『日本の遺跡』第11巻。府立図書館で書架のあいだを徘徊しているうちにシリーズが目にとまったので、自分の故郷の係った1冊を借りる。私の明石の実家は、明石駅跡(同書121-123頁)を示す石碑のすぐちかくで、まいにち小学校の行き帰りにその前を通った。当然、そこにある菅公旅次遺跡碑も見ていた。“駅長莫驚時変改、一栄一落是春秋”。なお122頁の図41「明石駅家の周辺」を見てみると、私の実家はほぼ推定される山陽道の道脇、しかも古の駅家の域内にあったらしい。駅長莫驚時変改、一栄一落是春秋。
(同成社 2006年5月)
(同成社 2006年5月)