カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

ヘルメットはかっこよすぎる

2023-06-07 | culture

 自転車もヘルメットをかぶることが義務化されることになるという。気軽に乗れる移動手段だからいいという感覚からすると、なんだか余計なお世話のような気もするが、余計なお世話こそが安全対策というものなのかもしれない。僕が自転車に乗るような機会が今後あるとは考えにくいが、そういう事ならもう乗れない気もする。
 そういえば、という感じで大人の人でもヘルメットをかぶっている人が増えているような気もする。以前ヘルメットをしている人と言えば、かっこいい自転車とセットだった。だから競技用の穴がポコポコ空いたような流線形のものを見かけた。最初はなんだか異様なものを見てしまったと感じたものだが、あんがい慣れてきて、宇宙から来た人には見えなくなった。それなりにかっこいい人もいるが、やはり決定的に似合わない人も多い。あれは体形もそれなりでないと、似合わない帽子である。
 先日すれ違った自転車のおじさんは、明らかにオートバイのヘルメットをしていた。何か作業着を着た人で、バイクにも乗るし自転車にも乗るということだったのだろうか。今となっては確かめようも無いが。
 ネットで見てみると、以前と比べるとずいぶん値段もお手ごろになっている。おそらく以前は競技用のもののみだったのだろう。やはり皆が買うようになると、値段での競争ということになっていくもののようだ。
 それでさらに驚いたのだが、ふつうの帽子っぽいヘルメットが結構あるのである。いわゆる野球帽のようなキャップに、あご止めがついているようなものである。先日亡くなったのっぽさんが被るような帽子型もある。バードウォッチングなんかをするような、ハット型のヘルメットもある。一見してヘルメットだとはとても思えないが、そういう感じでお洒落にかぶるヘルメットが増えているのかもしれない。それらなら被って自転車に乗っても、違和感がなさそうだ。売る側もよく考えているようである。
 しかしながらきわめて普通の帽子と見た目が変わらないヘルメットであるとすると、取り調べ側からすると、見た目での判断が極めて難しくなりそうだ。とりあえず帽子をかぶって対応していても、警察から止められるようなことは無くなるのではないか。わざわざヘルメットを買わずに済ませる人も、結構いるのではないか。まあ、取り調べのために被るわけではないのだが、最初は啓蒙のために、警察はそういう事に力を入れるはずである。少なからぬ混乱は必至だろう。
 地元の自転車事情を考えると、いわゆるママチャリの人々と通勤の人々以上に、やはり生徒学生さんが目立つように思う。中学生は決められたダサいヘルメットをしているが、高校生はほぼノーヘルである。これがどのように変化するのか。お洒落を気にする年頃であることを考えると、ヘルメットは更に多様化するのではなかろうか。でもまあ通学だから、無難なところに落ち着くことになるのだろうか。
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