興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

栗の季節

2020-09-23 | 美酒・美味探訪

近所の農家さんから栗をいただいた。

去年もいただいたのだが、甘みの濃い、ほくほくした美味しい栗である。

上の写真の左は茹でたもの、右は生(なま)。皮を剥(む)いてから栗の甘煮を作る。
(水につけているのは、皮を軟らかくして剥きやすくするため)

 

 

  

右が完成した甘煮。

素材をそのまま活かした最高の ‘自家製スイーツ’ である。(鮮やかな黄色はクチナシの色)

ところで、生栗の皮を手間をかけて剥いてくれる家内には言いにくいが、わたしは皮ごと茹でた栗を、歯でかじり剥いて食べるのも捨てがたい。
(み)の素朴なほくほく感がいい。

しかし ‘かじり食い’ は、歯のじょうぶな少年時代か、若いうちデスネ

 

 

 

      

わが家の菜園からのきのうの収穫。

秋茄子、赤くなった韓国トウガラシ、オクラ。
上の葉野菜も韓国トウガラシ。まだ赤くならない小さいトウガラシがたくさんついている。(醤油漬け用)

 

 

   

今朝穫ってきた下仁田ネギ。


人もそれぞれ

2020-09-20 | 随感・偶感・歳時感

雲の多い朝。明るくなり始めた今朝5時過ぎの空である。

予報では昼前から午後に雨とあった。秋雨前線の影響か、このところ変わりやすい天気が続いている。

気温もぐっと下がり、Tシャツでは寒いくらい。早朝ウォーキングも、これからは楽になる。

「腕をよく振って歩くと、肩甲骨まわりが動いていいんだよ」
と前に知人に言われたのを思い出し、きょうは肘を曲げて前後に大きく振りながら歩いてみた。

歩くと第二の心臓といわれるふくらはぎが働き、体全体の血流が促されるそうだが、腕を振ることによって肩と首まわりの血流もよくなり、健康効果が上がりそう。

 

 

 

 

雲と蜘蛛。

蜘蛛は雲を背景に、頭上の木に巣を張っていた。

 雲は蜘蛛を知らず
 蜘蛛は雲を知らぬ
 人もまた 道それぞれ
             余白

人もそれぞれなのだ。
むやみに他人を羨んだり侮ったり、自慢したり卑下したりはしないでおこう。(かなりこじつけっぽいなァ)

ついでながら、ここで『故事俗信 ことわざ大辞典 第二版(北村孝一・監修/小学館)から、雲のことわざと蜘蛛にまつわる俗信を紹介しておきたい。

「雲無心にして岫(しゅう)を出(い)ず」 
自然に従い、何物にも束縛されず、悠々と心静かに生活することのたとえ。「岫」は山の洞穴の意。

「朝の蜘蛛は縁起がよい」〈俗〉 
朝、蜘蛛を見ると、その日は何か良いことがあるという言い伝え。


きょうは天気予報通り、昼前にパラパラと少し雨が降った。予報の精度が上がっているのだろう。
しかし今朝蜘蛛を見たのに、わたしにはとくにきわだって良いことがなかった。

とはいえ、実際は無事平穏な一日ではあった。これに勝る「悠々と心静かな生活」はほかにはなかなかなかろう、と思わないでもない。

2020.9.20


新菜園現況 2020.9.15

2020-09-15 | 季節の移ろい

家の近くに借りているわが家の菜園に行ってきました。

九条太ネギの根元に土をかぶせる ‘土寄せ’ をし、それとはべつの一畝を耕してきました。(ホウレンソウ用)

九条太ネギは上の写真の、手前2列です。

ここは一度大きくなった九条太ネギを7月末にいったん引き抜いて、自宅の軒先でひと月のあいだ干し、干しネギにして、それを8月末にふたたび植えたのです。

写真のように新しい、軟らかい芽(ネギ)が伸びてきています。(「分蘖ーぶんけつ」という)

 

 

   

きょうはネギの根元に敷いたワラの上に、わきの土を薄くかぶせていく作業でした。

菜園管理者の家内によると、冬場の収穫時期までにこれを何度かくり返し、土の土台を高くするのだそうです。
そうすると土をかぶったネギ下部に白い部分が増え、鍋など、料理のバリエーションが増えることになります。

埋まったワラは地中の通気性を良くし、土を軟らかくふかふかに保ち、収穫のときにネギをスポンと抜くことができるとのこと。


九条ネギの左は下仁田ネギ。これも美味しいネギです。(もう食べ始めています)

 

 

 

   

秋用のキャベツ。

もうすぐ食卓にのぼります。

 

 

 

   

サトイモ。

これはまだ生長途上です。

 

 

 

   

落花生も元気。

 

 

 



落花生の地面をちょっとのぞいてみました。順調に実もついてきています。

10月には収穫できるでしょう。楽しみです。


ああ夢一冬(ゆめ ひとふゆ)

2020-09-10 | 散歩、時々旅

朝明けの空。

新しい朝が来ました。希望の朝です

つい1~2週間前は5時にはだいぶ明るくなったのに、今は5時ではまだ暗い。
5時を過ぎて、ようやく明るくなってきます。

日中はまだ暑いのですが、きょうあたり朝は少し涼しさを感じました。いよいよ本格的な秋がやってきます。

 

 

 

散歩途中にある栗林。もうそろそろ収穫時期を迎えます。

 

 

   

栗はイガ(とげのある外皮)があり、皮自体も堅く、いったい何から実を守っているのでしょう。
へたに虫や鳥や動物たちに食べられないようにし、一冬(ひとふゆ)(一夜でなく)大地と時の流れに身をまかせ、地中での自然な発芽を目指しているのでしょうか。

わたしは栗が大好きです。ことしはたくさん食べたいものです。
(腹がこれ以上肥えないように、ウオーキング、もっとがんばらねば)

 

 

    

農家のサトイモ畑。

サトイモはわが家でも菜園で育ていているので、ことしもたっぷり食べることができそうです。

実りの秋。ああ、一夜(ひとよ)の大食いが身を太らす。


ひさしぶりの朝焼け

2020-09-04 | 散歩、時々旅

朝5時過ぎの東の空。
今朝は雲が赤く染まりました。もうすぐ日が昇ります。

晴れても「朝焼け」になるとはかぎりません。
朝焼けになるのは、大気中に水蒸気(微細な水滴)が多いとき、といわれていますね。

太陽光の中でいちばん波長の長い赤色が、微細な水滴や塵に邪魔されず、まっすぐ遠くまで届くからだそうです。

そのせいか、このところ朝方はやや涼しくなってきたのに、きょうは少し歩いただけで汗ばんできました。

 

 

 

これは反対側の西の空。まん丸い月が出ていました。

「月は西に 日は東に」です。(語呂が悪い)

 

 

 

    
土手道には、歩く人、走る人が結構いました。

皆さん、鍛えてますね。

 

 

 



アオサギもいます。

これはジッとして動きません。

 

 


  

ネコと目が合いました。

わたしがカメラを向けると、立ち上がって、いつでも逃げられる体勢に。

胸まわり、背中から腹まわりなど、ずいぶん毛深いネコですね。夏は暑いだろうに。

 


  

わたしが危害を加えないと見るや、ふたたび腰を落としました。

きょうも日中、暑くなる気象予報です。