お城でグルメ!

ドイツの古城ホテルでグルメな食事を。

ラインスベルク城館

2024年05月08日 | 旅行

宿泊している 〈港ホテル〉 から歩いて30分くらいのところにラインスベルク城館があります。湖畔のお城です。

  

 船上から見た城館 ・ 城館の対岸 

お城見学の前に、すぐ近くのレストランで昼食をとりました。入り口は殺風景ですが中は綺麗にしています。ミシュラン本の2018年版に載っているようで、レベルが高そうです (星は付いていない)。

 

レストラン

まず、干しトマトとハーブが入ったクヴァルク (凝乳) とジャガイモで作ったパンが出てきました。パンがしっとりしていて、クヴァルクをつけて食べると結構いけます。

  

クヴァルク (凝乳) とパン ・ カミツレ茶

私はノンアルコール・ビールを、妻は昼間なのでさすがにワインではなく、カミツレ茶を注文しました。

料理は昼食なので一品だけにしました。

妻が食べたのはタラのフィレとルッコラをカボチャリゾットにのせた料理です。ライスをカボチャスープで炊いているのかな? 美味しい。タラも良い。

  

カボチャリゾット ・ ブイヤベース

私はこの地方の魚と海老が入ったブイヤベースにしました。ニンニクマヨネーズをつけて食べるバーブ入りバゲットが付いています。何の魚かわからないけれども美味しい。ただ、だんだんスープが冷めて味が落ちてくるのが残念です。

ミシュランの評価が絶対ではないけれど、ひとつの目安として参考にするのは良いかもしれません。 

さて、城館です。

現在ラインスベルク城館が建っているところには、中世の時代に水城がありました。その水城が30年戦争のときに多大な被害をこうむったので解体され、16世紀の後半にルネッサンス風のラインスベルク城館が建造されたのです。17世紀の前半からお城は何度も競売にかけられたり親戚の間で贈与されたりしてきたのと同時に、一種のロココ風スタイルに拡充および拡張されました。18世紀中頃に城館と付属の庭園がふたたび拡張されたのですが、この施設は第2次世界大戦の終戦までずっと個人の所有でありました。ところが終戦後、東ドイツの時代に公用徴収されて糖尿病の専門病院として利用されました。こんにち城館はある財団法人に属し、博物館として見学することが出来ます。さらに敷地内の劇場では1991年から定期的に国際オペラフェスティバルが開催されるそうです。

  

城館 1 & 2

  

城館 3 ・ 城館の内部の一室

  

城館の前から見た景色 ・ 対岸から見た城館

当夜も宿泊先の〈港ホテル〉で夕食をとりました。突き出しはまたオリーヴで、飲み物も相変わらず、私はノンアルコール・ビール、妻は水と赤ワインです。

前菜はイタリア風前菜 (アンティパスティ) の盛り合わせを一人前注文して二人で食べました。野菜をたっぷりとれた、という安心感とイタリア風味がいいですね。

  

前菜 ・ スパゲッティ

私が主菜として頼んだのはエビ入りスパゲッティ。私が積極的にパスタ料理を注文するのは極めて珍しく、妻がびっくりしていました。火が通りすぎていない少し生めかしいエビがたくさん入っていますし、ピリ辛ソースの味が新鮮で旨い。

 

ホタルジャコの料理

妻はホタルジャコ (スズキ目の淡水魚) をフライパンで焼いた料理に興味があったようです。付け合わせは地中海産の野菜とニョッキで、少し軽めのトマトクリームソースがかかっています。本当にいろいろな、何だかわからないような野菜がソースと絡み合って実に美味しい。ニョッキはそのモチモチした食感が楽しいですね。

今日の夕食は野菜が多かったし、味もたいへん結構でした。私は、今まで旧東ドイツで食べたレストランで2番目に美味しいと思いました。(1番はライプチヒにあるミシュラン2つ星のレストラン)

朝食は昨日の朝と少し違うものを食べてみました。

 

私の朝食

 

2018年10月〔2024年5月 加筆・修正〕

 


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