12月2日
夏に読んでいた、フォークナー「野生の棕櫚」が、加島祥造さんの訳で中公文庫から出ました。約60年ぶりの文庫化です。詳細を書いたか忘れましたが、私は新潮リバイバルの大久保訳で読んで途中でどうしても意味がとれないところが出てきたので、全集の古本を手に入れて読み切りました。今回の訳は、1978年の学研世界文学全集のもの。全集版よりいいのは、会話で、女性がどんな男性にも敬語を使うという昔の日本の悪しき習慣が訳文から完全に消えていることです。より自然に読めます。これも書いたかどうか忘れましたが、「八月の光」を三分の二まで読んだけど、あまりにつまらなくて読むのをやめました。クリスマスという人物に興味も共感も持てなかったです。まだ、「響きと怒り」のほうがいいと思いました。たぶん、やっぱりフォークナーは私にはあまり縁のない作家なんだと思います。でも、「野生の棕櫚」は別で、なにかすごく惹かれます。いまももう、加島訳で再読を始めているくらいなので本当に好きなんだと思います。ぜひ、読んでみてください。
夏に読んでいた、フォークナー「野生の棕櫚」が、加島祥造さんの訳で中公文庫から出ました。約60年ぶりの文庫化です。詳細を書いたか忘れましたが、私は新潮リバイバルの大久保訳で読んで途中でどうしても意味がとれないところが出てきたので、全集の古本を手に入れて読み切りました。今回の訳は、1978年の学研世界文学全集のもの。全集版よりいいのは、会話で、女性がどんな男性にも敬語を使うという昔の日本の悪しき習慣が訳文から完全に消えていることです。より自然に読めます。これも書いたかどうか忘れましたが、「八月の光」を三分の二まで読んだけど、あまりにつまらなくて読むのをやめました。クリスマスという人物に興味も共感も持てなかったです。まだ、「響きと怒り」のほうがいいと思いました。たぶん、やっぱりフォークナーは私にはあまり縁のない作家なんだと思います。でも、「野生の棕櫚」は別で、なにかすごく惹かれます。いまももう、加島訳で再読を始めているくらいなので本当に好きなんだと思います。ぜひ、読んでみてください。