森林公園(国営武蔵丘陵森林公園:埼玉県比企郡滑川町)は、広大な丘陵地に整備された、全国で初めての国営公園。雑木林を中心に、池沼、湿地、草地など多様な環境が残され、多彩な植物が生育する。なので、年に何度も行きたいところだが、そうもいかない。
今年は春(4月29日)に続いて2回目、秋と言うことでは2年振りに、10月21日(日)に行ってきた。
事前にWebサイトを確認すると、この日は「秋の都市緑化月間」ということで無料開園日だったので、早めに家を出て開園15分前から中央口入口に並んだ。家族連れや年配のグループがほとんどで、今回、妻が用事で一人ぼっちの中年オヤジはちょっと浮き気味。
最初に一番混みそうな運動広場花畑に向かった。小走りで先を行く親子連れもいたが、場所取りなのだろう。羽毛ゲイトウ花畑には、私が一番乗りだった。早めに行って正解だった。羽毛ゲイトウのことは、※別ブログ参照。
この日は「沼まつり」というイベントも行われていた。滑川町は、関東一沼の多い町で、大小合わせて約200の沼があり、その約2割にあたる41個の沼が森林公園内にあるそうだ。これらの沼はすべて、田んぼに水を引くために人工的に造られた「ため池」。
沼まつりの起源とも言える「沼普請」は、ちょうど、田んぼで水を使わなくなる10月頃に沼の水を抜き、泥をさらったり、ゴミを取り除いたり、堤を補修したりして、生活に欠くことのできない沼を守るために毎年行われてきたという。
この時間はまだイベント開始前だったが、沼の水は抜かれ、沼にいる淡水魚の展示などがあった。
その後は、坂道・階段を上って野草コースに行く。その名の通り様々な野草が見られる。フジバカマの花には渡りをする蝶「アサギマダラ」 が飛んでいた。
しかし、2年前に来たときに比べると、フジバカマの花は少なかった。台風の影響かもしれない。そのせいかアサギマダラも少なかった(2年前はアサギマダラ祭りだった・・・)。
西口ひろばでは、ピチュニア花畑が終盤だった。※別ブログ参照。西口の方にくるのは久しぶり。
そこから都市緑化植物園の方に行く。春にルピナスの花畑が見られたこもれび花畑は休憩中。ボーダー花壇でスズメガ科のホウジャク(だと思う)が飛んでいた。
植物園花木園で折り返し、まだ緑だけど夜間イベントの装飾が多数あったカエデ園を通り、中央口に戻る。飾りはハロウィン仕様。
入口近くのショップを覗いたら、「花咲く!ピクル酢」という彩り野菜のミックスピクルスがあった。初めて見たけどキレイなものだ。
駐車場の近くの田んぼでは、稲の天日干しが見られた。
滞在時間は約4時間。歩数約1万4千歩だった。
園内の植物については別ブログにて、羽毛ゲイトウを最初に徐々に更新予定。