書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

桑田忠親 「蒲生氏郷」

2011年01月27日 | 伝記
 『新編 日本武将列伝』 5 (秋田書店 1989年10月)所収。

 2011年01月26日「海音寺潮五郎 『蒲生氏郷』」より続き。
 学者とはいえこの人なら特徴的なエピソードの類は忘れずに掬い上げるだろうと思って見てみたが、「猿め、死に場所がのうて狂うたか」に類する話はここにも載っていない。
 あとはもう『群書類従』で「蒲生氏郷記」を検してみるくらいしか思いつかない。あるいは『名将言行録』か。しかしあれば俗書だ。あっても当てにならん。