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興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

わが家の庭の花たち

2025-04-23 | 季節の移ろい

4月も半ばを過ぎ、わが小屋(しょうおく)にも花が咲きそろってきた。

上の写真はナニワイバラ。もう20年以上も今の時季、この場所に咲き続けている。
枝が伸びて、これまで何回も刈り込んできているのに、数は減っても花は咲く。

 

 


   

ただ、花の命は短い。毎日次々に咲いても、ニ、三日で順次散ってしまう。
散る潔さは桜の花以上かもしれない。

道に落ちるナニワイバラの花びらを掃除するのが、今はたいへんである。 (家内が

 

 

 

   

   庭の花壇。

 

 

 

   

チューリップは黄色と赤が散っていまい、少し遅れて咲いたオレンジ色がまだ残っている。

 

 

 

   

カモミールも咲きそろってきた。

香りがいいので、花の部分を摘んで網の袋に入れ、お風呂に入れている。

 

 

 

   

庭のすみにはスズランが咲き始めた。

 

 

 

   

スズランはいつもすみっこに咲き、下を向いている。
なぜかひかえめな花である。

でも愛らしさはどの花にも負けない。清潔感も他の追随をゆるさない。
ヘタに自己主張をしなくても、見る人は見てくれているのです。

花の本格的な季節が始まった。


菜園の現況 2025年春 4月

2025-04-18 | 菜園の四季

4月に入って、わが家の菜園の野菜たちは、だいぶ大きくなってきた。

上の写真、手前の二畝はジャガイモ。左の畝が男爵、右が北アカリ。
5月の半ば過ぎには食べることができる。

 

 

 

   

これはブロッコリー、カリフラワー、レタスの畝。

レタスはハンサムグリーンという銘柄(種)とのこと。
なんとさわやかなネーミングなことか。まるでわたしをイメージしたようである。(まさか)

写真には写さなかったが、別な畝に玉レタスも育っている。(こちらの名前のほうがコロコロと太めのわたしのイメージ)

玉レタスの畝には、とんがりキャベツも植えている。(キャベツの一品種)

キャベツは、わが家の毎朝のサラダには必須である。植える時期をずらし、品種を選び、年間、できるだけ切れないようにしている。

 

 

 

   

これはらっきょう。小さいうちに穫って(若穫り)、エシャレットのように生で味噌、マヨネーズをつけて、もう食べ始めている。

この畝の奥の方にタマネギが植わっている。タマネギは今年、なぜか生長が遅い。昨年末から3月にかけて雨が少なく、乾燥した日々が続いたせいかもしれない。

タマネギはわたしの大好きな野菜の一つだ。煮物にすると甘みが出るし、生のオニオンスライスも好き。
スモークサーモンやハムは、オニオンスライスを中に入れ、くるりと丸めて食べると、味がワンランクアップする。

元気に大きく育ってほしいものだ。

この畝の左の畝では、ニンニクが元気に生育中。
ニンニクはいうまでもなく、肉にも魚にも合わせるなど、応用範囲の広い食材である。

 

 

 

   

スナップエンドウ(手前)とグリンピース。

先月立てた支柱とネットに、元気にからみついている。






  

    ♪ 白い花が 咲いてた
  ふるさとの 遠い夢の日
  さよなら と云ったら
  黙って うつむいてた お下げ髪
         (寺尾智沙/詞 田村しげる/曲 岡本敦郎/唄「白い花の咲く頃」より)

グリンピースには、お下げ髪の少女のような、純朴でかわいい、白い花が咲いていた。
花びらの根元の若草色がすがすがしい。

 

 

   

グリンピースの実が生り始めている。これからどんどん中身が入り、大きくなってくる。

グリンピースの炊き込みご飯は、初夏のわが家の定番。わたしの大好物である。


菜園にはほかに、ダイコン、ニンジン、インゲン、エダマメ、タケノコイモなどが育っている。

トマトとナスは、近々苗で植える。


赤い花、白い花、みんななかよし

2025-04-10 | 季節の移ろい

散歩道の源平桃(ゲンペイモモ)が、今年も満開になった。
ここはよそのお宅の玄関先。高さが5メートルほどもある見事なハナモモの木である。

源平桃は、白い花と赤い花が同じ木に咲く。
白色の花を源氏の旗、赤色の花を平氏の旗に見立て、それが同じ木に共存していることから源平桃という名前がついたという。

敵対より友好、対立より融和、戦争より平和を象徴する木といえようか。
戦争当事国の指導者たちには、大いに見習ってほしいものだ。


ところでよく見ると、白い花と赤い花が共存するといっても、全体に混在しているのでなく、枝ごとに赤い花の咲く枝と、白い花の咲く枝がはっきり分かれている。

といっても、白い花の咲く枝に、赤い花が咲いていたりもする。
源平桃は、形にとらわれない柔軟性を持った木なのだ(と言っておこう)

 

 

 

    

幹には赤い花と白い花がくっついて咲き、‘ナカヨチ~’ していた。


霞のち花見

2025-04-04 | 季節の移ろい

今朝は、めずらしく霧の立ちこめた朝だった。

きのうまでの5日間の雨で、空気中に水蒸気がたまり、それがきょうは雲が切れ放射冷却が進んだので、無数の微細な水滴となって辺りに立ちこめたものであろう。

きょうは雨だけでなく、しばらくぶりに気温も上がるようなので、数日前に開花した桜の、格好のお花見日和になりそうだ。

ところで「明鏡国語辞典」を見ると、霧は「平安時代以降、春に立ちこめるものを霞(かすみ)、秋のものを霧(きり)と言い分けてきた。」とある。

したがって今朝のは、霞と呼んだほうがいいのかもしれない。知りませんでした。

きょうは「霞のち花見」と洒落込もうか。


光と影の饗宴

2025-03-21 | 随感・偶感・歳時感

朝一番の陽の光を浴びたわが家の水仙。

水仙は、春の花壇のプリマドンナである。
いち早く咲き、スポットライトを一人占めにしている。

といっても鉢植のビオラを除いて、花壇にはまだほかに花は咲いていないけど。

花壇では、花はまだだがチューリップの葉が、日に日に大きくなっている。

 

 

 

   

黒い影が、背後から葉っぱを襲おうとしている。

 

 

 

     

というのはウソで、葉っぱの影が後ろの石に映っていたのだ。

散歩道で見つけたこの “石舞台” では、主役は花でも葉でもなく、影だったのですね。

誰しも、いつだって、自分が自分の人生の主役なのだ。どんな時にも誇りを失わず、自信を持って日々生きていこう、とこの影は言っている。

 

 

 

   

かがやくコサギ。

いうまでもなく、コサギが光を発しているわけではない。‘半逆光’ による陽の光のなせるわざだ。

でもこのコサギ、顔を上げ、スッと背筋を伸ばしている。
「わたしきれいでしょう」
と言っているように見えなくもない。

少々自信過剰でもいいから、プライドを失わず日々過ごしていきたいものですね。


菜園は春の作業スタート!

2025-03-12 | 菜園の四季

昨日、今日と、菜園作業に行ってきた。わが家の菜園は、家から歩いて8分ほどのところにある。

昨日はグリンピースの畝(うね)に、グリンピースの蔓(つる)をはわすネット(蔓ものネット)を張るための、ネット用の支柱を立ててきた。

畝に沿って縦の棒を9本地中にさし込み、横棒を渡してヒモで固定。

さらに縦棒の補助棒を、畝のわきに立ててきた。

 

 

 

   

今日、この支柱に「蔓ものネット」を張ってきた。

これから初夏にかけて、グリンピースの蔓と葉がどんどん生長し、高く伸び、この網にからみついてくる。

ネットの支柱を地中に深くさし込んだから、グリンピースが豊作になってたっぷり実っても、少々の風ならネットが倒れることはないだろう。

6月にはさや(莢)に実が入り、収穫できる。グリンピースご飯が、最高に美味。

 

 

 

   

今日のわたしの作業は、タケノコイモ用の畝を耕し、施肥する手伝い。

この畝は昨年から先ほどまでライ麦を植えていた場所。ライ麦は耕す直前に菜園管理者の家内が刈り取った。(干して、敷きわらに使う)

わたしが畝を耕し、下に掘り、そこに家内が肥料を入れる。(写真)
肥料は鶏糞、牛糞に、家で作ったボカシ肥料。それに米糠。(すべて有機肥料)

そのあとわたしが、わきに除けておいた土をかぶせた。湿気を吸った春の土は重い。今日は重労働であった。

これで、5月にタケノコイモの種芋を植えるまでのあいだに、春の雨と日差しで、肥料と土の熟成が進み、最高の土壌となる。

タケノコイモはサトイモの一種なのだが、サトイモよりクセがなく、やわらかく、好みにもよるが煮物には最高である。

晩秋の収穫が楽しみだ。


日本の三大七味を味わう

2025-03-11 | 随感・偶感・歳時感

日本三大七味を買いそろえた。 

 

上の写真左から長野・八幡屋磯五郎、真ん中が東京・やげん堀、一番右が京都・七味家。それぞれの七味が日本の三大七味といわれている。

 

なぜそろえたのかというと、自分で実際にこの三者の味比べをしてみたくなったからだ。

日本の七味のベストスリーというからには、どれも美味しくないわけがないだろう。でも、ほんとうのところどれがいちばん美味しいのだろう。

 

また、七味は唐辛子のほかに山椒、陳皮、胡麻、生姜など、7種ほどの香辛料を使っているようだが、店によってその材料と配合割合が違うという。ということは三者で味、香り、辛さにどういう差があるのだろう?

 

興に駆られたわたしは、次第に居ても立ってもいられないような気持になり、自分で実際に食べ比べをすることにした。

 

八幡屋磯五郎はすでに持っていたので、あとの二つを購入。やげん堀は昨年秋、浅草に行った折、新仲見世本店で買い、七味家は京都の本店から通販で入手した。

 

八幡屋磯五郎は十数年前長野・善光寺前の本店で買って、以来長く愛用している。(中味の詰め替えは近くのスーパーで買える)

 

 

 

 

 

   

味比べは、お新香(糠漬け)に七味を少しずつ付けて、違いを見きわめることにした。(上の写真)

 

白い皿の上に出した七味は、左から七味家(やや黒っぽい)、真ん中がやげん堀(茶色)、右が八幡屋磯五郎(赤みが濃い)

それぞれを少しずつキュウリ、ナスなどの糠漬けに付け、香りを嗅ぎ、ゆっくりかじってみた。

ワインのテイスティングならぬ七味のテイスティング。日本酒の利き酒ならぬ ‘利き七味’ である。

 

はたして結果はどうであったか。わたしの鑑定結果は以下の通り。

 

七味家の七味は香りと辛みが渾然一体となった旨さ。やげん堀は香ばしさが立った味。八幡屋磯五郎は上品な香りのあとにしっかりした辛みがくる。

 

もちろんこれはわたしの私見。お新香でなく焼き鳥であったり、熱いうどんであったりしたら、評価はまた違うものになったかもしれない。

 

また実際のところ、七味をあれこれ続けて味わっているうちに、舌が麻痺してきて、何が何だか分からなくなってきたというのも正直なところである。

 

そんな状況ではあったが、結論めいたことをいうと、今回わたしはやげん堀の香りの高さにいちばん心ひかれた。

七味の材料にプチプチした歯触りの素材(麻の実か)も入っていて、噛んでいても楽しかった。

 

こんど七味が切れたら、やげん堀を買おうと思っている。今回の味比べでたくさん買ったので、当面切れそうにないが……。


ちらし寿司で晩酌

2025-03-04 | 美酒・美味探訪

きのうはひな祭り。

ひな祭りといえばふつうは雛人形と来るが、わが家ではちらし寿司と来る。
娘も独立しているし……。

家内がちらし寿司を作ってくれた。レシピは以下の通り。

今回の酢飯には黒酢を使った。ご飯が薄茶色。
これに、煮たニンジン、かんぴょう、しいたけをまぜて冷ましておく。

冷めたらここにさまざまなトッピングを載せる。(あるものでよい)

今回使ったのは天然ブリ刺身、マグロ刺身角切り、シラス、薄焼き卵(金糸卵)
とびっこ卵、花なると、そぼろ、紅生姜、塩ゆで菜の花。

酒はとりあえずサッポロのサクラビール。近くの河津桜も咲いたことだし……。
のち高清水の普通酒を冷やで。

晩酌にはちらし寿司は最強である。
手元にワサビをそえた醤油の小皿があれば、トッピングの刺身をつまみにできる。鮨飯も美味しい。


近くの河津桜がようやく開花

2025-03-03 | 季節の移ろい

2、3日前、散歩道対岸の河津桜が、ようやく咲いた。例年より1~2週間遅い。

本ブログでは、この木をほぼ毎年記事に上げているので、それが分かる。
今年は1~2月がたいへん寒かったから、開花が遅かったのはそのせいかもしれない。

 

 


   

こちらはいちばん上の写真の木の、50メートルほど左にある2本の木。花が咲いている。

これも河津桜だと思う。毎年同じ時期に開花するから。

 

 

 

   

近くで見た右側の木。まだ3分咲きといったところ。(きのう2日)

 

 

   

こちらは同じく近くで見た左側の木。これは5、6分咲きか。


きのうは20度越えの暖かさだったのに、きょうは一転冷たい雨の、真冬の寒さにもどった。

この冬は寒い冬だった。3月に入ってもまだこの寒さ。早く春らしい春になってほしいものだ。「今は温暖化だ」などと言ったのはだれだ!(八つ当たり)


寒さがゆるみ、菜園も本格始動

2025-02-26 | 菜園の四季

わが家の庭の梅がきょう26日、ようやくほころび始めた。

花芽は前からふくらみつつあったのだが、寒波がこの10日間ほど居座り、寒さがゆるんだきょう、やっと開花ということになった。

例年より1~2週間遅い。

 

 

   

開花した花は二つか三つ。

今年は花芽が多いので、咲き切ったら見栄えがすると思う。


 

 

   

今朝、家から徒歩8分ほどのわが家の菜園に、これまで家で育てていた苗の一部を、移し替えに行ってきた。

今朝菜園の畝に移し替えたのは、とんがりキャベツ、玉レタス、サニーレタス。

 

 

   

これは苗を育てていた紙製の鉢。このまま植えれば鉢は溶けて、土に同化するようだ。

菜園の世界もいろいろ工夫がなされているのですね。


苗の植え替えという軽作業をしたのは、菜園管理者の家内。
わたしはインゲンを植える畝と落花生を植える畝、二畝をクワを力いっぱい振り下ろして耕すという「重作業」。

疲れました。

この冬、寒くてウオーキングをサボり、ろくに体を動かさなかったせいでしょう。