異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

① 6/18 ◆毎日新聞世論調査:内閣支持36%前回から10ポイント下落、不支持率44%に ◆共同通信世論調査:内閣支持10ポイント急落44% ◆日テレNEWS24:支持率39.8% 不支持41.8%

2017-06-18 23:26:22 | 報道 NHK 民放

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日テレNEWS24

 安倍内閣支持率39.8% 不支持41.8% 不支持が上回る

 

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内閣支持36% 前回から10ポイント下落

 
参院予算委員会で学校法人「加計学園」による国家戦略特区での獣医学部新設計画について民進・福山哲郎氏の質問が終わり、資料を秘書官に手渡す安倍晋三首相=国会内で2017年6月16日、川田雅浩撮影

 

 

 毎日新聞は17、18両日、全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は36%で、5月の前回調査から10ポイント下落。不支持率は44%で同9ポイント上昇した。

 不支持率が支持率を上回ったのは2015年10月以来。学校法人「加計(かけ)学園」の問題や、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法への批判が影響したとみられる。

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める加計学園が国家戦略特区を利用して獣医学部を新設する計画を巡っては、早期開学が「総理のご意向」と記述された文書が見つかり、文部科学省が再調査で存在を認めた。しかし、政府は計画に首相の意向が働いたことは否定している。

 今回調査で、これまでの政府の説明に「納得していない」は74%を占めた。「納得している」は10%。内閣支持層も59%が「納得していない」と答えた。政府が獣医学部新設を認めた経緯について、国会の閉会中も衆参両院の予算委員会などで「検証すべきだ」は59%で、「検証する必要はない」の26%を上回った。

安倍内閣の支持率と不支持率の推移

 
 組織的な犯罪集団が犯罪を計画、準備した段階で処罰できるようにする改正組織犯罪処罰法は、一方で一般の人も捜査対象になる懸念が指摘されている。改正法に「反対」は47%、「賛成」は32%だった。

 自民、公明両党は改正法を参院法務委員会で採決しない「中間報告」という方法で参院本会議にかけ、15日に可決、成立させた。改正法が「十分に審議されていない」は69%に上り、「十分に審議された」は12%にとどまった。改正法に賛成する層でも6割弱が審議不十分と考えている。

 12年12月の第2次安倍内閣発足後、支持率が10ポイント以上、下がったのは初めて。集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法を巡って世論の賛否が分かれていた15年7月から10月にかけて、不支持率が支持率を上回っていた。

 主な政党支持率は、自民27%▽民進8%▽公明3%▽共産4%▽日本維新の会2%--など。「支持政党はない」と答えた無党派層は47%だった。【吉永康朗】

調査の方法

 6月17、18日の2日間、コンピューターで無作為に数字を組み合わせて作った電話番号に調査員が電話をかけるRDS法で調査した。東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域などに指定されている市町村の電話番号は除いた。18歳以上のいる1686世帯から1052人の回答を得た。回答率は62%。

 

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画像

                         「共謀罪」法成立に抗議して国会前に集まった人たち=15日夜

共同通信 47NEWShttps://this.kiji.is/249077114148242936

内閣支持10ポイント急落44%

共同通信世論調査

2017/6/18 19:31

画像安倍内閣支持率の推移
 

画像参院予算委で答弁を求め、挙手する安倍首相=16日午後

 共同通信社が17、18両日に実施した全国電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は44.9%で、前回5月から10.5ポイント急落した

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、行政がゆがめられたことはないとする政府側の説明に「納得できない」としたのは73.8%で、「納得できる」は18.1%にとどまった。

 加計学園を巡る記録文書についての政府の調査で真相が「明らかになったと思う」は9.3%、「思わない」は84.9%だった。

 「共謀罪」の採決で、与党がとった異例の手続きについては、67.7%が「よくなかった」と批判した。

 

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TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」アンケート。「安倍政権を支持しますか?

TBSラジオ「スタンバイ」にて、安倍政権の支持率を問うメール投票があり、その結果が支持7%、不支持93%という結果になりました。

ラジオ番組には様々な声が寄せられていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「支持しない」のおもな意見は、「秘密保護法、カジノ法案、安全保障法案、共謀罪を強行採決。
しかし、この力を与えたのは国民。次は自民党に投票するのをやめて、暴走を止めなければと思う」(女性)、「国有地払い下げもスッキリしない、獣医学部新設もスッキリしない。国会や官房長官の説明は国民をバカにしている」(60代男性)、「待機児童対策は先送り。何年も待てない家庭があるのに。まったく良いことがない安倍政権」(50代女性)など。

 支持層の変化も。「好感を持っていた」という50代男性は、「今は誰の声にも耳を貸さない独裁者になってしまった感じ。支持できなくなった」。「安倍ファンの私だが、森友、加計でアウト」という男性もいた。(Takasi SuzukiさんFBより)

 

 <関連記事>

加計学園問題は許しがたい!、という日経読者層の怒り爆発か!

http://blog.goo.ne.jp/yoroshiku109/e/4165798334517351484536a879e153b3

5/28時点:日経クイックVoteにおける安倍内閣支持率がまたぞろ急落中!

2017-06-15 22:16:25 | 政治経済問題

                                                                 画像ソースは日刊ゲンダイ

 

 

 

 

 

 

 


加計ありきの“首謀者” 萩生田氏捜査に検察は乗り出すのか 〔日刊ゲンダイ 2017.6.18〕

2017-06-18 23:09:10 | 安倍首相疑獄事件

 

加計ありきの“首謀者” 萩生田氏捜査に検察は乗り出すのか

2017年6月18日

3人は仲良し(ブログ「はぎうだ光一の永田町見聞録」から) 3人は仲良し(ブログ「はぎうだ光一の永田町見聞録」から)
 

 安倍首相の「腹心の友」に安倍官邸が便宜を図ったとされる加計学園疑惑。ここへきて、萩生田光一官房副長官が“加計ありき”の首謀者だった可能性が高まってきている。

 昨年11月に内閣府が文科省に送ったメールによると、獣医学部新設を希望していた京産大を排除するために「広域的に」などの修正を加えたのは萩生田副長官の指示だったという。萩生田副長官と加計学園の密接な関係も明らかになっている。いったい萩生田副長官は加計学園のためにどんな働きをしたのか。

 萩生田副長官と加計学園との“特別な関係”は8年前から始まった。2009年衆院選で落選した後、萩生田副長官は加計系列の千葉科学大の客員教授に就任し、報酬も受け取っていた。現在も無給の「名誉客員教授」の肩書を持っている。落選中に手を差し伸べてくれた恩は大きいだろう。

 どうにも怪しいのは、安倍政権がムキになって萩生田副長官をかばっていることだ。

 16日、山本幸三地方創生担当相は会見で、「修正を指示したのは自分だ」と名乗り出た。いままで黙っていたのに、萩生田の名前が出た途端に、である。参院内閣委で修正した理由を聞かれると「他の地域につくらせないため」とまで口にした。他でつくらせないということは、ほとんど“加計ありき”だったことを認めたも同然になるのにだ。午後の参院予算委では、修正指示の質問が萩生田副長官に集中するのを見かねて、「私が決めてるんですから、私に聞いてください」と横やりを入れている。


■立件の可能性は?

 山本大臣が萩生田副長官の防波堤になろうとしていることは明らかだ。内閣府が文科省に送ったメールには「指示は萩生田副長官からあったようです」とハッキリ書かれている。誰が見たって、萩生田副長官が指示したのは明らかだ。なぜ、萩生田副長官をかばうのか。

「明らかに安倍政権は、萩生田さんから目をそらさせようとしています。萩生田さんにメスが入ると総理にも直結するので、ヤバイと思っているのでしょう。あるいは、萩生田さん本人に重大な疑惑があるのか」(政界関係者)

 この先、萩生田氏の問題はどう進むのか。萩生田副長官は加計学園と近いだけでなく、カネまで受け取っていた事実がある。いまでも加計学園の利害関係者だ。場合によっては、捜査のメスが入ることもあるのか。地検が関心を持つ可能性もゼロではないのではないか。

 元検事の落合洋司弁護士は「刑事事件として立件するのは難しいでしょう」とするが、元大阪高検公安部長の三井環氏は「可能性はなくはない」と言う。

「一つは共犯での立件です。例えば、内閣官房参与だった現・加計学園理事で千葉科学大学長の木曽功氏と萩生田副長官の共犯です。木曽氏は学園から理事としての報酬を受けながら、文科省の次官だった前川喜平氏に『獣医学部の新設よろしく』と働きかけている。萩生田氏が木曽氏の“手足”となって、加計有利に便宜を図ったという構図です」


 また、落選中に受けた客員教授の報酬と当選後の職務を結ぶことも可能だという。

「報酬を受けた時は公務員でなくても、公職に就いてから、その報酬に対する見返りとして便宜を図れば、収賄罪になる余地はあります」(三井環氏)

 歪んだ行政の全貌を明らかにしないとダメだ。

 

 <関連記事>

加計学園:「官房副長官が修正指示」新たなメール明らかに - 毎日新聞

https://mainichi.jp/articles/20170616/k00/00m/040/086000c
- 加計学園の獣医学部新設計画で、国家戦略特区諮問会議が昨年11月に獣医学部の新設を空白地域に限って認めると決定する直前、萩生田光一官房副長官と内閣府の藤原豊審議官が文科省の担当者に対し、「広域的に」と「限り」の文言を ...
 
 
 
 
 

 


ご案内〔全国〕デモ・抗議行動日程別一覧:6月18日~7月25日 &デモ関連情報

2017-06-18 16:35:27 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

デモ・抗議開催情報まとめ

https://www57.atwiki.jp/demoinfo/

最新情報については全国は日本全国デモ情報レイバーネットイベントカレンダーIWJ全国デモ・抗議行動情報等を御覧下さい。東京都の情報は赤帽よいこのカレンダーぷらっとホーム for Peace(安保法制関連)や戦争法はダメ!杉戸平和アクションを御覧下さい関西の最新情報については戦争法・秘密法廃止!集会&デモ情報一日一回脱原発 & デモ情報in大阪京都デモ情報等を御覧下さい。我こそはという方の更新もお待ちしております。

 

( 2017年06月18日 更新)

デモ・抗議行動日程別一覧

月日都道府県タイトル時間URL
6/18( ) 東京 元祖 築地でええじゃないか!新宿港町行進 11:30~ 告知 Twipla 時間変更 告知2 告知3
東京 島じまスタンディング in「高江辺野古スタンディング」(新宿駅西口小田急前) 12:30~ 告知 告知2
東京 高江辺野古スタンディング(新宿西口小田急前) 13:00~ 告知
東京 街頭宣伝「新宿アルタ前アピール」第318回 唄い場&喋り場 スピーチ、スタンディング、音楽、街中お芝居 (新宿駅東口アルタ前) 14:00~ 告知
東京 第78回池袋スタンディング(池袋駅西口広場) 14:00~ 告知
東京 草の根アピール@池袋西口 15:10~ 告知
東京 わたかつ流派/チーム☆トップガン☆みんなの街角デモクラシー対話広場@十条商店街 12:30~ 告知 ライブ予告
東京 アべNO!府中(府中市伊勢丹{フォーリス}前) 11:00~ 告知
神奈川 戦争法廃止・共謀罪阻止!茅ヶ崎大集会(集会後パレード) 13:30~ 告知
愛知 6.18名古屋にしく緊急スタンディング(西区庄内通3丁目交差点) 11:45~ https://twitter.com/aoki_tomoko_jcp/status/875364272708108288
京都 共謀罪と安倍政権の「権力私物化」に反対するデモ 16:00~ 告知 告知2
京都 共謀罪に反対する宇治駅前街宣(JR宇治駅前) 13:00~ https://twitter.com/ccode_kyoto/status/875260448853049344
鳥取 共謀罪廃案・実施許さない トーク&ミニライブ パレード(米子駅前だんだん広場) 14:00~ https://twitter.com/watanabenoriko3/status/875314839542915072
福岡 「テロ等準備罪(共謀罪)法案を廃案にする」会 天神一周デモ 14:00~ https://twitter.com/hisokawhitewolf/status/869446444196876288
6/19(月 ) 北海道 「共謀罪」廃案!総がかり行動@札幌(集会後デモ) 18:00~ 告知
北海道 「共謀罪反対!緊急総がかり街頭行動」@旭川(1条7丁目買物公園) 18:00~ 告知
東京 共謀罪法廃止!安倍政権退陣!6.19総がかり行動(国会議事堂正門前) 18:30~ 告知 告知2 Blog Website
長野 共謀罪ぜったい反対緊急スタンディング(トイーゴ前) 12:15~ 告知
岡山 共謀罪絶対阻止・岡山行動(サンステ広場前) 18:00~ 告知
6/20(火 ) 東京 入管の人命軽視を問う なぜ人が死んでも責任を取らないのか 法務省前抗議街宣+申し入れ 16:00~ 告知 告知2 Facebook
大阪 大成建設関西支店 抗議要請行動(大成建設関西支店) 16:30~ 告知 Blog
岡山 共謀罪絶対阻止・岡山行動(サンステ広場前) 12:15~ 告知
6/22(木 ) 千葉 戦争をさせない1000人委員会いちかわ 共謀罪緊急街頭宣伝(下総中山駅) 13:00~ 告知
埼玉 杉戸平和アクション(雨天中止・杉戸高野台駅西口) 17:30~ Blog
東京 「展示会産業で働く人々の生活と雇用を守る会」東京都庁周辺を1周するデモ(東京ビッグサイト問題抗議デモ) 13:00~ 告知 告知2 Website Facebook Blog
東京 沖縄への偏見をあおるMX「ニュース女子」をゆるさない 市民有志の行動 虎ノ門・赤坂サウンドデモ 18:00~ 告知 告知2 フライヤー
6/24( ) 東京 共謀罪、こんな決め方アリ!?加計問題逃げ切り、安倍改憲を許さない6・24街宣宣伝(新宿駅南口) 15:00~ 告知 Blog
愛知 高江をまもれ!名古屋アクション(栄三越・ライオン前) 18:00~ 告知
大阪 「森友」疑獄弾劾!教育勅語・「日の丸」「君が代」ダメ!6.24デモ 17:00~ ML
6/29(木 ) 埼玉 杉戸平和アクション(雨天中止・東武動物公園駅東口) 17:30~ Blog
東京 安全保障関連法廃止に向けた街頭宣伝行動(有楽町駅前交番裏・交通会館脇) 17:30~ 暫定告知 詳細
7/3( 月) 東京 辺野古に基地をつくらせない!防衛省前月例抗議行動 18:30~ 告知 Website
7/6( 木) 千葉 戦争ロック!原発ロック!共謀罪もロック「ロックアクション」(船橋南口) 19:00~ 行動予定 Website
7/7( ) 東京 日中戦争開始80年・国会前市民集会(参議院議員会館前
国会正門前北側歩道)
19:00~
20:00~
告知
7/8( ) 東京 日中戦争開始80年・国会前市民集会(国会正門前北側歩道) 15:00~ 告知
7/9( ) 埼玉 第17回 さよなら原発・戦争法パレード・あさか 13:00~ 告知
7/11(火 ) 千葉 原発も戦争もゼロ!ゼロアクション(津田沼駅北口) 19:00~ 行動予定 Website
7/12(水 ) 京都 2017東西本願寺を結ぶ非戦・平和共同行動!(講演会後平和デモ) 14:00~ 告知
7/16( ) 東京 吉祥寺PEACEパレード第7弾 13:00~ 告知 Blog
東京 NO WAR!八王子アクション 15:00~ 先行告知 Website
7/25(火 ) 沖縄 辺野古新基地建設反対船上抗議(大浦湾) 未定 先行告知 Blog フライヤー

 

東京での脱原発デモ・抗議行動日程別一覧|

月日タイトル時間URL
6/23(  ) 0623再稼働反対!首相官邸前抗議 18:30~ https://twitter.com/MCANjp/status/875940299083718656
国会前希望のエリア 18:30~ https://twitter.com/7L2CNC/status/875930019779846144
6/28( 水 ) 右から考える脱原発デモ 未定 先行告知
7/5( 水 ) 関西電力東京支社抗議「高浜原発再稼働やめろぉ!」 17:30~ 再稼動阻止全国ネットワーク
東電は原発事故の責任をとれ 第46回東電本店合同抗議 18:30~ 告知 たんぽぽ舎経産省前テントひろば
7/7(  ) 0707 NO NUKES ☆ ALL STAR 国会前集会 18:00~ 告知 詳細
7/22(  ) 原発イヤだ!府中 打ち水デモ 未定 先行告知
9/18( 月・祝 ) さようなら原発集会 未定 先行告知 Website

 

デモ関連情報

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総合デモ情報

 

 


何をやっても安倍政権の支持率が下がらない理由(西田亮介氏)ビデオニュース・ドットコム / 若者の意識、意見は!

2017-06-18 14:24:42 | 政治 選挙 

ニュース専門ネット局 ビデオニュース・ドットコム

http://www.videonews.com/marugeki-talk/845/

2017年6月17日

何をやっても安倍政権の支持率が下がらない理由
西田亮介氏(東京工業大学准教授)
マル激トーク・オン・ディマンド 第845回(2017年6月17日)

 何をやっても安倍政権の支持率が下がらないのはなぜなのだろうか。

 濫用の危険性を孕んだ共謀罪法案を委員会採決を省略したまま強行採決したかと思えば、「存在が確認できない」として頑なに再調査を拒んでいた「総理のご意向」文書も、一転して「あった」へと素早い変わり身を見せたまま逃げ切りを図ろうとするなど、かなり強引な政権運営が続く安倍政権。ところがこの政権が、既に秘密保護法、安保法制、武器輸出三原則の緩和等々、政権がいくつ飛んでもおかしくないような国民の間に根強い反対がある難しい政策課題を次々とクリアし、危ういスキャンダルネタも難なく乗り越え、その支持率は常に50%前後の高値安定を続けている。

 確かにライバル民進党の長期低迷という特殊事情もあろうが、なかなかそれだけでは説明がつかないほど、政権の支持基盤は盤石に見える。

 ビデオニュース・ドットコムでは、一橋大学大学院社会学研究科の中北浩爾教授と、過去の一連の「政治改革」が権力を首相官邸に集中させたことが、結果的に安倍一強状態を生んでいることを議論してきた。(マル激トーク・オン・ディマンド 第841回(2017年5月20日)「安倍政権がやりたい放題できるのはなぜか」 )

 しかし、制度や法律の改革によって永田町や霞が関を支配下に収めることができても、自動的に国民の高い支持率を得られるわけではない。安倍政権の高い支持率が続く理由はどこにあるのか。

 政治とメディアの関係に詳しい社会学者で東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授の西田亮介氏は、安倍政権の安定した支持率の背景には自民党の企業型広報戦略の成功と日本社会に横たわる世代間の認識ギャップの2つの側面が存在すると指摘する。

 第二次安倍政権がマスメディアに対して度々介入する姿勢を見せてきたことは、この番組でも何度か問題にしてきたが、それは自民党の新しい広報戦略に基づくメディア対策を着実に実行しているに過ぎないと西田氏は語る。

 支持率の長期低落傾向に危機感を抱いた自民党は、1990年代末頃から企業型のマーケッティングやパブリック・リレーションズ(PR)のノウハウを取り入れた企業型広報戦略の導入を進め、2000年代に入ると、その対象をマスメディアやインターネット対策にまで拡大させてきた。

 特にマスメディア対策は、個々の記者との長期の信頼関係をベースとする従来の「慣れ親しみ」戦略と訣別し、徐々に「対立とコントロール」を基軸とする新たな強面(こわもて)戦略へと移行してきた。その集大成が2012年の第二次安倍政権の発足とともに始まった、対決的なメディアとは対立し、すり寄ってくるメディアにはご褒美を与えるアメとムチのメディア対策だった。

 マスメディアの影響力が相対的に低下する一方で、若年世代はネット、とりわけSNSから情報を得る機会が増えているが、自民党の企業型広報戦略はネット対策も網羅している。西田氏によると、自民党は「T2ルーム」と呼ばれる、ネット対策チームを党内に発足させ、ツイッターの監視や候補者のSNSアカウントの監視、2ちゃんねるの監視などを継続的に行うなどのネット対策も継続的に行っているという。

 こうしたマスメディア・インターネット対策も含め、自民党の企業型広報戦略は、企業の広報担当者が聞けばごく当たり前のことばかりで、言うなれば企業広報の初歩中の初歩を実行しているに過ぎないものだという。しかし、ライバル政党がその「初歩中の初歩」さえできていない上に、マスメディアが「政治のメディア戦略」に対抗する「メディアの政治戦略」を持ち合わせていなかったために、これが予想以上の成果をあげている可能性が高いのだという。

 また、安倍政権の安定した高支持率を支えるもう一つの要素として、西田氏は世代間の認識ギャップの存在を指摘する。

 民放放送局(TBS系列JNN)による最新の世論調査では20代の若者の安倍政権の支持率は68%にも及んでいるそうだ。また、2016年の総選挙の際の朝日新聞の出口調査でも、若い世代ほど自民党の支持率が高いことが明らかになっている。これは、若年世代と年長世代の間で、政治や権力に期待するものが異なっていることを示している可能性が高い。

 自身が34歳の西田氏は、若者ほど政権政党や保守政治に反発することをディフォルトと考えるのは「昭和的な発想」であり、今の若者はそのような昭和的な価値観に違和感を覚えている人が多いと指摘する。実際、「若者は反自民」に代表される昭和的な価値体系を支えてきた「経済成長」「終身雇用」「年功序列」などの経済・社会制度は既に社会から消滅している。にもかかわらず、年長世代から昭和的な経済・社会情勢や制度を前提とした価値規範を当たり前のように強いられることに多くの若者が困惑していると西田氏は言う。

 思えば、かつて時の政権が安全保障や人権に関わる政策でこれまで以上に踏み込んだ施策や制度変更を実行しようとするたびに、強く反発してきたのは主に若者とマスメディアだった。若者とマスメディアの力で、与党の暴走が抑えられてきた面があったと言っても過言ではないだろう。しかし、マスメディアは新たな戦略を手にした政治に対抗できていないし、若者も経済や雇用政策などへの関心が、かつて重視してきた平和や人権といった理念よりも優先するようになっている。

 そうなれば、確かにやり方には強引なところはあるし、格差の拡大も気にはなるが、それでも明確な経済政策を掲げ、ある程度好景気を維持してくれている安倍政権は概ね支持すべき政権となるのは当然のことかもしれない。少なくとも人権や安全保障政策では強い主張を持ちながら、経済政策に不安を抱える他の勢力よりも安倍政権の方がはるかにましということになるのは自然なことなのかもしれない。

 しかし、これはまた、政治に対する従来のチェック機能が働かなくなっていることも意味している。少なくとも、安倍政権に不満を持つ人の割合がより多い年長世代が、頭ごなしの政権批判を繰り返すだけでは状況は変わりそうにない。

 安倍一強の背景を広報戦略と世代間ギャップの観点から、西田氏とジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。

 
西田 亮介(にしだ りょうすけ)
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授
1983年京都府生まれ。2006年慶應義塾大学総合政策学部卒業。12年同大学同研究科博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学助教、立命館大学大学院特別招聘准教授などを経て、16年4月より現職。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター客員研究員、北海道大学大学院公共政策学研究センター研究員を兼務。著書に『メディアと自民党』、『不寛容の本質』など。 845_nishida

 

 

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若者の意識、意見は!
Naohisa EndoさんFBより

サンデーモーニング 風をよむ 前半

21歳女性
安倍政権になってから急激な変化がなかったので安定している

19歳男性
いま(安倍政権)長いじゃないですか だから支持しているのではないか これまでの人より安心できる 無理に変えるよりはこのままでいい

20歳女性
身近だと就職率も上がっている 良い方向に行っている

21歳男性
僕たちが小さい頃は(政権が)ころころ替わっていた時代 そういう中で長期政権というのは 今年就活生だったので採用枠も増えてありがたかった(政権を)評価するところ

荻上チキさん
若者は日常生活の中で何かの当事者になるという機会が他の世代よりも少ない世代 そうした層にとって重要なのは何より就職や生活レベルの話 生活の安定を望むのは誰でも同じ 誰しもが望むことを若者も望んでいるということに過ぎない その具体的な安定というものを政策的に提示してくれるものがリベラルなのか保守なのかは副次的な問題 自分たちの生活を良くしてくれる政権こそが「良い政権」となる

画像に含まれている可能性があるもの:5人、、スマイル

 

 

 

 

 


報道に関し、諸悪の根源は「記者クラブ」にあり。・・・政治家が嫌がる質問を避け、政府役所の発表を垂れ流すだけ!!

2017-06-18 14:10:53 | 報道 NHK 民放

報道に関し、諸悪の根源は「日本記者クラブ」にあり。
政治家が嫌がる質問を避け、何の追及もぜず、ただ、政府役所の発表を垂れ流すだけ!!

 

伊藤 千尋さんFBより

 「望月衣塑子さんの記者魂、その3完」
 
 政府の記者会見の映像をテレビで見てやきもきする人は多いと思います。記者がメモするだけで質問しない。質問しても国民の立場や視点に立っていない。政府側の言うことをそのまま垂れ流すだけじゃないか…など。政治部や経済部では、とかくそうなりがちです。政治家とマスコミが癒着しているように見えます。では、なぜ、そうなるのでしょうか。

 悪の根源は、世界にも希な日本の記者クラブ制度にあります。政府や役所の中に記者クラブという組織があり、そこに主要な新聞・テレビの担当記者が常駐しています。役所側にとっては、この部屋に行って発表すれば各社が報道してくれます。マスコミ側にとってみれば、ここに担当者を置いていれば苦労せずともニュースは向こうから跳び込んできます。つまりお互いに便利なのです。両者の利害が一致していれば。
 しかし、政治の世界では往々にして政治家は事実を隠そうとし、記者は事実を知ろうとします。利害は相反します。本来のジャーナリズムなら、記者は政治家を問い詰めるのが当たり前です。しかし、今の日本ではどうでしょうか。

 政治家が嫌がる質問をすれば、政治家は質問をした記者にあとで嫌がらせをします。その記者を出入り禁止にしたり取材を拒否したりするのです。そうなると取材できなくなります。他の新聞には記事が出るのに、自分はその情報を知らない。すると社内で無能呼ばわりされます。このため記者は権力者にとって都合の悪い質問はしなくなります。それが慣例化しました。
 本来ならすべての記者が一斉に権力者を問い詰めればいいのですが、今やあからさまに政権にすりよる御用マスコミの記者たちが政治家の側につくので、記者側の団結ができないのです。今回も、望月さんの行動に対して他社の記者たちは東京新聞の政治部の記者に苦情を言ったということです。こんなやつらが日本のジャーナリズムを腐らせているのです。

 こうしたひどい環境ですが、それでも、骨のある記者は望月さんだけではありません。今、朝日新聞で評判の高いコラムを執筆している政治部の高橋純子記者は、かつて森喜朗首相の担当でした。あまりに森首相を厳しく問い詰めるので取材を拒否されました。このときは朝日新聞の政治部の記者が総がかりで応援して取材したデータを彼女に渡しました。社内での連係プレーがあったから生き残れたのです。そういえば望月さんと高橋さんは、感じがよく似てますね。二人とも見るからに凛としています。
 海外では大統領の会見でさえ当たり前のように記者が厳しく問い詰めます。トランプ大統領に食い下がったCNNの記者が話題になりましたが、あれは海外の記者会見ではごく普通に見られる光景です。僕も特派員で海外に出たとき、大統領や権力者を前にして対等の立場で問い詰める記者たちの姿を見て、これが世界のジャーナリズムの常識なのだと知りました。日本の今の報道界があまりに権力べったりで世界の非常識なのです。見せかけだけの報道である亜報道、いえ阿呆道です。

 本当は記者クラブの制度を変えるのが一番です。でも、今の制度でも役人を追い詰めることができることを白日の下に知らしめた点で、望月記者の功績は大きい。望月さんの行動を見て発奮した現役の記者は多いでしょう。これでジャーナリズムを目指そうと考えた学生もいるでしょう。望月さんが果たした役割は本人が思っているより大きいのではないでしょうか。
 これが日本のジャーナリズムを「闘うジャーナリズム」に変えるきっかけにもなってほしいと僕は思います。最後に、望月衣塑子記者にもう一度、心からの拍手を送ります。

 

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