美濃屋商店〈瓶詰の古本日誌〉

呑んだくれの下郎ながら本を読めるというだけでも、古本に感謝せざるを得ない。

日本語としての血肉を剥ぎ取られて痩せ細る言葉

2020年06月18日 | 瓶詰の古本

せきにん【責任】(体)自分が引き受けてしなければならない任務。「この手紙を宛名(あてな)の人に渡す――がある」「政治家の――は重い」「――をのがれようとする」「――を果す」「――校了(あとに残った訂正は印刷所の責任にして校了にすること。略して責了という)
(「例解国語辞典」)

 

せきにん【責任】(名) 自分のうけもちとして、しなければならないつとめ。 ◎みなが責任を持つ。
(「講談社国語辞典ジュニア版」)

 

せきにん〔責任〕①つとめ。自分のしなければならないつとめ。義務。②つとめを果さないときうけるばつ。 [用例]部下の公金横領の責任をとって課長が辞任とどけを出した。
(「プリンス国語辞典」)

 

せきにん0【責任】(名)①自分が引き受けた・任務(負担)。②行為の結果から起こる損失や制裁(を自分で引き受けること)。
(「明解国語辞典 改訂版」)

 

せき にん0【責任】①自分の分担として、それだけはしなければならない・任務(負担)。「――は あげて相手側にある・――有る〔=責任の重い〕地位:全――」②不結果・失敗に基づく損失や制裁(を自分で引き受けること)。「最高――を負う:――を・取る(持つ・果たす・明らかにする・追及する):――の一端が有る・――の一半を背負う:――が・伴う(重い):…の――に帰する・――の所在が明確でない・――体制を取る」
(「新明解国語辞典」)

 

せきにん【責任】〈名〉ひきうけてしなければならないつとめ。「――重大じゆうだい
(「学習百科大事典[アカデミア]国語辞典」)

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臆面もなく行事開催は経済(効果)のためと公言できるのは、実利至上主義こそ勝者の要領と教え込まれているからだろうか

2020年06月16日 | 瓶詰の古本

おくめん【臆面】(体)気おくれした顔つきの意。〔必ず次のように使う〕「――(も)なく(ずうずうしく。平気で)また頼みに来る」
(「例解国語辞典」)

 

おくめんもなく【おく面もなく】[臆面もなく] 気がとがめるようすもなく。 ◎かれは、おくめんもなく毎日遅刻(ち-こく)してくる。
(「講談社国語辞典ジュニア版」)

 

おくめん【臆面】きおくれした顔つき。〔――もなく〕平気な顔で。ずうずうしくも。[用例]臆面もなく、よくそんなことが言えたものだ。
(「プリンス国語辞典」)

 

おく めん20【〈臆面】(名) 気おくれしたようす。「――もなく」
(「明解国語辞典 改訂版」)

 

おく めん032【〈臆面】気おくれした様子。「――も無く〔=ずうずうしくも〕」
(「新明解国語辞典」)

 

おくめん×臆面】〈名〉気おくれのした顔つき。また、そのようす。「――もなく来れたな」 〔補足説明〕「――もなく」(=ずうずうしく)の形で多く使う。
(「学習百科大事典[アカデミア]国語辞典」)

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空疎なことを得意気に謳い上げる横文字には(ほとほと)うんざりする

2020年06月14日 | 瓶詰の古本

よこもじ【横文字】(体)西洋の文字。ローマ字。また、西洋の文章。欧文。「――は読めない〔苦手だ〕」
(「例解国語辞典」)


よこもじ
【横文字】(名) ①よこ書きにする字。おもに西洋(せい-よう)の字。②外国語。
(「講談社国語辞典ジュニア版」)

 

よこもじ〔横文字〕①横がきのもじ。ローマ字など。②英語・フランス語など。
(「プリンス国語辞典」)

 

よこ もじ0【横《文字】(名)①横に書く文字。②西洋の文字。
(「明解国語辞典 改訂版」)

 

よこ もじ0【横文字】 ローマ字のように横に書きつづる文字。〔狭義では、西洋の・文字(文章)を指す。例、「――に強い」〕
(「新明解国語辞典」)

 

よこもじ【横文字】〈名〉①横書きの文字。②ローマ字表記の外国語。
(「学習百科大事典[アカデミア]国語辞典」)

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二人いれば設立できるらしい

2020年06月09日 | 瓶詰の古本

 一般社団法人は、(誰であれ)設立時社員が2人以上いれば、簡単な手続を経て登記届出により設立できるらしい。営利法人とほとんど変わりなく定款に記載した収益事業を行い、必要に応じて法人税等を納付する。公益法人制度改革時の「社団法人」のような、省庁等の許可権限に基づき、法条的な指導監督等を専ら準拠として設立・運営するものではない。
 改正前民法で存在した名称と重なるイメージから、時に公益性の追求を主たる事業の目的とする公益社団法人と同類視=誤認されかねない(この誤認を逆手に取って信用度の粉飾に利用する佞人が皆無とは言い切れない)面はあるが、理事会、監事又は会計監査人といった機関も(大規模法人を除いて)必置ではないし、貸借対照表について決算公告を厳格に求められる訳ではない。
 有能な人間が組織に帰属しながら創案の事業を立ち上げる場合など、用途によっては、結構使い勝手の良い法人形態であるかも知れない。

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我々平民が生きて行く上で不可欠な(それなくしては生きて行く甲斐のない)感情

2020年06月03日 | 瓶詰の古本

かんらくクワン‥‥【歓楽】(体)精神的でなく物質的な喜びや楽しみ。快楽。「――におぼれて身を持ちくずす」「――街」
(「例解国語辞典」)

 

かんらく【歓楽】(名) よろこびやたのしみ。 ◎歓楽街(-がい)。
(「講談社国語辞典ジュニア版」)

 

かんらく〔歓楽〕 よろこびやたのしみ。
〔――街〕――がい映画館などのごらく設備があってにぎやかな所。さかりば。
〔――きわまり哀情あいじょう多し〕よろこびたのしんだあとには、きっとかなしい思いがあるものだ。
(「プリンス国語辞典」)

 

かん らく01【歓楽】(名)よろこびや楽しみ。――がい4【歓楽街】(名)→さかりば。
(「明解国語辞典 改訂版」)

 

かん らく01クワン-【歓楽】 感覚を楽しませる喜び。「――におぼれる」 【――がい4】映画館や飲食店などが多く集まっている盛り場。
(「新明解国語辞典」)

 

かんらく【歓楽】〈名〉感覚的な、見たり、聞いたり、食べたりする楽しみ。「――街」
(「学習百科大事典[アカデミア]国語辞典」)

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