三浦半島は房総半島と一緒に東京湾を抱えこんだ位置にあって、ちょうど蟹が両手を広げているように見える。右手(右脚か)にあたるのが三浦半島で、中央部から走水(はしりみず)を抜けて「古東海道」の【海の道】が通る場所でもある。
★さらに指先の「城ヶ島」あたりからは三浦の中でも「三崎(みさき)」と呼ばれる漁業のめっかである。
★小さな半島を廻るたびに静かな湾が「浜諸磯(はまもろいそ)」「油壺(あぶらつぼ)」「小網代(こあじろ)」と続く。秋の一日、海を眺める旅に出掛けた。
★それぞれの湾の素晴らしさは別の機会に譲ることにして、小網代湾から引橋(ひくはし)に向かって、ゆっくり登っていた時のことを語ろう。肺気腫の辛さに耐えながら黙々と足を運ぶ。急に誰かが叫ぶ「ナンバンギセルです!」。南蛮煙管とでも書くのだろうか、奇妙な生物である。
★ハマウツボ科、1年生の寄生植物だと教えて貰う。自然観察会に参加する醍醐味であろう。
★さらに指先の「城ヶ島」あたりからは三浦の中でも「三崎(みさき)」と呼ばれる漁業のめっかである。
★小さな半島を廻るたびに静かな湾が「浜諸磯(はまもろいそ)」「油壺(あぶらつぼ)」「小網代(こあじろ)」と続く。秋の一日、海を眺める旅に出掛けた。
★それぞれの湾の素晴らしさは別の機会に譲ることにして、小網代湾から引橋(ひくはし)に向かって、ゆっくり登っていた時のことを語ろう。肺気腫の辛さに耐えながら黙々と足を運ぶ。急に誰かが叫ぶ「ナンバンギセルです!」。南蛮煙管とでも書くのだろうか、奇妙な生物である。
★ハマウツボ科、1年生の寄生植物だと教えて貰う。自然観察会に参加する醍醐味であろう。