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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「労働者にもっと公平感を」 から

2010年03月13日 | 抜き書き
▲「人民網日本語版」17:38 Mar 12 2010、編集NA。(部分)
 〈http://j1.peopledaily.com.cn/94474/6917709.html

 改革開放の成果は、無数の大衆が共同で創造するものであり、また、無数の大衆が享受すべきものだ。これは社会主義の本質的要求であり、科学的発展観の貫徹実施における要求であり、社会主義調和社会の建設における要求だ。所得分配において、私たちは効率原則を堅持するとともに、なおさらに公平性を保障しなければならない。

 やはりやはり公正は要らんらしい。孫文の「天下為公」だって、『礼記』ではもともと「天下を公平なものにする」という意味だし。歴代の中国史料で、「公」を「公正」の意味で用いた例は、孟子と黄宗羲のほかは、ほとんどない。
 公平があれば、欲得づくの政府支持・国家支持は見込めるだろうが、公正がなければ、無私の愛国心や無償の忠誠心というものはあり得ないだろう。