太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

長官更迭

2017-12-02 22:33:04 | 社会観察

大統領:ティラーソン君、悪いが君には代わって貰うよ。勘の良い君のことだから分かってくれると思うが。後はポンぺオCIA長官の起用を考えている。

長官:やはり北朝鮮への柔軟路線が気に入らないのでしょうか。ポンぺオ氏は大統領とよく似た考えをもっているからでしょうか。

大統領:頭の良い君らしくないなあ。もうちょっと高度に考えてくれ。幾ら私が脅しても北朝鮮はちっとも言う事を聞かない。私を舐めているんだよ。そこでだ、柔軟路線の君を変えてポンぺオ氏を起用したら北朝鮮だって私の本気度を信じるというものだ。私だって戦争を望んでいるわけではない。聞きわけの無い子には説教するより目に見える形の方が余程効果があると思わないかね。

長官:なるほど。私が身を引いた方が北朝鮮へ一層圧力を掛けられるということですね。北朝鮮政策の見解の違いで辞めるなら私も傷つかないし、結果として北朝鮮が脅えることになりアメリカが守られる。流石大統領の読みは深いですね。

大統領:分かってくれたか。ところでフリン疑惑はどうなっている。

長官:一線を越えたとは思いますが、日本の女性政治家のことまで心配されているのですか。国務省はそこまで手は周っていません。

大統領:馬鹿か。Against Flynn だよ。ロシア疑惑とメディアが騒いでいるあれ。第一君との会話で日本語の駄洒落が入るはずがないじゃないか。互いに日本語など知らないのに。

長官:失礼しました。個人的には興味があったものですからつい。Flynn の調査はFBIですから任せています。

ティラーソン氏は頭を掻きながら執務室を出る。

大統領:ポンぺオCIA長官を呼んでくれ。

ポンぺオCIA長官:どうやら上手く行ったようですね。これで強硬路線に反対する者はいなくなりました。アメリカ全土に届くICBMの実験もやったし、一線を越えた、いやこれは日本のスキャンダルで使う言葉でしたね、レッドラインを越えたしテーブルの上の選択肢が一つだけ残りましたね。

大統領:まさか執務室まで盗聴してないだろうな。一線を越える話は今ティラーソンと話したところだよ。真面目な話、私が戦争を始めた大統領として歴史に名を刻みたく無いことは君もしっているだろう。軍出身者を登用しているのは北朝鮮への圧力の一環だよ。

 君はミサイルが撃ち込まれる前に叩き潰そうと思っているかも知れないが、良かった良かったこれでアメリカも安心だと誰が褒めてくれる。マスコミは在韓、在日アメリカ人に死傷者が出たら挙って非難するぞ。世界は日本人も戦争に巻き込み非人道的だと騒ぐに決まっている。ミサイルを撃ち込まれて報復攻撃なら言い訳も成り立つが、先制攻撃の場合、絶対に周辺被害の甚大さばかり非難されるにきまっている。あくまで今回の人事は脅し、脅しだよ。

てな会話があるのだろうか。

(これはフィクション、拙子妄想に基づくものであり、取材事実など一切ありません。)