見るたびに思う。
いったい鶏は自分の子供を育てたいと思ってるのだろうか?
それともボランティアで育てているのだろうか?
ほとんど飲まず食わずで21日間も抱いて孵したヒヨコ。
さらに数カ月ヒヨコを育てる。
ところがそれが自分の子供の、自分が産んだ卵から孵ったひよこの可能性は極めて低い。

もちろん野生の状態だったらこんなことはない。
数日間かけて卵を産み、そして抱いて孵す。
ところが鶏小屋の中ではそうはいかない。
自分の産んだ卵だけじゃない、他の鶏が産んだ卵も抱くことになる。
他の鶏もそこらへんを狙ってて、
抱いてる鶏を見つけるとすぐそばで卵を産む。
そして誰の卵かもわからぬ卵を抱き、孵し、育てる。
これがボランティアでなくて何だろう?
でも鶏はきっとボランティアとは思っていない。
きっと自分の子だと思っているのだろう。
ここらへんが妙にむなしい、妙に悲しい。
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抱卵

2018年08月25日 17時30分57秒 | 鶏の話
昨日から何やら怪しげ。
そして今朝確信した。
やっぱり卵を抱いてるな!

それで隣の町の「味わいの里」~生産者直販店に行った。
ここでは時々アローカナの卵を売っている。
もちろん我が家のアローカナの卵を抱かせたらいいのだけど、
他の血も入れないといけないと思って買いに行ったのだった。

でもそこに出店してる人は烏骨鶏も飼ってるらしく、
どうやら純粋のアローカナではなく烏骨鶏の血も混ざっているようだ。
でもそれでもかまわない。
メンデルの法則に期待して我が家のアローカナとの交配でそのうち純血種のアローカナが生まれるに違いない。
普通だと市販の卵はほぼすべて無精卵。
でも烏骨鶏は有精卵の可能性が高い。
アローカナも同じことが言える。

というわけでアローカナの卵を買いに行った。
でも・・・せっかく行ったのに・・・なかった。
それで駐車場で待つこと数十分。
再度見に行ったら片隅にパックに入った3個の卵。
よく見たらラベルに「アローカナ」と書いてある。
えっ、アローカナ?
卵が青くない!
これなのに「アローカナ」というのはちょっと強引じゃない?
でも多分この卵アローカナと烏骨鶏の混血。
きっとアローカナの血も混ざっているのだろう。
それに3個!というのがいじらしいじゃない。
普通だったら6個や10個単位。
ところが3個!
3個しか生んでくれなかったんだなぁ~
我が家と同じくきっと小規模養鶏家何だろうなぁ~
そんなところが可愛くてちょっと躊躇した後、買ったのだった。

そして今、抱卵してる鶏は、この3個の卵も一緒に抱いている。
この3個のうち1個でも孵ってくれたらいいのだけど・・・
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