興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

のびのびが好き

2022-03-30 | 季節の移ろい

満開です。

いつも通る土手の桜より、ここ墓園内の桜のほうが見事。

 

 

 

   

枝がのびのびと伸びているからですね。

土手の桜は、秋や冬の枝折れを心配してか、数年前にあちこちが刈り込まれてしまいました。
とくに車道に隣接しているところは、大きくカットされた。

ここ墓園内は、車も人もほとんど通りません。

美観と車の安全走行管理は、時に両立しにくいもののようです。

わたしは管理より、のびのびが好き。


菜園は夏収穫に向けて仕込中

2022-03-27 | 季節の移ろい

三日ほど前のわが家の菜園。

近所の農家さんから家内が借りている。
冬が終わり、畝を耕したり、種や苗の植付けをしたり、春の作業が始まった。

 

 

 

   

黒マルチをはった二つの畝は、先月末に「種ジャガ」を植えたジャガイモの畝。
左が男爵、右が北あかり。

種ジャガから芽が出て、小さい葉が伸び、マルチを下からツンと突き上げた。先日そこに穴を開けた。

 

 


   

穴から無事、顔(葉)を出した北あかり。よかったよかった。

先日の季節外れの寒波で、葉の一部が茶色っぽく変色している。
マルチを全部はがすのはまだ早い。もう少しはっておき、土を温めてやろう。よしよし。

 

 

 


   

これはニンニク。冬の寒さに耐え、元気に育っている。

 

 

 

   

これはタマネギ。ニンニクほどではないが、がんばっている。

 

 

 

   

これはグリンピースとスナップエンドウ。

冬のあいだ畝全体を、1mほどの高さの二重の不織布でグルッとおおい、生まれたての葉を厳しい寒さからまもってきた。
先日それを取り去り、もう一人立ちだ。がんばれ。

菜園にはそのほか白いトンネル(おおい)の中で、キャベツ、ミズナ、ニンジン、エダマメなどが生育中。

 

 

 

    

ここはこの日、わたしが耕した二畝。
4月にトマト、ナス、オクラ、キュウリを植える。

4月にはそのほか別の畝で、サツマイモなどを植える予定。

土と水、春の陽の恵みをうけて、菜園が本格的に動き出した。


韓国の童謡「果樹園の道」

2022-03-20 | 韓国文化垣間見

家の近くの公民館でやっている「韓国語の学習サークル」に参加している。

韓国人講師(女性)を招いて、第二、第四土曜日の月二回、各2時間の授業なので、さほど負担ではないが、ときどき結構やっかいな宿題が出る。

先週出た宿題は、韓国の童謡「과수원 길(果樹園の道)」を歌えるようにしてきなさい、というものだった。

もちろん譜面と歌詞はプリントで渡され(上の写真)、その曲の音声を講師持参の音響機器で2~3回聞かせてもらったが、童謡とはいえ初めて聞く異国の歌を、その場で憶えるのはきわめてむずかしい。というより、ほとんど不可能といっていいのではないか。

また、家で練習するといっても、わたしは譜を読むことはできない。

困っていると、翌日講師からラインで、その曲の YouTube が、メンバー皆に送られてきた。
自分でもネットで調べると、別な歌手の YouTube が複数検索できたので、これでなんとか憶えられそうな気になってきた。(一生懸命練習すれば)
そのうちの一つを、ご参考までに本記事の最下部に掲げておこう。

ところで、この韓国の童謡を憶えねばならないという経緯のなかで、わたしが強く思ったことがある。
それは「言葉」や「歌」を憶えるには、二つの抜きがたいポイントがあるのではないかということだ。

 ① くり返し聞き、くり返し声に出す(歌う)
 ② 幼少時から覚える

の二つである。

「과수원 길(果樹園の道)」は、韓国では有名な童謡であるようだ。何回か聞くと、メロディが美しく、なかなかいい曲だなと思えてくる。

韓国の人たちは、これを小さいころから何回も聞き、体にしみこんでいるから、歌が自然に口をついて出てくるだろうし、愛着もひとしおなのであろう。

年を取って初めて聞く外国人(わたし)にとっては、そう簡単にはいかない。あとは上記の①、「くり返し聞き、くり返し歌う」しかない。
外国語の勉強というものは、そもそもそういうものなのかもしれない)

ここは覚悟を決めて、一生懸命憶えよう。(あと5~6日ある)

下は憶えるために整理した歌詞と訳である。せっかく時間をかけて作ったので、以下に貼り付けておきたい。
ご高覧いただければ幸いです。(誤訳などご教示ください)

   과수원 길
                    박화목:작사  김공선:작곡

 동 구 밖  과수원 길
 아카시아 꽃이  활짝 폈네
 하얀 꽃  이파리 
 눈 송이처럼  날리네
 향긋한  꽃 냄새가
 실 바람 타고  솔~솔~
 둘이서  말이 없네
 얼굴 마주보며  생끗
 아카시아 꽃  하얗게 핀
 먼 엣날의  과수원 길
 과수원 길


   果樹園の道
        作詞:パクファモク 作曲:キムコンソン

 村はずれの 果樹園の道
 アカシアの花が すっかり満開だね
 真っ白な花が 木々の葉に
 
雪つぶのように 流れるよ
 かぐわしい 花の香りが
 糸風にのって かすかに かすかに 漂う
 二人にはもう 言葉はない
 顔を見あわせ ただ微笑むだけ
 白いアカシアの花が 咲いていた
 あの 遠い昔の 果樹園の道
 果樹園の道        (訳:余白)



歌詞を訳していて思ったのだが、これは童謡というより、作詞者が昔経験した愛おしい恋の思い出であるという感じもする。

いずれにしても美しい愛の歌である。

(27) 과수원길 - 꾸러기 동요 - YouTube


対岸の河津桜もようやく満開

2022-03-13 | 季節の移ろい

わが家の梅が、今満開です。

 

 

 

   

わたしもわたしも、とカメラに写りたがる花々。

 

 

 

   

これはきのう、散歩道の対岸の河津桜。

これもようやく満開です。

 

 

 

   

スマホのカメラで4倍にズーム。

 I see blossoms of cherry and plum.
 I see them bloom,for me and you.
 And I think to myself,
 What a wonderful world.

 梅と桜の花、ぱあっと咲いた
 ぼくときみと みんなのために
 青い空 耀く色 人びとの笑顔
 ふと思う、世界はなんて素晴らしいんだ (意訳:余白)

(ルイ・アームストロングの歌う「この素晴らしき世界」(What a Wonderful World)の歌詞を少し変えました)

(26) 【和訳付き】Louis Armstrong - What a wonderful world - YouTube


自分の道を一途に

2022-03-05 | 季節の移ろい

ウオーキングでよく歩く土手道の、対岸の道。

ここは人がほとんど通らないので、人が歩いたところだけ草がすり切れて、ほそくて長い一本道になっている。

山のケモノ道ならぬ、里の ‘ヒト道’。ずっと先まで真っすぐに続いている。

 道は一本
 単純で
 まッ直ぐがいい

と相田みつをさんが詩に書いている。きっと、こんな道のことであろう。(意味違)

相田さんは、このあと、

 何かを欲しがると
 欲しがったところが
 曲がる

と続けている。

わたしなりに解釈すると、これは
「あれこれ欲を出さず、たとえささやかでも自分の道を一途に歩みなさい。みずからがなさねばならないことを、ひたすら集中してやりなさい」
という教えであろう。

欲が深く集中力に欠ける、まさにわたしのための言葉。

 

 

 

   

途中で出合った白鷺。
コサギにしては大きい。ダイサギだろうか。ネットで調べても分からない。

そうこうしているうち、逃げられてしまった。

 

 

 

   

きょう5日は、二十四節気の一つ、啓蟄(冬ごもりの虫が地中からはい出るころ)

開花が遅かったわが家の梅も、きのうぐらいからようやくほころび始めた。(去年は今ごろもう散り始めていたのに)

午後になって風が強まり、気象庁から「関東地方で春一番が吹いた」との発表があった。
統計開始以来最も早い観測だった昨年2月4日にくらべると、約1か月遅い発表とのこと。

寒かった冬も、いよいよ終わりである。


ジャガイモの植付け

2022-03-01 | 季節の移ろい

きのうは菜園の、ジャガイモの植付けを手伝ってきました。

一つの種イモを2~3片に切った「種ジャガ」を、あらかじめ掘っておいた溝に、30センチほどの間隔で植えていきます。

 

 

   

種ジャガは、3日前に切り分けて、切り口に腐りを予防する傷保護剤(粉末)をふりかけ干しておいたもの。

 

 

   

植えるときは、切り口を下に向けて植えるのがよいようです。
出てきた根が地中にむかうように、でしょうか。

肥料を適度に入れ、土をかぶせ、畝の表面を平らにならす。

 

 

 

   

その上に黒マルチを張る。マルチは保温と雑草予防のため。発根を促す効果もあります。

上の写真、マルチをかけ終わった畝には「北あかり」という品種のジャガイモを植えました。

その左の畝には「男爵」。昔ながらの美味しいジャガイモです。これからマルチをかぶせます。

 

 

 

   

きのうは、スナップエンドウとグリンピースの周囲を冬中ぐるりとかこって、寒さと風を防いでいた不織布の覆いもはずしてきました。

 

 

 

   

グリンピースが順調に育っていました。

寒かった今年の冬も、ようやく緩んできました。名実ともに春の到来です。