ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

晩秋

2023年11月30日 19時35分42秒 | 田舎暮らし
今日で11月が終わる。
これから真面目に冬だね。
もっとも今までも冬日は続いていたけどね・・・
でも11月と12月じゃ気分的にはまったくちがう。
そうそう今年ももう1か月しかないのだものね。
困ったもんだね、今年もまたまた無駄に過ごしてしまったよ。
今日無事、今週も無事、今月も無事、今年も無事・・・
まあこれでよかったのかもしれないけど。

庭の紅葉は今年もまた紅くならないで、黄色いままで散ってしまいそう。
これが毎年の晩秋の悩みだ。
田舎暮らしをはじゅめたころ、裏山から40センチほどの実生苗の紅葉を掘ってきて、庭に植えた。
それが今では3メートル近くまで成長したけど、いつも黄色い葉のままで散ってしまう。
今年は紅くなるかな?
それが晩秋の楽しみなのだけど・・・
今年もまたまたこの楽しみは来年まで持ち越しそう。
来年こそ紅くなるかな?

数日前から薪ストーブを使っている。
石油ストーブや電気ストーブよりもとっても手間がかかるけど、
なんともほんわり暖かい。
それに燃料代はただ!
でも・・・ただより高いものはない。
この薪を作るのにどれほど手間がかかることか!
でも・・・燃料代はただ!
そしてこの「ただ」がどれほど貴重なことか。
そのために、薪をちまちまちまちま、みみっちく使っている。
でももう薪ストーブを使うのも、きっとあと一年か二年、せいぜい数年だろう。
なんともなんとも面倒だから・・・

ホームページのプロバイダーから通知が来た。
「ホームページのサービスは来年3月でもうやめるからね~、後はもう知らんもんね~」という通知が。
今までメールもホームページもODNを使ってきた。
ODNって今では知らない人が多いだろうけど、もともとはNTTやKDDIと並ぶ日本の3大プロバイダーだった。
ところがソフトバンクに買収され、それ以後すっかり影が薄くなった。
きっとユーザーをソフトバンクに取り込むのが目的だったのだろう。
というわけで「ホームページのサービス、後はもう知らんもんね~」の通知。
でもまあ、こちらは少しも構わないよ。
もう10年以上も更新していないし、今更ほかのプロバイダーのホームページに引っ越すのもなんか面倒だし・・・
このままなくなっても、いいんじゃない?
田舎暮らしのことや山羊の話、鶏の話などいっぱい乗せてるけど、
でももうなくなってもいいんじゃないかな・・・
なんて思っている。
だからホームページ「ぐうたら里山暮らし」読んでない人、今のうちだよ。
もう来年度はなくなるかも知れないよ。
なんのためにもならないしょうもないホームページだけどね。
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町のイスキア記念コンサート

2023年11月20日 18時01分32秒 | 音楽の話
季節外れの夏日の後で、
突然冬がやってきた。
油断大敵雨霰、
そうそうあられさえも降ってきた(2日前の話だけど・・・)

こんなとき気になるのは気象予報の最低気温。
5℃を下がると霜が降り、そのまま外に出してたら、蘭や多肉植物が悲惨なことになる。
でも幸い、いつもは信じない気象予報士のお言葉を信じたおかげで、
前日に室内に取り入れていたので、鉢植えはみな無事だった。
たまには人の言うこともきくものだ。

いえいえそんなことではなくて、コンサートの話。
最近ますます無精になって、寒くなると、
まるでミノムシのように家の中に閉じこもっているのに、
なんと、一昨日、霰の降る中、コンサートに行って来た。
「町のイスキア記念コンサート」に。
同じ市の古民家でのコンサート。
コンサートはもうこれで9回目、そして来年10回目で終わりだとか・・・
そうかぁ~、間もなく10年目か~、
皆勤賞ではないけれど、ほぼ毎年行っている。

来年で終わりとはちょっと、とっても、残念だけど、
でも10年もよく続いたよね。
特に地元の歌手の長谷川萌子さんとピアノの岩崎宇紀さんはもとより、
チェロの 、東京で、最近はヨーロッパで活躍されてるという、諸岡由美子さん、とってもありがとう!感謝です!

・・・なんてことはおいといて、さてとっても寒い中でのコンサート、
最初はピアノ独奏「キラキラ星変奏曲」
えっ、この曲って、ピアノの発表会で小学生がよく弾くあの曲?
そうそう、そうなんですよ。
でもね、このコンサートではおなじみのピアノの岩崎宇紀さん、
なんか性格が変な(?)宇紀さん、普通に弾くわけないよね・・・
そうそう、やっぱり・・・!
やっぱりやっぱり、期待を裏切らなかった。
それはジャズ風な変奏を入れての演奏だった。
でも不思議になんの違和感もなかった。
この単純な主題がどんな変奏にもよく似合う。
バッハのフーガの技法の主題のように・・・
これだったら、もっといろんな変奏を入れても面白いかもしれない。
ジャズだけでなく、ロックや、タンゴや、ワルツや、ブギウギや、果ては演歌や、音頭まで・・・いろんな調子の曲を入れて、
最初は原曲の主題と変奏を3曲ほど入れて、それからはハチャメチャな変奏の後、最後は原曲で締める・・・なんて面白いと思わない?
こんな風にあの楽しい演奏を聴いているとついつい妄想は膨らむ。
さてそのあとずっと楽しい演奏が続いたけど・・・まあ、そんなこと書くのはおいといて・・・
だって最近はますますぐうたらになったので、書きだしたらきりがない、
面倒なので端折って、来年のコンサートの話。

最近ますますぐうたらになったので、来年はきっと最後のコンサートだろうけど、行けるかどうかわからないけど・・・
もしもいけたら・・・ぜひバッハの無伴奏チェロ組曲を聞きたいな、何番でもいいけど・・・ひっそり、しみじみ、聞きたいな・・・最後に最後に聞きたいな・・・

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晩秋・・・?

2023年11月03日 17時52分26秒 | 田舎暮らし
晩秋とは思えなような暑さが続いている。
でもね、冬は確実に来ているんだよ。
冬の準備をしねければね。
というわけで昨日は柿の収穫。
今日は薪ストーブの煙突掃除。
柿は今までで最悪の不作だった。
おかげで1日で終わった。
柿だけじゃない、柚子の収穫もめっためた。
ポポーもめっためた。
もっともポポーは我が家の嫌われ者。
収穫しても誰も食べようとしないので、これはこれでちょうどいいのだけど。
煙突はそんなに煤はたまってなかったので、これもまあまあそれなりに早く終わった。
かくて冬の準備もそこそこ終わり、後はシイタケの榾木作り。
これはちょっと迷っている。
今年やるか、今年は止めて1年後にやるか・・・
でも1年後には榾木つくりの体力がまだ残っているかな?
でもまあ、何とかこれで今年も終わり、明日は明日の、来年は来年の風任せ。
やりたいことはいっぱいあるけど、やり残したことはいっぱいあるけど、
それをやらないで、あとは呑んで呑んで怠けて暮らす・・・これぞぐうたら道の極意というべきか。
今年もまたまたぐうたらに終わりそうだ。
そうそう、すべてこの世はこともなし。
ぐうたら百姓もこともなし。

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ながい坂

2023年11月02日 17時55分33秒 | 本の中から
昼真はもっぱらぐうたら暮らし、夜はもっぱら読書で過ごす。
晩の8時ころにはもう寝て朝の7時には起きる。
その間、寝ては起きたり、起きたり寝たり・・・
浅い浅い眠りの中で夜を過ごし本を読む。
そのため長い睡眠時間の割には睡眠不足。
それで昼食後は1時間ほど昼寝をする。
なんともなんとも、どうしようもないぐうたら暮らしだ。
でもまあこんな暮らしこそ最も自分に向いた生き方。
そうそう子供のころから、まったくどうしようないぐうたら人間だったのだから。
子供のころにあこがれていた職業は灯台守。
暗くなったら灯をつけて、明るくなったら灯を消す。
あとは小屋にこもって本を読んだり、飽きたら釣りをしたり、ぼけ~っと海を眺めたり・・・そんなことして暮らしをしたいなぁ~なんて小学生のころから思っていた。
そうそう子供のころから、まったくどうしようないぐうたら人間だったのだ。

いえいえこんな話じゃなくて読書の話。
今、色々ある趣味の中できっと最後に残るのは読書だろう。
なんせ寝転んでてもできる。
うつらうつら・・・居眠りしながらでも・・・時空の旅を楽しむことができる。
これほど自分に合った楽しみはない。

本はなんでも読むけど、好きなのは西洋の古典。
現実の日本とかけ離れれば離れる話ほど時空の旅の楽しみが増す。
その一方で時代小説や戦争物やミステリーは避けてきた。
なんせ根が平和主義者なので人を殺して喜ぶ、人の殺し方を楽しむ・・・そんな趣味は到底持ち合わせていないから。
時代小説はなんとも殺伐とした世界、仇討ち、お家騒動、捕物帳、斬ったはったの任侠の世界・・・こんなものには到底馴染ない。
戦争小説・・・これはまったくひどい。
時代小説も推理小説も所詮、一人、あるいは数人、あるいはせいぜい十数人殺すだけの話だ。
赤穂浪士だって、見方によっては、一人の老人を47人が寄ってたかって惨殺した・・・まあ他にも巻き添えになった人は何人かいただろうけど、それだけの話だ。
ところが戦争ものとなると何百何千何万という人が死んでいく・・・到底読むに堪えない殺伐とした世界だ。
殺伐とした世界というと、時代小説も殺伐とはしているけれど、それなりに仁義がある
 お控えなすって、お控えなすって、手前生国と発しますところ・・・
なんてそれなりの挨拶をしてから殺し合いに参加するとか、
戦の時には、
 やあ~やあ~我こそは坂東一の剛の者、熊谷次郎直実なるぞ、
 いざいざお立会いあれ~!
なんて風にお互いに名乗り、今ではサラリーマンが初対面の折、名刺を交換して、「わたくしこういう者です」、なんて名乗りあうようにいきたいもの。
もっともこの最低限のマナーも蒙古相手にはまったく通用しなかった。
 「やあ~やあ~我こそは・・・」なんて言ってる間に取り囲まれて矢を射かけられたちまち殺されてしまった。
そうそう、だって相手は日本語をまるで分らない人たちだったのだから。
そこでまずは、日本語教育をして、せめて「やあ~やあ~我こそは・・・」なんて言葉の意味が理解できる人たちだけに入国を許し、まずはそんな人達とだけ戦をすべきだった。
これは今でもいえる。
今多くの事実上の移民がやってきている。
その移民にまずは日本語教育を受けることを勧めている。
でもそんなこと無駄なこと、日本語教育は強制ではないので、日本語がまるで分らなくとも外国人だけで通用するコミュニティー社会でもきていける、
そこでは日本の法律を守らなくても生きている。
それなら最初から日本に来てから日本教育をさせるのでなく、最低限の日本語ができる人だけ受け入れたらいい。
せめて「やあ~やあ~我こそは・・・」と自己紹介できる人間だけでも受け入れるべきではないか?

いえいえこんな話じゃなくて時代小説の話。
最近時代小説も読んでいる。
戦国時代やそれ以前のあるいは幕末・明治維新前後の歴史小説の話ではなく、江戸時代の話。
 印籠をとりだして、「これが目に入らぬか~!」「ははぁ~~~!!」
なんて話や、
 酒を飲みながら~越後屋や越前屋に「おぬしも悪よの~」なんて言いながら底が重い菓子箱を受けとるシーンや、
「あれぇ~~~!」と叫ぶ町娘の帯といてくるくる回しながら楽しむおなじみの名シーン。
そんな時代小説の話。
こんな小説にうんざりして今までほとんど読んでこなかったけど、ふとした機会に、ふとしたきっかけで読み始めた。
それは西條奈加、梶よう子という作家の作品を読んで、これなら読めると思ったからだ。
どちらもホームドラマ風時代小説。
そんなにおどろおどろした場面は少ない。
それでこの2~3年、2人の作家の作品を中心に時代小説を読んできた。
その一方で同様に今までほとんど読まなかったミステリーにも手を出した。
ミステリー小説に特に欠けているのはユーモア。
ところが東川篤哉のユーモア・ミステリーともいうべき本を読んで、これなら読める、これなら書けると、と思った。
実際には書けるわけないのだけど、そんな感じのする作品だ。
でもまあミステリーの話は置いといて、時代小説の話。
二人の作家の小説をいろいろ読んだ後、今度はもっと本格的な時代小説を読んでみようと思った。
代表的な時代小説家というとやっぱり山本周五郎や藤沢周平・・・かな?
なんかそんなイメージがある。 
どちらも初めてだけど代表作を2~3本読んだらいいかと・・・
そこでまず山本周五郎「ながい坂」を読んでみた。
ながいながい小説でもう少し短くできたのではないか?
3分の2くらいの長さだったらもっとしまったのでは?
それに週刊誌に連載されてた小説だとか、
連載の場合だと連載ごとに小さなピークをもっていくことだけでなく、
連載の継ぎ目を気づかせないことがポイントだと思うけど、そこらへんがどうだろう?
なんか継ぎ目が気になった。
そのてんアレクサンドル・デューマの「三銃士」、これも連載小説だったそうだけど、見事だと思う。
まっそんなことは置いといて、お決まりのお家騒動などもあり楽しく読めた。
これからはあんまり毛嫌いしないで時代小説も読んでいこうね。
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