お城でグルメ!

ドイツの古城ホテルでグルメな食事を。

台北圓山大飯店

2019年05月08日 | 旅行

圓山大飯店は1952年に蒋介石夫人である宋美齡が台北市の高地に建てた、台湾第1号の5つ星ホテルです。

14階建て中国宮殿様式の本館は、赤い柱と金の瓦の堂々たる優雅な外観。豪華絢爛でクラシカルな雰囲気がオリエンタルな芸術的美しさを際立たせていて、台北市を代表するランドマークの1つなのです。

このホテルは273室の客室、及び中華料理や海外の洗練された料理を楽しめる4軒のレストランを有していて、各種美食を堪能出来ます。パンフレットには、「都会の喧騒に佇むオアシス」とあり、さらに次のように書かれています。「現在に至るまで各国元首、使節、政府要人、著名人など2000名以上を招待してきました。過去には、アメリカ合衆国のアイゼンハワー大統領、タイのプミポン国王、韓国の朴正熙大統領、日本の佐藤栄作首相、シンガポールのリー・クアンユー首相なども当ホテルにご宿泊されています。イランのパフラヴィー国王、ヨルダンのフセイン国王、サウジアラビアのファイサル前国王が台湾に来訪の際も圓山大飯店にご宿泊されました。」

2015年に建物がリノベーションされ、より歴史情緒あふれるホテルになったそうです。我々は5連泊したのですが、毎朝観光バスが乗りつけてロビーが見学者で賑わっていました。

  

門 ・ 建物の正面

   

正面入り口 ・ ロビー

  

階上からロビーを望む

スイートの部屋だったので、室内もベランダも通常の客室の2倍の広さです。

   

ベランダ ・ 我々の部屋から

部屋からの展望も素晴らしい。プールやテニスコートがあります。

   

プール ・ 建物の斜め後ろ側

このホテルには、このようなスポーツ施設の他に、小さいコンビニやあの蒋介石夫人がお茶をしたと言われるカフェもあり、レストランを含めて、宿泊客でない一般客にも開放されています。

   

レストランの入り口 (宿泊客用) ・ レストランの入り口 (一般客用)

さて、台湾最初の夕食は、いくつかあるホテルのレストランのひとつで典型的台湾料理のコースを食べることにしました。

  

レストランの内部

妻のビールも私のミネラルウォータも地元のものを注文しました。

最初に出て来たのは「冷前菜三種盛り合わせ」。カモと鶏と豚を使った冷たい前菜です。

   

冷前菜盛り合わせ ・ 蒸し点心

  

マスタードと赤いピリ辛と醤油

次は「広東式蒸し点心」で、金龍海鮮餃と南瓜餃と松露餃の3種類あります。好みに応じて、マスタード、赤いピリ辛、醤油で食べます。私は、海鮮餃が一番美味しいと思いました。さすが点心、ブーアール茶がよく合います。

鳥の手羽先、フカヒレ、アミガサタケが入った、とろ火で煮込んだスープは、濃い味でグッと来て断然美味しい。

   

スープ ・ 車海老

4番目は車海老の揚げ物で、エビの卵のソースをかけて食します。ソースが薄味で旨い、、、、、。

そして「ナマコとアワビの姿煮」。チンゲンサイが添えられていて、ソースはオイスターソースです。このソースがたいへんに美味なのですが、ナマコはあまり美味しくありません。

   

ナマコとアワビの姿煮 ・ 蒸し魚ロール

6番目の料理は、「蒸し魚ロールの魚介ソースかけ」です。豆腐もあります。大変にサッパリ系なので、ソースと一緒に食べるといけます。

 

炒飯

そして、醤油味のシーフード炒飯は味が濃くて旨い。

   

温デザートのスープ ・ 温デザートの饅頭

8番目と9番目は「温デザート」で、西洋スモモとナッツと白キクラゲのスープ、そして黒胡麻アンコの饅頭です。

  

季節のフルーツ

さらにデザートとして季節のフルーツ。スイカとパイナップルとメロンが出てきました。

最後の11番目に、サーヴィスのデザートがあるとのことでしたが、もう満腹だったので丁寧にお断りしました。

日本料理とはまた違う美味しさを味わい、満足感一杯で台湾最初の夜を迎えたのです。

 

[2019年5月]

 

コメント
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