資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

読後感想~徒然草、私のブログもこれ使おう「資格マニアの徒然草ブログ」

2024年04月28日 | 読書感想

 

 徒然草、吉田兼好さんが、つれづれなるままに書きつけた随筆だ。その七百年後に、1日2~3頁ずつ読み、読み終えた。現代語訳の後に原文だから、読みやすい、ビジナーズ、クラシック。

 自己を発見、出世の本道、政治の倫理、男の欲望、女の色香、四季の移り変り、会話のマナー、今でも通じることばかりだ。

 1日2~3頁ほどの遅読だからじっくり味わえる。源氏物語は官能小説、今昔物語は週刊誌ネタ、徒然草は、内容的に私のブログに似てることに気がついた。

 私がブログなるものを始めたのは2005年、今年は2024年だから、もう19年になる。記事の数は気がついたら5,400個にもなってきた。タイトルの「資格の達人」とは言うものの、資格以外に、登山やお城、温泉やビジネスなど、まあ資格には関連するんだが、徒然草っぽい内容になってる。

 そうか、このブログのタイトル、自分も「徒然草」のネーミングを使おう。ネットで調べると「徒然草」と名がついたブログは、2,3個ほどある。でも「徒然草」は、七百年前のもの、もう著作権はとっくに消滅している。

 ということで、今日から、このブログは、「資格マニアの徒然草ブログ」とネーミング変えます。今日は東京15区の投票日ですよ。棄権しないでね。

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読後感想~トランスジェンダーになりたい少女たち

2024年04月26日 | 読書感想

 

 この書籍は、アメリカの実態を表したもので翻訳本。初め、カドカワが出版する予定だったが、脅迫があり、出版を中止、続いて産経出版が出版したが、こちらも書店に脅迫が続き、主要な書店には置かれていないようだ。私は、ネットですぐ購入した。

 しかし、翻訳本、なかなか読み進まない。英語特有の表現があるからなのか、読みづらい。いきなりファーストネームが出てきて、詳細な記述が続く。何と読みずらいことか。そしてようやく読み終わった。

 私は、以前、何かの研修で日本全体の7%がトランスジェンダー指向だと聞いたことがある。それを聞いて、そんなはずはないと思っていた、学校のクラスが40人とすると、2~3人がトランスジェンダー指向なんておかしい。私の周りや同級生で女性になりたい人など誰もいなかった。この本の何ページか忘れたが、米国の医学的な調査では、%は小数点第3位のオーダー、数百PPMだ。学校で1千人の在校生がいれば、0.5~1.0人、こっちのほうが正しそうだ。

 本書によれば、トランスジェンダーは、米国では最近急速に多くなってきた。不思議なことに、ほとんどが白人の少女。SNS、学校、医療が煽っている。多感な世代では自分の性別について疑問に思うことがあるらしい。そこにSNSによる仲間、学校内でのグループなどの影響が大きいそうだ。なんかわかるな。

 特に「肯定診療」だったかな、カウンセラーや医師が、少女の相談に、あなたが思うことはすべて正しい、という出発点で治療していく。これじゃ、トランスジェンダーを奨励して、どんどん作っているようだ。

 こう考えると、日本でもトランスジェンダー推進者の多くは活動家のような気がする。出版に際して、何度も脅迫があるといことは、活動家がバレては困るということ。日本の政治家のほとんどはLGBT推しだけどね。

 日本でもこの2,3年、トランスジェンダーを巡る環境は、急速に変わってきてる。数年前に中小企業診断士の月例会で、トランス女性に来てもらって話を聞いて、へえ、LGBTってそういうことか、そんな人がいるのか、というレベルだったが、それ以来、LGBTは急速に普及(?)してきた。

 LGBTの方、ご自分で志向するのはどうぞご自由に、なんだが、それを他人に、世の中に押し付けなさんな、という感想だ。

 昨年のLGBT法の成立、与野党ともLGBTやトランスジェンダーの普及を奨励してるようだが、こんな世の中にしちゃいけないと思う。日本保守党と参政党が反対しているが、私はそっちを支持するよ。

 

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読後感想~週刊誌ネタだね、今昔物語

2024年04月19日 | 読書感想

 ソメイヨシノの季節が終わったと思ったら、今度は八重桜、近所の公園では満開です。

 

 しばらく前に今昔物語を読む、万葉集、伊勢物語、枕草子、源氏物語に続く、ビギナーズ・クラシックスだ。この文庫分は、古典が全部書かれているわけではない、抜粋だけで、それも現代かな使いと旧かな使い両方が書かれている。

 今昔物語、書名は聞いたことあるが、内容は全く知らなかった。そして、内容を見て、ちょっと驚いた。例えば、弘法大師の章、弘法大師の伝説となると、普通、常人ではできないの能力のことがほとんどだが、この書では違う。「法力を競い合い、ライバルを祈り殺した弘法大師」だって。

 「清少納言の夫、剛刀一閃、強盗一味を斬り捨てる」。「紫式部の父、絶妙の詩によって念願の国司になる」、どっちかというと、週刊誌ネタだよね。

 さらに続く、「色香と鞭で若い男を調教する、盗賊団の美人首領」、果ては、「名刀と交換した弓矢でおどされ、妻を犯された夫」。「妻の悪口に乗せられ、老いたおばを山に捨てた夫」。 

 これ、まったく、今の週刊誌ネタだ。羅生門のことも出て来るが、これは映画「羅生門」とは別。古典なんだか、週刊誌か何だかよくわからん物語だった。

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読後感想~日本製鉄の転生を読む

2024年03月31日 | 読書感想

 

 今日のタイトル、「日本製鉄の転生」を読む。日本製鉄、あの新日鉄だ。私も技術屋だが、就職の際、新日鉄は日本一の企業で、私など考えもしないレベルの企業さんだった。その日本製鉄は、しばらくだいぶ落ち込んでいたが、ここ数年の業績は、ずいぶんといい。アメリカのUSスチールまで買収しようという勢いだ。

 本書は、この数年の記録である。余剰設備である高炉を整理し、製品価格を値上げし、意思決定のスピードをアップ、海外需要や海外工場を買収、活用などして、急激に業績がアップした。

 私が、この本で感心したのは二点。一つは、社長のKPI(重要業績評価指標)は、「社員の給与総額をどれだけ増やせたかだ!」 って、これも社員には嬉しい内容だ、そして、実際その通りになった。

 もう一つは、製品の値上げだ。コストダウンは誰でも思い付き、実行するが、値上げはねえ‥「安値は企業価値を下げる自殺行為」、「値上げしてシェアを奪われてもかまわない、値上げを認めてもらえないなら、供給制限もせざるを得ないことを伝えてほしい」って、凄いな。

 私も中小零細企業だが、会社を経営して12年になる。自社製品を値上げ、など考えたこともない。でもよく考えれば、自社製品の価値を見直し、世間に堂々と値上げを訴えることって、ありそうだな。私の会社じゃ無理だが・・

 輸入物価の上昇や、税金などで値上げはあるが、そうでもない理由の値上げって、できる企業さんは、経営者が凄いし、底力あるなあ。

 

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読後感想~日本三百名城、期待ほどじゃなかった図鑑

2024年03月09日 | 読書感想

 

 「日本三百名城」というタイトルの書籍、というか図鑑を買った。城郭検定準1級の受験用に、百名城、続・百名城以外のお城を調べるためだ。三百名城、へえ~、これもう選定されているのか、ドキドキしてみてみた。

 内容は、大半はお城の基本的な事項だ、代表的な百名城の説明、そして現存天守の説明や、お城歩きの基礎知識など。この辺は、もう知ってる内容ばかりだ。

 肝心の三百名城は、最後だ。百名城+続・百名城に、編集部独自調査によるプラス人気の百城となっている。また、データファイルとなって三百名城のが紹介されている。あくまでもデータファイルだ。1城60文字+天守の有無等のデータだ。ここで初めて編集部が選んだ城が登場する。

 なんだ、これだけか、と拍子抜けする。これじゃあ、この本だけじゃ、さっぱりわからんな。目次程度の役割か。1城ずつネットで丁寧に調べないと分からない。それでもまあ目次程度でも分かればよし、か。

 

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読後感想~最初は官能小説かと思ったね、源氏物語

2024年02月10日 | 読書感想

 

 古典を読み始めて、いよいよ源氏物語に手をつけようとする。NHKの大河ドラマも始まったことだし。ビギナーズクラシックをアマゾンから購入。巻ごとにあらすじがあり、現代語訳のあとに古文が続く。これは読みやすい。

 源氏物語は何と54巻もある、この文庫本は460頁だ。当然抜粋版になってる。読み始めて最初は、官能小説かと思った、小中学校の教科書は載らないわけだ。

 昔、ある女性が、今読んでる本は源氏物語です!って言っていた。当時は私、全然知らないから、凄い、古典文学の最高峰を読んでるなんて、凄い、と思ったが、知ってしまった今、よくこんな不義密通や、愛欲の小説読むねえと。

 文庫本の解説にもあったが、源氏物語は古文で、そしてとにかく長い、須磨のあたりで挫折する人が多いそうだ、で、須磨源氏という言葉もあるそうだ。

 私は、実は、だんだん面白くなって三日ほどで全部読んでしまった。不義密通や愛欲に慣れてしまったのかな、するとストーリーも結構面白くなってきた。最後の宇治十帖は、浮舟が自殺未遂をして終わるシーンまでは一気読みだった。

 その宇治十帖は、かなり前のテレビで、紫式部じゃなくて、別人が書いたものかとやっていたのを覚えている。まず、宇治十帖は、その手前で欠落がある。41巻と42巻の間は、「雲隠れ」という巻だが、これは中身がない。そしてその前後で8年間の空白があり、この間に光源氏が死去している。そのテレビでは前後の文章の出現ワードを分析して、別人の文章だと言っていたが。

 まだある、今までなんとなく聞いたことのある名前や巻の名が確認できた。桐壺、空蝉(うつせみ)、夕顔、澪標(みおつくし)、玉鬘(たまかずら)、柏木、鈴虫、宿木、浮舟などなど、今は全部わかる。さらに、似たような名前が出て来たことも読んでいて迷わせた。桐壺に藤壺、夕顔に夕霧、葵の上に紫の上など、どっちだったかな、と前に戻る。

 でも、これで一応、源氏物語の話題が出たときでも、ある程度ついて行ける。さて、次は何読もうかな。切手は国宝源氏物語絵巻のうちから宿木。

 

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読後感想~紫式部のライバル、清少納言のおかし、わろしの枕草子

2024年01月28日 | 読書感想

 

 昨年秋、三重県の榊原温泉に行った際に知ったこと、榊原温泉(さかきばらおんせん、ななくりの湯)は、枕草子に出ていた3つの温泉のひとつだ、というので、その枕草子を取り寄せて読んでみた。結論から言うとアマゾンで買った文庫は、この七栗の湯の段は、記載されていなかった。

 枕草子は、原本はすでになく、写本が存在し、その写本によって、内容が少しずつ違う、私が買った文庫は、記載されていない方だった。しょうがないな。

 じゃあと、有名な第一段をじっくり読む。「春は曙、やうやうしろくなりゆく・・」と続く。四百字くらいの随筆だが、春夏秋冬が入っていて、光が入る、月光、闇、蛍、夕日、雪明かり、炭火、昼光などが見事だ。

 そして「いとおかし」「あはれなり」などは知っていたが、冬に昼間暖かくなって、炭が白くなり、間が抜けた表現で、これを最後に「わろし」と表現している。この「わろし」は知らなかった。これ使おうかな。

 さて全体を辛抱強く読む。枕の草子は二百数十の段からなっているが、それは、①第一段のように現象から感想を書いている段、②一つのテーマについて該当する単語を並べている段、③中宮の出来事を日記風に書いている段、の構成になってる。

 この②一つのテーマというのは、例えば、第二十六段「胸のどきどきするもの」、としてスズメの子を飼う、赤ん坊を遊ばせているところの前を通る、などが次々に出て来る。これ、数を思いつくだけでも大した観察力だ。

 そして日記風は、中宮定子は当時の天皇の后、后にはサロンができていて、このサロンに清少納言が入っていた。ちなみに、次の后顕子のサロンに入っていたのが、紫式部。紫式部は、清少納言の悪口を書いている。今ならエックス(旧ツイッター」で悪口をまき散らしたというところか。

 なんか、紫式部のイメージ悪くなったね。いつの世にも嫉妬して、人の悪口を言いふらす人、いるんだな。

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むかし、男ありけり~伊勢物語を読んで

2024年01月18日 | 読書感想

 

 むかし、男ありけり~ で始まる物語、これが伊勢物語である。名前は聞いてはいたが、どんな物語なんだろうと思っていた。伊勢とつくから、伊勢神宮か、伊勢地方か、伊勢という名前の人の物語か、表紙はたいてい十二単だから、王朝ものだろとうとも思っていた。

 結果、物語は、中世の恋愛ものだ。むかし、男ありけりは、昔こんな男がいた、という伝聞形式なだけだ。内容はほぼすべて恋愛もの。考えてみると、現代でも流行歌などは、ほぼ男女の恋愛がテーマだ。我々庶民は、1千年前から変っていないんだねえ。

 この物語、読むきっかけは、この物語に、「斎王」が登場すると聞いたからだ。69段の1,狩りの使恋する女は斎王(いつきのみや)という章だ。

 朝廷の使いで伊勢に国に行った男に、斎王の親が細やかにお世話しなさいと言うので、斎王がお世話し、翌日、男が会いたいと言うと、夜中にやってきて、深夜に帰って行った。その間、何があったか、は書かれていない、そしてその翌日、また会いたいと文を書くと、返信があり、昨日は夢か現実か、わからないと。そして、今夜もう一度会ってはっきりしたいと。ところがその夜、男は接待があって、会えず、次の日出立してしまった、というものだ。

(斎王の乗る乗り物、いきつのみや歴史体験館で)

 夜中に会って、何をしたのかは、想像になる。斎王は、独身皇族で、恋愛は禁止だ。もう一か所、斎王が出てきたが、はっきりは覚えてはいない。

 この伊勢物語は作者は不明、在原業平という説が有力だ。しかし、この恋愛の細やかな表現は、女性が書いたようにも思える。この時代には、紫式部や清少納言などがいる。

(平安時代のゲーム、貝覆い、いつきのみや歴史体験館にて)

 日本の物語は、1千年も前から、こんな細やかな内容だ、外国の小説に、こんなに細やかな表現ってあったんだろうか。改めて、日本人であることを誇りに思うよ。

 

 

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読後感想~今ベストセラーのハマス・パレスチナ・イスラエル

2024年01月04日 | 読書感想

 

 しばらく前にアマゾンで予約しておいた新書が届いた。「ハマス・パレスチナ・イスラエル~メディアが隠す事実」という書籍。12月28日現在紀伊国屋では新書売り上げでトップになってる。

 この本の内容は、最近流れるマスコミからのニュース、テレビ、新聞とはだいぶ違う。ハマス寄りで、かわいそうなパレスチナ・・ 著者は、これがかなり偏向しているという。

 本書の帯に書かれている文字だけでも結構内容がわかる。ハマスはパレスチナの代表ではない、ハマスはテロ一択のテロ組織、パレスチナ人を人間の盾に利用、しかしながら弱者を守る清貧の戦士ヅラ、目的はイスラエル殲滅⇒世界征服、イラン、中国、ロシア、北朝鮮がハマスを支援、国連も日本政府もハマスを忖度。

 パレスチナ保健当局、これはもっともらしい名がついているが、実はハマスのこと。またハマスの取材は、必ずハマス側の人間がつくそうだ。つまり、私が思うに、北朝鮮で取材するのと同じだ。従ってここから出る情報は、かなり怪しい、「盛ってる」可能性がある。

 先日「イスラエルの爆撃で病院で5百人死んだ」、というニースがあった、あとで調べると、これは誤報、ハマスから発射した爆弾が病院で誤爆した。BBCなどはこの誤報を謝罪したが、日本のマスコミは、これを無視。一度流してしまったものは誤報も無視だ。

 「シェルター」、ガザにはハマスのための地下施設が沢山あるが、パレスチナの非戦闘員向けのシェルターは一つもない。ハマスはそんなものを作らない、それは国連かイスラエルの仕事、言う。

 イスラエルの設定した「避難回廊」、ガザ北側のハマスの基地を爆撃するから、非戦闘員は避難しろというための回廊、ハマスが避難を邪魔していたそうだ。

 ハマスは、「便衣兵」、戦闘服ではなく、一般の人に交じって潜伏している。南京事件の時、中華民国軍がやっていたやつだ。これじゃあ、誤爆も起きるだろうな。

 この書籍、私、どうもこれ以上、うまく整理できないから、この辺で。この戦争、まだまだ続きそうだから、目が離せないね。

 

 

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読後感想~最近感じることが書かれていた、めいろまさんの本

2023年12月25日 | 読書感想

  日本人は何も知らないシリーズの5である。めいろまさんこと、谷本真由美さんの著作。ここのところ、出版されるごとに読んでいるが、私の感じていることかなり、書かれている。10章からの構成だが、章別に感じた幾つかを拾ってみた。

 第1章 LGBTQ施策をやり過ぎてバックラッシュ LGBTQの施策、日本はとうとう欧米の法律を追い抜いてしまった。自民党があっという間に作ってしまったLGBT理解促進法という名の法律だったかな。

 性自認で性別が変わってしまうというやつ、性自認さえすれば、女性のトイレも更衣室も温泉も入れるというもの。欧米ではこれで女性が騒ぐと、反対に本当の女性が罰せられている。ただ、欧米ではこれが揺り戻しつつあるというもの。当たり前だ、私が日本保守党に入党したきっかけもこれだからね。

 第2章 イスラエル・ハマス戦争 日本の報道は、ハマス寄り、欧米はもっとイスラエル寄りだという。私は、中東研究家の飯山陽さんの動画をよく見ているが、欧米はこちらに近い。ただ、イギリスの三枚舌外交など、欧米だって悪いのだ。本書では中東の地理を関東地方に例えている。私は地理が好きで、関東地方も中東の地図も頭に入ってるから、かえってうっとうしい感じ。

 第4章 AIで失業するケニアの宿題外注者 このタイトルは最初、意味が解らなかった。今は欧米の子供の宿題をネット経由でケニアなど、発展途上国の外注者がやっているという。途上国の単価が安く、ネットでやり取りできるからだ。これがAIができて自動でやってくれるから失業しているというもの。ホントにマイナーなニュースだが、日本だってねえ。

 第5章 最先端のAI これは実際に感じたこと。私、今年の春、新入社員研修で、チャットGPTを使ってみた。それで気がついたことだ。AIに業界のSWOT分析をやらせてみた。結果は、まあまあ、でも間違ってることもある。その間違い、どっかで聞いたことのある間違いだった。これは私の所属する業界のように小さな業界は、情報が少なく、AIがそれを使って処理するため間違えるようだ。この書籍には、例として「ボツワナの経済史」(超マイナーだ)が間違いだらけだったとか。

 第7章 世界の裏の顔 ポリティカル・コレクトネス、欧米では、政治や社会に中立であることが求められていいる。ニュースキャスターは色の黒い人ばかりを採用している。これは実は建前、イギリスのパーティでは、若いきれいな白人女性が、コンパニオンとして大勢派遣され、露出度の高い服で参加者の世話をする。これって、日本の芸者さんだ、ポリコレというのも偽善だね。

 第8章 やばいSNS TikTokは、アメリカ政府は完全排除、でも中国はアメリカ以外の国に売り込んでいる。日本も同じか、そしてアメリカへの不法移民の情報源は、TikTokのインフルエンサーだそうだ。世界は繋がっているね。

 第9章 ポリコレの続き 童話雪姫と七人の小人、現在は、これが、褐色の肌の姫と七人のおっさん・おばさん、になってるそうだ。小人って悪いイメージだそうだ。指輪物語でもそうだったよね。多様性というが、これがポリコレだ。ただしこれによりディズニーが売り上げを落とし、消費者離れを起こしているそうだ。そりゃ、そうだよね。

 書いていて、なんだか、もやもやしたつきものが落ちていくような気がします。

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民俗学の始まり~遠野物語を読んで

2023年12月08日 | 読書感想

 

 100分de名著ブックス、「柳田邦男の遠野物語」を読む。読む前、この本って何が書いてあるんだろうと想像した。明治時代のほ東北の物語。どんなストーリーなんだろうか。

 実際に内容に入ると、明治時代の遠野地方の民話が百以上詰まっている。一つずつの脈絡はない。有名なザシキワラシやオシラサマなども登場する。河童の子殺しや人間の親殺しなど読みずらいものもある。

 生と死、60歳を超えたら、若い人とは違った別の場所に住み、そして死んだらまたその近くに葬られる。姥捨て山(注 最近読んだが、これもある作家の創作らしい)とはちょっと違うが、まあそれに近い。

 そして、意外なことに地震の話が出て来る。明治三陸大津波だ。亡くなったはずの人がまた現れるという内容、幽霊などは普通に出て来る。

 この遠野って街、一度行ってみたいね。百名城、続・百名城も終わり、百名山も、もうこれ以上難しいから、温泉に鉄道があれば行きたいもんだ。

 遠野物語って、マンガもあるんだね。水木しげるさんだ、こっちの方が読みやすそう。

 

 

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キリストVSダーウィン、種の起源

2023年11月27日 | 読書感想

 

 しばらく前の話、夏にアルプスに登る際、山小屋での時間を過ごすための本を探した。山に持って行くのだから、あんまり厚くて重い本はだめ、そして、あんまり難しいのもダメ、で辿り着いたのが、ダーウィンの「種の起源」。

 ただし、原書は5百頁もあるそうで、その入門書を購入。それはNHKブックス「100分de名著シリーズ」だった。Amazonの中古、140頁、小屋で読むのにちょうどいい分量だった。

 ダーウィンの時代は、生命すべては、何とキリストがデザインしたとされていた。そこでこダーウィンは、出版に当たり、キリスト教関係者に引っ掛からないように、工夫したそうだ。

 生命の樹、種の起源で唯一の図だ。種の進化は枝分かれの過程、すべての生物は進化の最前線で、図の一番上のところ。ヒトは最も発達した高等生物、というのは誤り。ヒトもカエルも一番上の進化の最前線にいる。

ダーウィンのスケッチも載ってる。

 突然変異で生まれたものが、生存競争で、環境変化に対応できたものだけが生き残る。細かなことろは覚えきれないがこんなところ。

 中小企業診断士の仕事で、企業はどう生き延びるか、その例えで、ダーウィンは「強いものが生き残ったのではない、環境変化に対応できたものが生き残ったと考えた」などと、ダーウィンの例えをしゃべった記憶がある。今さらですが、それを補強してくれた書籍でした。

 名著は、当たり外れがない、また、名著、読みたいな。

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読後感想~豊かな日本はこう作れ!

2023年11月12日 | 読書感想

 

 元明石市長の泉房穂氏と藤井聡氏の対談本である。最近マスコミによく登場する泉房穂氏とはどんな方だ、と知りたいため購入した。

 書籍の感想は、まあ、あんまり深い内容ではなかった。泉氏は、常に市民を見て来たとか、愛が必要だとか。経済政策では子供に重点化、行政へのマーケティング、人材では、T型人材、頻繁な人事異動、職員のモチベーションアップ、岸田政権への提言、積極財政などだ。

 この辺のことでは、ほとんど聞いたことのない話はない。T型人材は、一つの専門に加えて、複数の準専門を持てというもの、これは私が資格の研修でよく使っている奴だ。あんまり新しいネタでもない。

 泉氏個人で言えば、上述のことを積極的に使っていき、明石市の人口増加や商店街の活性化などは評価できるし、全国的にも評価されている。自治体の首長の中では異色だったのは間違いない。

 市長を辞めた今、積極的に評論活動を推しているため、最近目に触れるようになったというところか。最後の積極財政で、藤井氏と結びついた。でもこの方が、今の日本国を変える人材かというと、そこまではどうだろうか。という感想だ。

 一度、ざっと読むとそれでいい。私は書籍を買ったが、ちょうど、ネットでダウンロードして読んでも十分なくらいの本だね。

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読後感想~新選組じゃなくて新徴組、を読んで

2023年10月21日 | 読書感想

 

 久しぶりに、時代ものを読む、新選組じゃなくて、「新徴組」(しんちょうぐみ)。新選組は、江戸で浪士を募り、京都まで行ったが、清川八郎の策略で、江戸に戻ろうとなった。しかし、京都残り組は「新選組」となり、会津藩の預かりになった。

 一方、江戸に帰った連中の、その消息は知らなかった。その江戸に戻った組は、「新徴組」となって、庄内藩の預かりとなった。庄内藩といえば、清川八郎が出身の藩だ。

 そして、その新徴組は、幕末維新で、最新鋭の武器、スナイドル銃を持ち、官軍相手に大活躍する。続・百名城巡りで、鶴ケ岡城に行ったとき、幕末維新では、庄内藩は強くて負けなかったと聞いた。ああ、あの話か、という感じだ。

 主人公は、あの沖田総司の義理の兄、沖田林太郎だ。従って、時々、新選組と沖田総司の消息が出て来る。新選組の動向は、新選組検定でたっぷり学習してるから、今は、あのときか、と時系列が一致する。 

 最後は、東北の各藩のうち、負けなかったのは、庄内藩だけになって、しようがない、官軍に降伏した。その途中のシーン、薩長のいる秋田へ遠征したときに、鳥海山を登るシーンがある。鳥海山は2千m以上もある山だ。山頂の小屋に泊ったが、寒くてどうしようもなかったシーンだ。この山(写真)を登ったのか、大した登山装備もない時代、大変だったろう。

 降伏した後も、明治維新では、庄内藩は優遇された。この小説の著者は庄内地方の方だそうだ。この歴史的事実、庄内地方の自慢になるね。負け続ける幕府軍にあって、勝ち続ける痛快な物語になってる。また、鳥海山、登りたいな。

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読後感想~中国経済崩壊宣言、中国ってひでえな!

2023年10月10日 | 読書感想

 

 石平さんと高橋洋一さんの共著だ。まず、統計、中国の統計は全く当てにならない。私、これは知っていた。なくなったソ連もデタラメの統計だった。同じ共産主義国、いい加減だろう。

 中国は人口14億人、そこに何と34億人分の住宅が造られている。アジア人全部が住めるほどの数だそうだ。そして不動産バブル。当然もう売れないが、銀行はカネを貸す。カネが続く限り、バブルは、はじけない。破綻させないように国営の銀行が貸し続けている。日本の常識では、とっくに破綻なんだが、破綻とは言わない、公表しない。習近平様の気に入らないことは言わない。そんな状態が続いている。

 通過発行権のない、地方政府は、もうお金が払えない、じゃどうするか、民間にはカネ、払えない、我慢しろ!という。見返りに「許認可」を緩める。これで我慢しろと。こんなこと続くわけがない。いつかとんでもないことになるはずだ。

 人口減少も続く。今から中国なんぞ、行けないぞ。企業の中国駐在員は、早く日本に帰ってきた方がいい。密告が勧められていて、危険だ。突然逮捕される。

 中国に投資? 今さら何を言うか。どっかの大企業がこれから中国に投資するって(あのサントリーだ)、新聞に出ていたが、元も子もなくなるぞ、この本、読んで、早めに引き上げたほうがいいぞ。

 

 

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