れもん日和

日々の生活の報告

青春の地で

2023-10-16 10:47:29 | 日記
   金木製の香りが甘やか

母校の武蔵野音楽大学からは同窓会だよりなどが郵送されてくるほか、以前は公開演奏会の案内が来ていたのですが、
いつからか来ていません。
それが、先日指導者のための無料公開講座の案内が送られてきました。
講座がたくさんあり、昨日は1日がかりで4コマ、それぞれ1時間半の講座が組まれていました。
最後は1つ限りですが、3コマは、いろいろな内容の講座から選ぶことができ、私もピアノに関する講座を選び、
夫と一緒に出かけました。

江古田校舎が建て替えられてから、初めて入ることが楽しみで行きましたが、当たり前ですが、全く変わっていて、今時の感じ、きれいで
設備が整っています。この校舎はもともとはとてもレトロな感じの校舎であり、私も好きでしたが、なんだか寂しい思いもありました。
はじめの会場、「ベートーヴェンホール」に入ると、こちらはロビーから昔のままだったのです。ほっとしてしまいました。

私は3つの講座がこの会場、最後は新しくできた「ブラームスホール」でした。
全体の参加者はとても多くて、世代も様々でしたが、私くらいの世代は1%ほど。。
しかも、、ロビーに年代別の卒業アルバムが置いてあったのですが、1990年以降しかありませんでした。
80年代は、もう退職する世代で、参加は見込めないだろうとのことからか・・・。ちょっとショックでした。

講座はどれもとても良くて、いろいろ参考になりました。講師としては、直接の友人ではないですが、教授になった同級生や先輩、後輩、
顔を知っている方が登壇されていて、こちらも懐かしいような嬉しい気持ちでした。

帰りに江古田の街も歩いてきたのですが、私たちが集まっていた店は全く残っておらず、様変わりしていました。
もう40年近く前になるのですから、当たり前なのですが、それでもワープしたような気分になっていたので残念でした。

もしかしたら、ずっと会っていない同級生などに会えるかもと思いましたが、見かけませんでした。というよりも、お互い分からないと思うのです。
やはりあまりに時が経ちました。
親しくしていた友人とは年賀状のやりとりがありますが、地方に住んでいる方とは長いことお会いしていません。

昨日は元学生の皆さんの中にいて、武蔵野のカラーを感じました。それは実直な方が多いという印象なのです。
その空気に、うんと昔、この大学に入った頃の自分を思い出しました。
素晴らしい学びができ、温かい友人関係を築けた大学生活でした。
本当に幸せだったと思います。
それを無駄にするわけにはいかないと思いました。


     本日の音楽・・・・・・・プロコフィエフ  ピアノ協奏曲第5番         タッキーノ(Pf) フロマン指揮 ルクセンブルク放送交響楽団



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