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今年最後のテニス IPTL

2016-12-16 10:40:06 | テニス
今年度のテニス公式ツアーは終了しましたが、面白い団体戦がありWOWOWで中継されました。

これはインターナショナルプレミアムテニスリーグ(IPTL)というエキシビション大会で、日本、インド、シンガポール、UAEという4グループが団体戦を争います。国名はついていますが、所属する選手は世界各国から集まっており、その国の選手は一人もいないケースもあるようです。

この4グループが開催地として、日本、シンガポール、インドでリーグ戦を行い、上位2チームが決勝戦を戦うという日程です。本来マレーシアでも開催する予定でしたが、どうも資金難の様で今年は3か国開催に留まりました。

試合は6ゲーム先取の1セットマッチを、レジェンド(引退した選手)、男子と女子のシングルス、男子ダブルス、混合ダブルスの5試合で、勝敗は取ったセット数ではなく、トータルのゲーム数の多い方が勝ちとなる面白いルールです。つまり6-5で4セットとっても、0-6で1セット取られると、ゲーム数は24-26で敗けになり、最後まで勝敗が分からないことが多くなるわけです。

またゲームを早く進めるための特殊ルールが数多くあり、サーブのネットインはやり直さずそのまま進め、40-40のジュースになると、次のポイントで決まってしまいます。セットも5-5でタイブレークとなり、7本先取でやはりジュースのようなことは有りません。

出場選手は、あるラウンドだけ出る選手も多いのですが、いわゆるトップ選手も出場しています。しかし今年は資金不足のためか、やや物足りないメンバーでした。日本チームは、日本だけ錦織も参加し、男子ではスペインのベルダスコ他ダブルスの特異な選手、女子では奈良くるみと元女王のヤンコビッチ、コーチ(レジェンド)としてサフィン等が入っており、それなりの布陣でした。

錦織は日本でのシングルスに出場し、ベルディヒとキリオスと対戦しましたが、圧倒的な強さを見せ2試合とも完勝でした。またダブルスも出ましたが、やはりあまり慣れていないためかこちらは負けてしまいました。

この3か国で行われた予選リーグで、日本は惜しくも3位になってしまい、決勝に出られませんでしたが、すべての試合がアジアですので、それほど夜遅くならず楽しんでみることができました。日本での試合にはそれなりに観客も多く、盛り上がっていましたが、ほかの国ではまばらな人しかおらず、運営は難しそうな気がします。

こういった試合でも選手は本当に真剣に戦っており、10日ほど楽しめました。まだそれほど歴史は長くないようですが、こういった団体戦というのも面白く、ずっと続けてほしいものです。

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