書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

程映虹 「文化大革命的理論根源是“宇宙終極真理” 」

2013年11月13日 | 地域研究
 〈「右派網」2013-11-11 05:15:40

  毛主義對宇宙論的討論構成了文化大革命意識形態的一個非常重要的部分,甚至可以說是從一個最終極的意義上--即文化大革命符合宇宙的基本規律。
 
 梁啓超の「論君政民政相嬗之理」を想い起こさせる一節である。

  大地之事事物物,皆由簡而進于繁,由質而進于文,由惡而進于善,有定一之等,有定一之時,如地質學各層之石,其位次不能凌亂也。今謂當中土多君之世,而國已有民政,既有民政,而旋复退而為君政,此于公理不順,明于几何之學者,必能辨之。

(日本語訳)
 大地のあらゆる事物はみな単純から複雑へ、素樸から文明へ、悪から善へと進化し、地質学でいう各層の岩石と同じように、一定の段階、一定の時期があって、その順序を乱すことはできない。中国は多君の世であるのに、国家はすでに民主政治が行われているとか、すでに民主政治が行われているのに突然君主政治にもどるとかいうことは、公理に合っていない。幾何学に通じたものならきっとこの道理がわかるだろう。 (伊東昭雄訳、西順蔵編『原典中国近代思想史』第二冊、岩波書店1977年4月、「君主政治より民主政治への推移の道理について」、同書203頁。下線は引用者)

 社会規範と自然法則とが、或いは後者を支える形式論理とが混同されている。