6月30日
8月26日(月曜)から9月1日(日曜)まで、新宿 PLACE Mで、カメラマン・宮島径氏と、「裏山現像」というタイトルでコラボ展をやります。――数年前に宮島さんが「裏山」というテーマで作品を撮り始めたときから、私の心の中にも「裏山」が居座って、一種オカルト的な共鳴音をつねに発信してきたような気がします。その結果、とうとう私の故郷の山まで宮島さんの作品として登場することになり驚きましたが、また同時にそれがとても自然なことのようにも感じました。実作業としては、私は言葉をいくつか書いただけなのに、宮島さんが「コラボ展にしたい」といったのは、きっとそういう目に見えない共鳴も含めてのことだと思います。そのように、今回の展示は宮島さんにとっても私にとっても非常にパーソナルなものになっています。といって、それは、和気あいあいとか、馴れ合いといった意味ではありません。ただ、二人とも、もはや身構えずに自分の背景を披露できる年齢になった、とはいえるでしょう。しかし、これはたんに展示の成立の楽屋話にすぎません。「世界とは、その瞬間の世界の雰囲気のこと」――私自身の言葉ですが、展示会場には、宮島さんにも私にも予想できない「世界の雰囲気」が、見る人の数だけ現像されるに違いありません。ぜひ現場でそれを感じてみてください。
8月26日(月曜)から9月1日(日曜)まで、新宿 PLACE Mで、カメラマン・宮島径氏と、「裏山現像」というタイトルでコラボ展をやります。――数年前に宮島さんが「裏山」というテーマで作品を撮り始めたときから、私の心の中にも「裏山」が居座って、一種オカルト的な共鳴音をつねに発信してきたような気がします。その結果、とうとう私の故郷の山まで宮島さんの作品として登場することになり驚きましたが、また同時にそれがとても自然なことのようにも感じました。実作業としては、私は言葉をいくつか書いただけなのに、宮島さんが「コラボ展にしたい」といったのは、きっとそういう目に見えない共鳴も含めてのことだと思います。そのように、今回の展示は宮島さんにとっても私にとっても非常にパーソナルなものになっています。といって、それは、和気あいあいとか、馴れ合いといった意味ではありません。ただ、二人とも、もはや身構えずに自分の背景を披露できる年齢になった、とはいえるでしょう。しかし、これはたんに展示の成立の楽屋話にすぎません。「世界とは、その瞬間の世界の雰囲気のこと」――私自身の言葉ですが、展示会場には、宮島さんにも私にも予想できない「世界の雰囲気」が、見る人の数だけ現像されるに違いありません。ぜひ現場でそれを感じてみてください。