興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

映画「スノーデン」

2017-02-13 | チラッと世相観察

先日、東武練馬のイオンシネマで、映画「スノーデン」を観てきた。

米国家安全保障局(NSA)が対テロ諜報活動の中で、‘疑わしい対象者’ のみならず、一般人の個人情報も極秘裏に、無差別に収集していたことを、元CIA職員エドワード・スノーデン氏が告発したというニュースが、2013年6月、全世界に流れた。

この映画は、そのスノーデン氏のそれまでの経歴と、告発にいたるまでの行動を、事実をもとに描いたセミドキュメンタリー映画である(オリバー・ストーン監督)

米NSAは大手ネットサービスに直接アクセスすることにより、国際的な規模で、一般人にいたるまでのメールやサイト、携帯電話の通話記録などの膨大な情報を、一方的に収集していたのである。

これはそのまま、権力者が善良なる一般市民を、いつでも恣意的に監視できることを意味する。

この映画では、主にスノーデン氏とそれを手助けしたジャーナリストたちの、権力に抗して真実を明かそうとした命がけの行動が再現されている。

描写にリアリティがあり、手に汗握る思いで、2時間余があっという間に過ぎてしまった。


今、国会で「テロ等準備罪(共謀罪)」の審議が始まった。‘監視社会’ の到来は、日本でも決して他人事ではないだろう。
多くの人に、今こそ観てほしい映画である。


「ニュース23」キャスター雨宮塔子氏の、オリバー・ストーン監督に対するインタビュー映像を You Tube で見つけた。
映画の内容も分かり、オリバー・ストーン氏の考えもよく分かる。
ご参考までに、以下に貼っておきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=KVKwOEJK4dQ

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カツ丼から海苔弁まで

2017-02-11 | 美酒・美味探訪

わたしは主食(米飯やパン)と副菜(おかず類)が一緒になった食べ物が好きである。

天丼・カツ丼などの丼ぶりもの、寿司や具入りおにぎり、サンドイッチに惣菜パン・・・。

なぜ好きかというと、主食と副菜を一緒にしてほおばると、味が「1+(プラス)1=(イコール)2」ではなく、「3」にも「4」にもなるからだ。

鰻の蒲焼定食より、鰻とご飯とタレがネットリからまった熱々の鰻丼(鰻重)をかっ込むほうがどれだけ美味しいことか。

同じく、カツ煮定食よりカツ丼。(写真)

ハム、トマト、レタスをそれぞれつまみ、合間にパンをかじるより、ミックスサンドにしてかぶりつくほうが明らかに旨い。

にぎり寿司にいたっては「鮨飯(すしめし)」と「鮮魚の切り身」が合体することにより、それぞれの域を超えた別次元の味世界が広がる。

いずれも “相乗効果” が生ずるのだ。

ほかにも、ハンバーガー、肉まん、中華まんなど、‘美味相乗効果型主食副菜一体化食’ は世の中に少なくない。

ふと思い出したのだが、中学生の頃よく持たせられた 「海苔弁」 もそうであった。

アルマイト製の弁当箱にご飯を入れ、その上に醤油に浸した海苔をしきつめる海苔弁は、昼にフタを開けると、そこにはご飯の湿気と半日という時間の恵みで、ご飯・海苔・醤油がほどよくなじみ、ワンランク上の美味が生まれていたのである。

海苔は、ウニやイクラを脇で支えるだけではない(軍艦巻き)。実は、みずからが時代を超えて、人々に食べることの幸せを与えつづけてきた名副菜、いや ‘主菜’ なのであった。


こんなことをアレコレ言っているあいだは、わたしの正月太り解消ダイエットは成功しないことでしょう。

2017.2.11

*写真は「池袋 満留賀」のヒレカツ丼。

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種のネーミング 2

2017-02-05 | チラッと世相観察

先日、「種のネーミング」と題して、おもしろい名前の野菜の種を取り上げましたが、新たに二つばかり仕入れましたのでご紹介します。

極甘キャベツ サトウくん」(キャベツ)と、「甘美人(あまびじん)(ニンジン)です。

「サトウくん」は、人の名前を連想させるところがおもしろい。
甘いキャベツであるということで、砂糖(さとう)の ‘音(おん)の響き’ も効いています。

佐藤は鈴木と並んで、日本でいちばん多い姓であるといわれます。
全国の佐藤さんの興味をひくだけでなく、知人の佐藤くんが好きな人も関心を持ってくれるかもしれません。

「甘美人」は、袋にニンジンの写真がなければ何の種か分からないところですが、「甘い」も「美人」も嫌いな人は少ないでしょうから、アピール力はありそうです。

上の写真は、甘美人がサトウくんに寄り添っている「甘々カップルの図」です。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/aa74cb224cd9aa4c46a322f9ba35ff4c

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銀河鉄道999電車

2017-02-01 | チラッと世相観察

先日、西武池袋線で事故のためダイヤが乱れ、ようやくやってきた池袋行きの電車は、「銀河鉄道999<スリーナイン> デザイン電車」でした。

アニメ「銀河鉄道」のイラストを描いた電車は、何年か前に一度無くなったのですが、昨年10月にまた復活したようです。
車内吊りにそのことが書いてありました。

 

 

 

   

それを読むと、「練馬区オリジナル色ねりまグリーン」をベースにしているとのことで、おそらく練馬区との共同企画なのでしょう。
たしかに以前より緑色が増えているようです。

この社内吊りを見ていた小学校1年生くらいの男の子が、いっしょに乗っていたおばあちゃんに、こう言いました。

「電車に、いたずら書きしたんじゃないんでしょ?」

‘銀河鉄道世代’ はもう、この子のお父さんの世代くらいかもしれません。

 

 

    

池袋駅に着きました。

電車はすぐに折り返し運転をしなければならないらしく、車掌さんの慌ただしい動きが伝わってきます。

 

 

 

   

反対側ホームから乗った乗客は、すぐに一杯になり、

 

 

    

間をおかず、銀河鉄道999電車は飯能行きとなって、出発していきました。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/fecc2b48d3800a9e1a17a7731efdfa8c

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種のネーミング

2017-01-25 | チラッと世相観察

菜園用の野菜の種です。

いずれも春蒔き用。

おもしろいのは、それぞれ、ネーミングに工夫を凝らしているところです。

左から二番目の「春まき 耐病総太り二号」(ダイコン)は、‘病気に強く、太く育つ’ ということですね。

まるでわたしのようなダイコンです。


その右の「時なし五寸」(ニンジン)は、裏面の解説を読むと、‘春に蒔いても秋に蒔いてもよく、長さが五寸(15cmほど)に揃う’ ということのようです。

力強さが感じられます。
少し、命名者の ‘受け狙い’ も感じられるなあ。


その右の「はやみどり 早生枝豆」(エダマメ)は ‘はやみどり’ が雰囲気と字面のやわらかさを出しています。


いちばん左の「おいしい 春まきほうれん草」(ホウレンソウ)は、面白みがないかもしれませんが、素直でわかりやすい名前です。


分かりやすさに受け狙い・・・どんな世界でも、ものを作っている人たちは、名前一つにも工夫を凝らしているのですね。

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古いパソコン引き取ります

2017-01-14 | チラッと世相観察

リストレスト(手首休め)付きマウスパッドです。

昨年9月にパソコンを買い替えたのですが、年末に古いパソコンを家電量販店でわりと高く(17,000円)引き取ってくれたので、何か得した気分になり、普通のマウスパッドより高いめの ‘リストレスト付き’ をその量販店で買ったのです。

なぜ得した気分になったかというと、その家電量販店に持ち込む前日、小型トラックで回ってくる不用家電回収業者に、3,000円出してくれれば(こちらから業者に支払う)持っていってもいいといわれていたからでした。

その日、道路で回収業者のおじさんを呼び止めると、おじさんは小型トラックをバックさせ、わが家の玄関前に着けてくれました。
以下、車を降りて、玄関先のパソコンを見にきてくれたおじさんとの会話です。

おじさん「あっ、これはテレビだ」
わたし 「いえ、テレビじゃなくて、これはパソコンなんですよ」
おじさん「いや、テレビだ」
わたし 「・・・テレビのように見えるかもしれないけど、パソコン本体と画面一体型のパソコンなんです」
おじさん「いや、これはテレビだ」
わたし 「・・・・・・」

よく話を聞いてみると、おじさんは「テレビ」と「パソコン」の見分けがつかなかったのではなく、テレビなど、こういう画面付きの不用家電はみな、回収業者の間では「テレビ」として扱われ、引き取るのに3,000円もらわねばならない、ということなのでした。

わたし 「ちょっと、ほかに聞いてみたいところもあるし、今回は結構です」
5年前にこのパソコンを買った家電量販店なら、無料で引き取ってくれるかもしれない、と思ったのです。

おじさん「いや、どこに持っていっても、3,000円以上かかるよ」
おじさんはなかなか引き下がりません。
わたし 「ごめんね、わざわざ呼び止めてしまって・・・」
と言うと、おじさんはしばし黙り込み、少し間をおいてようやく帰っていきました。

家電量販店で払ってくれた17,000円が高かったか安かったかは分かりませんが、おじさんとの差20,000円。内心思わずほくそ笑んでしまった次第です。

リストレスト付きマウスパッド、結構気に入りました。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/e15e92dc0412ea265acf07f1f52b0b5b

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冬に耕す

2017-01-06 | 季節の移ろい

正月5日、わが家が近所に借りている菜園を耕してきました。
といっても、わたしがやったのは一畝の3分の2だけ(幅1m、長さ3mほど)

菜園管理者の家内に命じられて、駆り出されたのです。

三本鍬で耕せばいいと言われたのですが、大きめのスコップ(シャベルまたはショベルともいう)で掘り起こすことにしました。

わが家の三本鍬は少し小さいので、深く掘れず、これでは表面を撫でるだけに終わってしまうと思ったからです。

スコップのヘラの肩に長靴の足をかけ、力をグイッと入れて深く突き刺す。次にテコの力を借りて、ゴソッと土を掘り起こし、地中の土を地表に出す。
そして、これをくり返す・・・。

状況を見て、自主的に三本鍬をスコップに替える。この辺の工夫と判断力が賢いわたしならではのことといえるでしょう。(←自分で自分をほめるバカ)


この日は冷たい北風の吹く日でした。流れ落ちる鼻水を、軍手の甲で拭いながらの作業となりました。
でも、夏場と違い、虫が足元に這いまわったり、カナヘビが脇をスルスルと通り過ぎたりはしません。

菜園管理者の厳しい監視とチェックのもと、20分ほどで作業は終わりました。(メデタシ、メデタシ)

ここには、2月に春ホウレンソウとニンジンを植えます。

後で聞くと、冬に耕すことを「寒中耕起」といい、地中の土の均質化や害虫退治に効果があるようです。

 

 

 

 

 菜園全景。

白い覆いは日光と空気を通す不織布で、保温と虫除けを兼ねています。

この中で今育っているのは春キャベツ、ホウレンソウ、小松菜、水菜、リーフレタスなど。

おかげさまでこの冬、緑黄色野菜はわが菜園で足りています。

 

 

 

    

  覆いはありませんが、ニンニク。

 

 

 

    

  タマネギは根付いてきています。

ニンニクとタマネギは、初夏にかけての収穫です。

 

 

 

 不織布の中で育っている春キャベツ。

今年もなんとか、‘菜食生活’ に恵まれそうです。

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One step at a time

2017-01-02 | 季節の移ろい

明けまして おめでとうございます。

 本年もよろしくお願い申し上げます。


今日(2日)の午前中、近所の氏神様に初詣に行ってきました。
家族皆の健康と幸せをお願いしてきました。


わが家の手洗いには、月替わりで違う「日めくり」を置いているのですが、今月分1日(昨日)の言葉は、

 先のことをあれこれ悩むより
  今やれることに全力を尽くそう

でした。

 One step at a time is enough for me. (一度に一つずつでいいんだよ。<訳・余白>

という、どこかで拾ってメモをしておいた英語の言葉も思い出しました。

今年も「今」を大切に、焦らず弛まず、一歩一歩あゆんでまいりたいと思っております。

拙ブログにおいでくださる皆さまの、ますますのご健勝とご発展をお祈り申し上げます。

「新生活標語 2002年版」(自然社・刊)

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わたしの ‘玉手箱’

2016-12-29 | My Favorite Things

セルロイド製の裁縫箱です。

ある方のブログを見ているとこれに似たものが載っていて、わたしも同じようなものを持っているのを思い出し、引き出しの奥から取り出してきました。(写真)

自分の記憶が間違ってなければ、たしか小学校四年生のときに買ってもらったものです。
(「家庭科」の授業で雑巾を縫った)

ということは、その時からもう数十年<適当にご想像ください>経ったということになります。
(白っぽい半透明の部分が黄ばんでしまっている)

針山に縫い針、糸、糸切りバサミ、指ぬきを入れていたのでしょう。

「指ぬき」っておもしろい名前だなあ、とそのとき思ったのを今も覚えています。
‘指を抜く’ と思ったからです。今辞書を引くと「指貫」という漢字があてられていて、これなら、まあ、分かります。

この指ぬきを中指の第二関節にはめて針の頭を押さえ、人差し指と親指で針を持ち、縫っていきます。

縫い始めの糸の端には結び目を作り、糸が布から抜けてこないようにし、縫い終わりは針に糸を二度ほどからませて、そのまま針を引抜くと糸が結ばれた形になります。そして、糸切りバサミで糸を切って終わりです。

わたしは小さいころから、よく針仕事をしていた母を傍で見ていたせいか、この辺のことがすぐにできましたが、なかなかできない子もいたようです。

「となりにすわっていたミキオくんが、運針ができなくて、シクシク泣き出したの」
と、わたしと同世代の家内が、この裁縫箱の話をすると家庭科の時間を思い出して、話してくれました。
「まごまごしているので、となりから何度も教えてあげたのに・・・」

その当時はすでに、「裁縫は女がするもの」という考え方ではなく、男子も女子と同じように「家庭科」を習い、裁縫の授業を受けていたのですね。

ただ、わたしの場合、その後の長い人生で2~3回針と糸を使ったことがあるものの、雑巾を縫ったこともなければ、ボタンを付けたこともありません。(自慢にならないって)

 

 

   

この裁縫箱を開けてみると、入っていたのはバッジ類でした。

小学校、中学校、高校の校章に書道でもらったバッジ、「おもしろブック」「THE ENGLISH WORLD」バッジ(雑誌の景品か)、わたしの卒業校でないバッジ(姉のものか)、赤十字奉仕團、衛生管理委員のバッジ(父か母のものでしょう)まであります。

浦島太郎は、龍宮城からもらってきた玉手箱を開けると、若者から一気におじいさんになってしまいましたが、わたしはこの ‘玉手箱’ を開けると、一気におじいさん(とは言いたくないが)から少年にもどってしまったのでした。

http://blog.goo.ne.jp/hiranoumi/e/6bbc912aee4d36a72b9b06c7b242666b

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一日遅れのクリスマスケーキ

2016-12-25 | 季節の移ろい

家内が今日(25日)作ったクリスマスケーキです。

ほんとうはクリスマスイブ(きのう)に作るのが普通なのでしょうが、明日の来客を見越して今日になった次第です。

子供たちが小さくて家にいるころは、イブにはかならずケーキがありました。
キリスト教信者でもなく、神様に敬虔な祈りを捧げるわけでもないのに、クリスマスイブというものがやってきて、その日はケーキがありました。

ケーキは、家族団欒の一つの象徴だったのですね。

サンタクロースのプレゼントを期待して、靴下を枕元に置いて寝る・・・それができること、これも幸せの一つの形でしょう。


実は大昔、わたしが小さかったころ、イブが明けた朝、お菓子が一つ枕元に置いてあったことを今でも覚えています。

普段の駄菓子とは違う、乳白色の衣をまとった少し凝ったお菓子でした。味もそれまで食べたこともないものでした。

きっと、両親が奮発してくれたのでしょう。

サンタクロースの存在を信じる ‘夢見るころ’ が過ぎても、温かい思い出は、生きているかぎり、なくなることはないのですね。

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