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冬至と日本の風習

2015-12-24 10:57:43 | 文化
22日は冬至で、日照が一番短く夜が最も長い日とされています。私の家はこうった風習を大事にして、この日は柚子湯に入りました。

冬至は24節気のひとつと言われていますので、年間24種のこういった日があるようです。一般に知られているのは、冬至、夏至、秋分、春分の日ぐらいですが、大寒とか立秋なども時々聞いたりします。これはたぶん中国から入ったものでしょうが、何か特定の宗教に結びついたものではなく、いわば天文学に基づいたもののようです。

しかし春分の日と秋分の日は、彼岸の中日であり、これは仏教行事のひとつですが、これは単に日本の暦を仏教が利用しただけかもしれません。この日は国民の祝日にもなっていますが、やはり昼と夜の時間が同じというのは、それなりに意味があるのかもしれません。

こういった昔からの風習はかなりたくさんあり、正月元日のおせち料理から始まり、初もうでに行っています。この初詣は神社に行きますので、神道の行事ですが、たぶんほとんどの人はこういった宗教行事という感覚はないと思われます。私の家も毎年どこかの神社に行き、お参りをして破魔矢やお守りなどを買ってきますが、特に神様や神社を意識したことはありません。

12月には本来キリスト教の行事であるクリスマスを楽しみ、新年になれば初詣に行くという、ある意味面白い習慣ができているのは、やはり日本が無宗教の国の表れかもしれません。まあ私も皆が楽しんでいれば、もともと何の行事だったかなど気にすることはないという考えですので、単にお祭り好きの日本人が騒いでいるだけでよいと思っています。

さて2月に入ると節分で豆まきをします。これは全く別の暦に由来する行事と思っていましたが、先の24節気と関連がありました。節分というのは、文字の通り季節の分かれ目という意味の様で、立春、立夏、立秋、立冬の前の日を指すようです。従って豆まきの日は立春の前の日で、次の日から春になるという意味のようです。これはあくまで旧暦ですので、今の暦では1か月ぐらいずれてしまいます。

次が3月3日の桃の節句ですが、これはまた意味が違っているようです。私は単にゾロ目の日のお祝いなのかと思っていましたが、江戸時代ぐらいに国として5節句を定めたようです。ですから元日におせち料理を食べるのもこのうちのひとつで、5月5日が端午の節句と続くわけです。あと7月7日が七夕で、これは全く違った行事と思っていましたが、一つの節句のようです。最後が9月9日の菊の節句(重陽の節句)になっていました。

訳が分からないところもありますが、昔から日本人はお祭り好きで、何かといえば祝っていたのかもしれません。

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