太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

スポーツ選手のコメント

2018-02-12 09:24:06 | 社会観察

オリンピック選手の試合後のコメントが幾つか報じられている。オリンピック選手ともなるとセミプロのようなものだが、試合後のインタビューには人となりがでてしまう。スピードスケートの小平選手のコメントは秀逸だった。メダルが期待されていたが5位だった。それでも平地での自己記録更新はしている。レース後のインタビューで「残念だったけど自分の実力不足だ」と語った。素直である。あるジャンプの選手は寒すぎたとか踏切のタイミングがとか言っている。日本選手だけが寒いわけでもないし、選手は皆オリンピックに照準を合わせて調整してくる。この歳で精一杯飛びましたとが実力不足です。次のラージヒルに賭けますとか言えばかろうじてレジェンドの称号は維持できたと思うが残念なコメントである。闘志は内に秘めて次のラージヒルに頑張れば良いものを勝負事にタラ・レバは禁物である。

冬の競技は北欧で生まれたものが多いようだが、今日のモーグルなどは初めは自然の凹凸を利用したようだが、今は人工的に作っている。やる方は面白そうだが、見る方は何であんな所を滑らなければならないの、と不自然さを感じてしまう。スノーボードもサーカスのようで今一つ、何処まで極めればよいのか分からない。競技全体が得点物が多いので主観が入るのではと素人は思うが、技の難易度とか形で加点、減点がある。それならTVの解説者はもっと分かり易く説明して欲しい。専門用語だらけであることも今一つ冬のスポーツの人気が盛り上がらない気がする。それにしても装備が何れも高価そうで一般には馴染まない。泰明小学校に依頼して子供に用具を揃えて貰って英才教育をする手は残されてはいるが。

外交オリンピックとか北朝鮮の微笑外交とか言われているが、かけひきが本番のゲームより興味深い。ペンス副大統領が歓迎会で北朝鮮No2の金永南氏と同じテーブルに座るのを避けて退席したとのこと。大人げない態度とか、オリンピック後に武力攻撃があるかも知れない相手と握手などしていられないと解説するむきもある。オリンピック後の米朝日韓関係がどう動くか心配なところではあるが、今回の南北会談などの映像を見る限り、同じ民族同士他国には分からない感情もあるくらいは想像がつく。東西ドイツが統一された時、政治経済面での軋轢はあったろうが、同じ民族同士が本当に憎しみ合っていたのか訊いてみたい。先の大戦で敵同士であったにも関わらず日米は今強固な同盟で結ばれている。明治維新も内戦の結果成し遂げられたが藩(県)同士の憎しみは欠片もない。やはり南北問題は性急な解決を図るより、世代間に跨ぐくらいの時間は必要と思う。その間に核ミサイル開発を継続する時間稼ぎの可能性があるという人は必ず居る。時間を稼いで完成したらその時点でアメリカを攻撃するだろうか。それこそ自殺行為である。最も深刻な脅威は米朝が的対関係にある中で第3国にミサイル技術が拡散することである。もしテロリストに渡ったら国際交渉もクソもない。明確な後ろ盾が居ない今、核を如何に北朝鮮内に封じ込めるかが最大のポイントだと思う。まずは国際社会の一員として暴挙に出ない環境を作るべきである。

実は北朝鮮問題よりもっと大きな恐怖を感じていることがある。今、失われた文明の本を読んでいるが、約12000年前には高度な文明社会があったが地球規模の大洪水によって大半が失われたというものである。ノアの箱舟伝説は世界各地に似たようなものがあるとのこと。僅かに生き残った人達が洪水前の文明の記憶として神話や伝説によって後世に伝えようとしているとのこと。これらに僅かに残された古代の文書解読、遺跡や化石、地層分析から一体なにが起こったか明らかにしようと試みる本である。

洪水の原因は地球近くに留まった惑星の引力によるものであり、彗星でもある程度の大きさがあれば殆どの陸地を沈めてしまう洪水は起こる可能性があるという。12000年前に文明が再び振り出しに戻るような大災害が起こり、災害の期間は僅か200年くらいの間であったとのこと。多くの仮説を含むが思わず納得してしまう。地球45億年の歴史からすればついさっきの出来事である。核戦争で文明を振り出しに戻すことは人間の知恵で避けられるが自然災害ではどうしようもな。