まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

トオル日和

2007-05-25 | 日本のドラマ(単発)
 録画してた土曜ワイド劇場「刑事殺し」を観ました。土ワイ30周年記念作品は、大好きな仲村トオル主演。
 同僚殺しの真相を追う刑事・仲村トオル。めっちゃカッチョEクールでシャープで、それでいて男の色気もあって。長身でスタイルも抜群!スーツ&コートが似合う男って、萌え~まったく崩れたところがない(TV版「海猿」で見せた肉体美の見事さ!)。彼って、ビーバップ時代から、あんまし変わらないですよね。福山雅治とかと同じで、劣化老化が目立たない。年下のスマップの連中のほうが、よっぽど汚くなってるよ。
  
 演技も、ヘンに熟達・円熟した中年じみた老成感がなく、まだ青年の残滓もあるところが、いい感じ。インファナル・アフェアの頃のトニさん的魅力。クールだけど、怒ったりスゴんだりすると、結構迫力があって怖い。さすが、不良でゴメンなさい~♪な元ビーバップ。マフィアの若親分役とかも、似合いそう♪でもホント、うまくオトナの魅力を出し始めてるトオル。それに比べて、織田ゆうじ&キムタコは...Do you know how old you are?
 トオルを囲む面々も、シブくて濃いメンツ!
 古谷一行、最近では主役にこだわらない、なかなかの名バイブレイヤーぶり。さすがにもう金田一役はキツいけど、こーいった酸いも甘いも噛み分けたシブいオヂさま役で、今後も重宝されるのでは。渡瀬恒彦同様、今でもバイアグラ不要な現役バリバリっぽさが、素敵です。ただの理解ある上司役ではなく、色恋がらみなところが、やっぱ金妻&失楽園の男。
 きゃmy dear 六平直政も登場♪息子のようなトオルの部下役。鬼瓦みたいな顔の善人役は、もはや六ちゃんの独壇場。
 その他、村田雄浩、宇梶剛士に斉藤洋介、板尾創路、引越しの堺のオッサンなど、地味だけど芸達者たちが好演。チャラチャラした若いタレントの学芸会を見慣れた目には、みんな感動的な演技と存在感でした。
 殺された刑事の妻役、麻生裕未がexcellent!透明感がある妖しい美しさ。今回や昨年末の「波の塔」のような、貞淑に見えて実は...なワケあり薄幸女だけでなく、サイコに近いヤな女(内舘牧子の「年下の男」の彼女、めちゃ怖笑)、アホに近いボケ女(小林ネンジ主演の窓際税務官シリーズの、ドモリちゃん)とか、硬軟自在。美人な上に演技派で、ひょっとしたら彼女って、ナニゲにスゴい女優かも?夫の葬式シーンでの喪服姿が、ほんと美しかった。
 麻生裕未に比べ、トオルの妻役が...山本関西の娘?馬みたいな顔。夫が家庭を疎かにする(つっても、結婚記念日を忘れたり、帰りが遅くなる程度)のにキレて、別居断行。夫を亡くした麻生裕未の前で、トオルと仲良く夫婦喧嘩する無神経さ。お気楽すぎるキャラも、ちょっとイラ&ムカ。
 あと、なぜか関西弁なキャラが頻出。板尾と引越しの堺の人、それになぜか花屋のオバハン(喪服姿で見るからに憔悴してる麻生裕未に、旦那さまから結婚記念の贈り物で~す♪と、めちゃくちゃ明るく花を差し出す、とっても鈍感で非常識なオバハン)まで。あれって、舞台は大阪だったの?!
 あと、トオル一家の住むマンションが、スゴい豪華で瀟洒だった。刑事の給料では、かなり無理があるのでは...
 

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