高処から眺めよ(アウレーリウス・自省録より) 下から眺める(柳屋小三冶)

物事を見るときには、余裕がほしいのですが難しいものです。状況が悪い時は、もっと下から眺めれば、いいのかも。

たわごと・その18

2005-07-15 08:15:48 | Weblog
 前回、小菅刑務所のことを書きましたが、小説家の坂口安吾の日本文化私観(文庫の堕落論の中に入っています)に
「勿論、この大建築物には、1箇所の美的装飾というもののなく・・・不思議に心をひかれる眺めである」
といって、美しいと述べています。私が子供のころは、まわりになにもなくて、その威容をほこっていましたが、高層マンションが回りに建ち、今、刑務所(拘置所もかねています)も、高層ビル化の建築中で、1部出来ていますが、りっぱなものです。全部完成すると、六本木ヒルズを知らない人に、写真で見せて、六本木ヒルズと言っても、たぶん納得すると思います。
 美しいかどうかは、坂口安吾に聞かないとわかりませんが。
コメント (1)
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