シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

国営武蔵丘陵森林公園 10月21日

2018-10-27 | お出かけ

森林公園(国営武蔵丘陵森林公園:埼玉県比企郡滑川町)は、広大な丘陵地に整備された、全国で初めての国営公園。雑木林を中心に、池沼、湿地、草地など多様な環境が残され、多彩な植物が生育する。なので、年に何度も行きたいところだが、そうもいかない。
今年は春(4月29日)に続いて2回目、秋と言うことでは2年振りに、10月21日(日)に行ってきた。

事前にWebサイトを確認すると、この日は「秋の都市緑化月間」ということで無料開園日だったので、早めに家を出て開園15分前から中央口入口に並んだ。家族連れや年配のグループがほとんどで、今回、妻が用事で一人ぼっちの中年オヤジはちょっと浮き気味。


最初に一番混みそうな運動広場花畑に向かった。小走りで先を行く親子連れもいたが、場所取りなのだろう。羽毛ゲイトウ花畑には、私が一番乗りだった。早めに行って正解だった。羽毛ゲイトウのことは、※別ブログ参照


この日は「沼まつり」というイベントも行われていた。滑川町は、関東一沼の多い町で、大小合わせて約200の沼があり、その約2割にあたる41個の沼が森林公園内にあるそうだ。これらの沼はすべて、田んぼに水を引くために人工的に造られた「ため池」。
沼まつりの起源とも言える「沼普請」は、ちょうど、田んぼで水を使わなくなる10月頃に沼の水を抜き、泥をさらったり、ゴミを取り除いたり、堤を補修したりして、生活に欠くことのできない沼を守るために毎年行われてきたという。


この時間はまだイベント開始前だったが、沼の水は抜かれ、沼にいる淡水魚の展示などがあった。


その後は、坂道・階段を上って野草コースに行く。その名の通り様々な野草が見られる。フジバカマの花には渡りをする蝶「アサギマダラ」 が飛んでいた。
しかし、2年前に来たときに比べると、フジバカマの花は少なかった。台風の影響かもしれない。そのせいかアサギマダラも少なかった(2年前はアサギマダラ祭りだった・・・)。


西口ひろばでは、ピチュニア花畑が終盤だった。※別ブログ参照。西口の方にくるのは久しぶり。


そこから都市緑化植物園の方に行く。春にルピナスの花畑が見られたこもれび花畑は休憩中。ボーダー花壇でスズメガ科のホウジャク(だと思う)が飛んでいた。


植物園花木園で折り返し、まだ緑だけど夜間イベントの装飾が多数あったカエデ園を通り、中央口に戻る。飾りはハロウィン仕様。


入口近くのショップを覗いたら、「花咲く!ピクル酢」という彩り野菜のミックスピクルスがあった。初めて見たけどキレイなものだ。


駐車場の近くの田んぼでは、稲の天日干しが見られた。


滞在時間は約4時間。歩数約1万4千歩だった。
園内の植物については別ブログにて、羽毛ゲイトウを最初に徐々に更新予定。

 

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神田でSF感満載BAR/警戒船

2018-10-22 | 飲んだときに…

10月19日(金)、同僚・元同僚4人で神田駅の近くで飲むことになり、駅前に集合。最初に行った店は予約で満席。近くの酒屋を物色し、次に行ったお店で落ち着いた。沖縄料理をだす店で、週末らしく2Hで会計。
さて、どうしよう?となり、あと1~2杯飲めればと、また近くを彷徨うと、バックトゥザフューチャーのような看板があり、地下に皆を誘った。

階段を下りながら「何だここは!?」と。店のドアを開け中に入ると・・・等身大(?)のアイアンマンが出迎えた。


壁面には、様々なSFモノのグッズが飾られていた。モニターでも映画のダイジェスト。同僚らがコレはあの映画の、アレはエピソード何ちゃらのと盛り上がる。


メニューをみると、SF映画をモチーフにしたカクテルが4ページ(?)にわたってアレコレある。「何なんだここは!?」と何度も同じことを言い合う我々。


とりあえず、記念に(備忘のため)スマホで撮った。

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最近、神田川の橋の上から見る「警戒船」。何の警戒をしているのだろう。

 

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無線山でツマグロヒョウモン

2018-10-20 | 自然・環境とか

10月13日(土)曇天。埼玉県伊奈町の緑のトラスト保全第13号地「無線山・KDDIの森」散歩でのこと。咲いていた花は、遠くからでもそれと判るセイタカアワダチソウくらい。一応近づいていくと、エノコログサ(?)の穂にチョウがぶら下がっているのが目にとまった。


けっこう寄ってみたけど、お疲れなのか動こうとしない。
何というのチョウだろう。チョウの名前はなかなか覚えられないし、翅の裏側だとよけいに分からない。あっ、足は4本だったか、お腹が見えないな~とか思いながら。


あまりにも動きがないので、フーッと吹いてみると、バタバタしながら地面に落ち、そして体勢をたてなおす。翅の表側を確認。
あ~これなら見たことがある。たぶんツマグロヒョウモンと思った。


その後、飛んで行ったが、見回していたら離れたところに別のチョウを発見。これも見たことがあるけど、名前は思い出せない。(↓トリミング)


念のため、後で調べてみるとどちらもツマグロヒョウモンで、最初に見た方が雄♂で、次に見た翅の端の黒が目立つ方は雌♀だった。(いい加減に覚えろよ!と思った)

このチョウは、環境省や国土交通省の調査において、地球温暖化に伴い、分布域を拡大していると考えられている指標生物のようだ。1980年代の分布域は、近畿地方以西だったが、近年は北関東付近まで分布域を拡大しているようだ。

チョウ以外にも、唯一(?)の花には様々な虫が集まっていた。

 

他には秋の・・・

 とか  とか


ついでに、花見の頃には賑わっていた巨木ソメイヨシノの並木も秋の装いに。

 

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秋刀魚BBQと秋の味覚

2018-10-18 | 我が家のアレコレ

「目黒のさんま祭り」を例にあげるまでもないが、秋になると秋刀魚(サンマ)を炭焼きで食べたいものだ。4年前にベランダでサンマを七輪で焼いていただいた時は、とても美味しく且つベランダとはいえ外で食べるのは気分良かった。

そこで、久し振りに炭火焼きで食べようと思い、娘夫婦にも声をかけ、10月7日(日)の夕方から我が家で行うことにした。人数的にベランダ&七輪では無理があるので、『お祭りBBQ』と同様に駐車スペース(ビルトインガレージ)&バーベキューコンロで。

当日の午前中、まずは前日に宇都宮城址で頂いた花苗5ポットを2つの鉢に植え替えた。その後に車庫掃除とBBQの準備。庭側の鉢植えの移動と車を庭側に移動するのがちょっと面倒だったりする。

遅めの昼食~休憩の後、午後4時過ぎから仕上げ(?)の準備をし炭の火起こし。その時に隣家の娘のMちゃんが久し振りに顔をだして、近況の話を聞く。今年から社会人になったのでいろいろあるようだ。頑張れー。(私としては、久し振りに会って話をしてくれる・・・ちょっとした嬉しいひと時だった。)

午後5時頃、娘夫婦が来て持参してくれたビールで乾杯!実家から送ってくれた枝豆などをつまみながら、サンマとお握りを焼き、剥いた銀杏はホイル焼きに。


サンマは“強火の遠火”にするため、煉瓦を台に高さをとる。(画は明るく調整)


そろそろ?の見極めは難しいところだが、焼き増しはできるので焼き過ぎない程度を見計らって食べてみると・・・・・柔らかく、もちろんホクホクで上出来だった。
サンマが無くなってからは、網の上はキノコからの野菜・焼肉に移行。実家からの栗とクルミも用意してたけど忘れた。

飲む方は、9月に帰省した時に、娘婿とそのうち飲めれば、と思って買ってきた地元のお酒を目的通りに頂く。「松乃井」の吟醸。(↓記録のため、翌日に空き瓶を撮る)


和醸良酒ではないが、楽しく美味しいので1本空いてしまった。
翌日は妻と娘婿が仕事だったので、あまり遅くならない時間に終了した(ようだ)。
ビール+一升1/2は、私にとって“ちょっと飲みすぎ”の量。翌日は午前中に後片付けをしたものの、その後は安静(?)にしていた。
まぁ、事後談はともかく、秋刀魚BBQと秋の味覚はイイね。できれば来年も!と思う。(妻と娘は、「酔っぱらいは、しょうがないな~」と思っているところもあるだろうけど、その辺りは寛容に願います。)

 

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宇都宮:松が峰教会・宇都宮城址

2018-10-16 | お出かけ

(10月6日(土)、石の里~二荒山神社のつづきで宇都宮日記の最後)

カトリック松が峰教会」は、地元の大谷石で造られた教会で、ブラタモでも大谷石の「ミソ」の特徴が独特の風合いを生んでいると紹介されていた。

現地で頂いたリーフレットによると、1888年(明治21年)に創立し、現在の聖堂は1932年(昭和7年)に竣工した。鉄筋コンクリート造り、大谷石仕上げで、双尖塔部は4階、他は2階建ての近代ロマネスク建築。コンクリート製の聖堂では、日本で一番古い教会の一つとされ、日本では数少ない双塔を持った教会建築。

前面道路、建物の後方からの撮影。(正面側は離れて撮りにくい状況)


敷地内、正面側。


奥に行き、正面左側を見る。中央で出っ張っているのは、後付けされたエレベーター塔。敷地のさらに奥には「松が峰幼稚園」がある。


正面右側にまわってみる。2階に聖堂があり、色のついた窓が開けられていた。


塔を見上げる。外周りにも石工職人によりさまざまな意匠が施されている。


再び正面に戻る。中心から左右対称な造りで2階にも左右からの階段あり。


2階に上がり入口ドアに近づくと何やら賑やかそう。ドアの内から「見学の方ですか」「コンサート中ですが、今は休憩時間なので入れますよ」と声をかけられ、お礼を述べつつ入場。
教会なので、厳かな雰囲気のイメージがあるが、大勢のご年配の方々にちょっと圧倒されそう。
正面にパイプオルガン、アールの天井、柱や壁には大谷石。多孔質な大谷石の吸音効果が教会の機能を高めているそうだ。


窓側の通路の様子。柱の大谷石にも細工がしてある。正面にはマリア像。


入口側の壁に、国の登録有形文化財であることを示すプレートが貼られていた。

 

大谷石は、帝国ホテルや築地本願寺でも使われた石材で、大谷町の大谷石は明治維新後の東京のまちづくりに欠かせないものだった。そのおかげで大谷町も潤ったとブラタモで説明していた。

次に、宇都宮城址に行く。ここでもそうだが、初めての所は駐車場探しからになる。宇都宮城址公園をぐるっと回るが満車しかない。西側に広い駐車場があると聞き入口までいく。ここでも満車だったが、かなり広いのでしばらく待ったら入れた。

 

宇都宮城址は本丸の西側の一部(土塁・櫓)が復元されている。
堀を渡り本丸に入る。他のお城なら堀から石垣が積まれ、その上に城郭がありそうなものだが、ここは土塁。↓画は2つある櫓の内、南側の櫓。


通路を抜けると大きなテントが幾つもあり、何かのイベントをやっていた。
土塁の上に通路があったので、全景を見るためにも、まずは南側の土塁に上がる。


左側が土塁に囲まれている。かなり高さのある土塁だ。正面には北側の櫓がある。


入ってきた通路の脇にはエレベーターがあり、土塁下には資料館もあった。中には当時の本丸の模型があった。復元されている左側の一部からすると、本丸はかなり広い。


本多正純が宇都宮に入り、宇都宮城と城下の改修を行ったそうだが、正純は幕府の意向に順じ宇都宮城に天守は設けず2層2階の清明台櫓(北側の櫓)を天守の代わりにしたという。


後で調べてみたら、このイベントは「花と緑のフェスティバル」で、開催時間は午前10時~午後3時。我々が城址に入ったのは午後3時を過ぎており、テントはほとんど片付け始めていた。
ただ、(1)最初長い行列があり、一回りしているうちに列が短くなったので、最後尾に行って聞いてみると「花苗のプレゼントをしている&募金をお願いします」ということだった。(2)装飾のベースに使ったと思われる葉主体の苗を「お一人1本どうぞ~」という。
結果、(1)と(2)でポット苗を5つ頂いた(募金は気持ちで)。これには、たまたまなので恐縮するやら嬉しいやら・・・。

この辺りでそろそろ帰る時間となったので、名残惜しいけど宇都宮を後にした。
ブラタモの足跡を(順不同で)たどるような宇都宮散策だったが、とても満足した一日だった。(おかげで、3回に分けてとりあげてしまった)


ところで、ブラタモでは、宇都宮城の疑問として、[その1]西側の城下町はお城よりも高い位置にあり“城上町”になっている。通常、お城は高台に建てられるのに何故か。[その2]お城の城主は本丸ではなく、狭い二の丸に住んでいたのは何故か。の2つの疑問をひも解いていた。

回答を(自分なりに)要約すると・・・、江戸時代、徳川家康を祀る日光東照宮へは、将軍はじめ最大13万人もの人が向かうことになった。日光への最後の宿場町だった宇都宮は、それを支えるため、やむなく城下に適さない城上の方を大規模開発するしかなかった。
また、その日光社参の際は、宇都宮城の本丸に将軍が止まるところを設けるしかなく、城主は仕方なく二の丸に住まいを設けることになったようだ。

ちなみに、本多正純によるこの宇都宮大規模開発により、宇都宮は「城下町」と二荒山神社の「門前町」に加え、「宿場町」のの各機能を持つ都市に再編されたとさ。

 

〈宇都宮シリーズ〉
大谷資料館・平和観音
二荒山神社・みんみん本店
松が峰教会・宇都宮城址

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宇都宮:二荒山神社・みんみん本店

2018-10-14 | お出かけ

(10月6日(土)、前回「石の里」のつづき)
二荒山神社に向かいながら、近くの駐車場を妻に検索してもらい妻ナビで行くと、そこは、坂道を上った丘の上の駐車場で、神社の境内のすぐ隣だった。境内に入ると、社殿の脇にいきなり出た。何てこった。初めてなのに、これはまずい。神社は鳥居から入っていかないと。早々に門を抜け長い階段を鳥居の方まで降りる。

昼どきだったことと、気持ちをリセットするために先にランチにした(後述)。
そして改めて鳥居の前に立つ。何かのイベントのようで、参道の両側に屋台がたくさん。


二荒山神社・二荒神社は、北関東~福島県・新潟県に約50社あり、総本社とか明神大社と言われているのは、宇都宮と日光にある「二荒山神社」。同じ名前なので、区別するために鎮座地名を冠し、日光二荒山神社(ふたらさん)と宇都宮二荒山神社(ふたあらやま)と呼ばれる。宇都宮二荒山神社は、下野国の一宮(日光も一宮のようだ)。
「宇都宮」の地名は、この一宮(いちのみや)が転訛したという説もある(ブラタモでも紹介)。


長い階段は100段弱(95だったか?)。途中の踊り場的な所には左右に末社があった。こういう末社は、たいがい同じ造りにするのが多いように思うのだが、ここでは差があり小さい鳥居もあったりする。
左側の3つの社。一番奥は、菅原神社(学問の神)。


右側の3つの社。一番手前は、松尾神社(醸造の神)。いつもお世話になっていますと感謝詣で。


階段を上って振り返る。神社があるのは宇都宮丘陵の先端で、昔は関東を一望できたらしい。今は木の枝葉や建物(特にパ〇コのせい)で、その感じは味わえない。


神門はサイズ以上に威厳を感じた。


門をくぐると、その先には社殿(拝殿)。現在の社殿は明治10年に再建された。


右を向くと神楽殿↓。左には手水舎や社務所など。


拝殿~本殿の左側には、鳥居がたくさん並んでいた。 初辰稲荷神社(豊穣・商業の神)。


拝殿~本殿の右側にある市神社(市・商業の神)と須賀神社(お天王さん)の社殿。


その社殿の前には一対の狛犬があり、お顔を見て驚いた。こういうのもアリなんだな。・・・とても和む。


他には、昔から名水として知られ、明治天皇行幸の折にもこの水でお茶を立てた「明神の井戸」や、“鶏は羽にはつねをうつの宮柱”という「宰鳥(与謝蕪村)句碑」もあった。
また、社務所では宝物の展示やブラタモの放送を流していた。ソファもあって一休み可。

 

さて、ランチは宇都宮らしく餃子を食べることにした。ブラタモで「二荒山神社の近くには宇都宮みんみん本店などがある」とナレーションで聞いていたので探して行ってみる。「餃子通り」という通りに曲がるとざっと4~5件の餃子屋さんを確認。

やはり並んでいる。いつもなら食べるのに行列を避けるのだが、せっかく本場まできたのだからと妻も言うので、「宇都宮みんみん本店」の行列の最後尾につく。行列は店の前のスペースと、それ以降の行列は道路の反対側のビルの駐車場内。初めての方は大概店の前に並んでしまい、整理係のおばちゃんが注意することになる。

店前まで進み、入口を記録しようと構えていたら、ちょうど「2名様どうぞ~」と。


専門店なのでメニューは焼餃子、水餃子、揚餃子の3種類にライスのみ。並んでいる時にメニューがまわってきていたので、座ったら即注文。2人で「ヤキ×2、スイ1、アゲ1、ライス2」約1,200円也。


皮が薄めで食べやすい餃子だ。スイについては店員さんから初めての方にと食べ方の説明があった。作ったタレにつけても良いけど、どんぶり(お湯)に調味料を直接入れて(自分で好みのスープにして)食べても美味しいという。試してみると、たしかに思っていたより美味しい。スイはヘルシーだし良いかも。

二荒山神社の後は、大谷石の教会へ。(つづく)

 

〈宇都宮シリーズ〉
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宇都宮:大谷資料館・平和観音

2018-10-12 | お出かけ

大谷石の地下採石場跡が宇都宮にあることは知っていた。ロケや様々なイベントで使われており、その異空間を実際に見たいと思っていた。
そして、先般「ブラタモ」で宇都宮市を取り上げてしまった。採石場以外も興味深い。もう行くしかないと思い、10月6日(土)に妻と宇都宮市に行ってきた。

最初の目的地は、もちろん「大谷資料館」および、その地下の採石場跡だ。
初めてなのでなるべく早く行こうと思ったが、着いたのは午前9時50分頃。幸運?にも受付は空いていた。料金(800円/人)を払い、案内されるまま資料室で大谷の地質とか大谷石の採掘方法とかの資料や展示を見ていたら、後から団体さんらしき大勢の方が入ってきたので、そそくさと次に進む。

次というのが大谷石地下採石場跡で、階段を下りていくと急に涼しくなった。持参したダウンベストを羽織る。急に目の前が開け上りと下りに分かれる所にきた。凄い!深い!広い!


奥に向かって天井が(床も)斜めになっているのは?・・・。大谷石の地層は、キレイな石の層と「ミソ」と呼ばれる茶色の塊を含む層があり、当地は地層が斜めになっているので、きれいな石の層を掘り拡げていくと斜めになるわけだ。(ブラタモでも説明あり)
この坑内は、まず垣根掘りで山に横穴を掘り、そこから平場掘りで柱を残しながら地下に掘り進めた。


角を曲がるたびに、新たな光景が広がる。ここの地下坑内は約2万平方メートルあるという。幻想的な雰囲気と迫力を感じつつ、これを造った人間って凄いと思ったりする。




手掘りの時代は、石の切り出しから仕上げまで、1日に加工できる本数は、五十石(ごとお:150×300×900)だと1人あたり10本ほど。石を1本掘るのに4,000回もツルハシをふるったというから驚く。手掘りの跡は柔らかくキレイ。

 

機械化以降は、1人あたり1日50本ほど加工できるようになったようだ。機械掘りの跡↓。


オブジェのようなものが置かれていたり、照明の色も様々。これには賛否があると思う。


「この壁の奥は、非公開の教会ゾーンで、結婚式や映画・ドラマ・CM・MPVなど多くの撮影が行なわれた場所です」と壁に張り紙があった。そう教えられると、何だよ~となる。(稀に公開するときもあるらしい)
見えているけど近くに行けない=見学通路の無い所もある。地下水が溜まっている所もあった。


自動車などの進入口も兼ねているところだと思われる。車のCM撮影などの時にも使われているのだろう。


地下坑内は、年平均気温が7℃で、月平均では約2℃~13℃の間。で、この日は13℃だったので年間で一番暖かいほうだ。それでも地上とのギャップが・・・。


ここの地下採掘場跡は、1919年(大正8年)から1986年(昭和61年)までの約70年かけて大谷石を掘り出してできた巨大な地下空間。一般に初めて公開されたのは1979年(昭和54年)で、それ以前には地下軍需工場だったり政府米の保管倉庫にも使われてきたらしい。とても満足感の高い見学だった。
地上に出て、記念に大谷石のお土産を購入。ショップ兼カフェの建物は、この土地に場違いのようなオシャレ感だった。


大谷資料館を出た後は、近くの「大谷景観公園」に車をとめた。大谷石の岩壁が連なる奇観を一望できる公園で、国指定名勝「大谷の奇岩群 御止山(おとめやま)」の案内板があった。



次に、これまた近くの「平和観音」へ。自然の岸壁に彫られた高さ27mの観音様で、戦没者の慰霊と世界平和を祈念して昭和23年より6年余、総手彫りで造られたという。


観音様の正面向かって右側は大谷寺に向かう通路で、壁面には採石跡が見られる。正面左側から階段を上ると観音様の背中辺りの高さまで行くことができ展望できる。途中からの眺め↓。


反対側を見下ろすと、大谷寺の本堂が見えた。洞窟に覆われているような寺院だ。


大谷寺にも入りたいと思っていたが、ここまで時間がかかったのと、上から垣間見たということで、次の目的地と考えていた宇都宮市街にある二荒山神社に向かう。(つづく)

 

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ギンナン(銀杏)果肉・天日・食す

2018-10-05 | 我が家のアレコレ

年配の同僚方々と飲みに行き、イイ感じで酔いもまわった帰り間際のこと。
Aさんの庭にはイチョウがあって「この時期は銀杏がたくさん落ちて大変」と聞き、イイですね~食べるのなら手伝いますよ~と軽く期待を込めて言ってみたら、「果肉を取り除くのが大変なので、そのままなら持ってこよっか」と。で、イイですね~と言ったものの、お互い酔っていたし・・・。

連休明けの9月25日(火)、「重かったよ~」とAさんが本当に持ってきてくれた。嬉しいビックリだ。臭いがもれないよう幾重にもビニールでくるんであった。ちょっと重たかったけど、その日に持って帰った。
下処理の仕方はAさんに聞き、Webでも検索して、平均的な作業は解った。(田舎出身者だけど、近くにイチョウがなかったので、今まで下処理をやったことは無い。)

9月26日(水)、いつもより早く起きて庭で作業。持ってきた果実を袋から出してバケツに入れる。バケツの3分の2くらいの量。果実はオレンジ色でけっこうキレイ。「拾いたて」と言っていただけのことはある。臭いはあるがそれほどでもない。水に浸し、蓋をして放置。その後、出勤。

9月29日(土)、気合を入れて朝から作業開始。バケツの蓋をとって見ると白い泡状のものが浮かんでいた。果肉も柔らかくなっているようだ。


果実から種子(銀杏)を取り出し、果肉は別のバケツ、銀杏はビニール袋に入れる・・・という作業を一つ一つ繰り返す。押しつぶすように取ろうとすると果肉がブチッと飛ぶこともあるので、指を入れて取り出すイメージが良いようだ(ということを学習した)。

単純な作業で、イスに座りながらやっていたけど、けっこう数があったので時間がかかった。(半プロの方は簡易洗濯機を使っているとか)
臭いも増している。この日は時々小雨が降る曇天で涼しいので、ご近所さんは窓を閉めているであろうから大丈夫だ(と思うことにした)。

その後は、臭う果肉を早く処理しないといけない。これには考えがあった。果肉は肥料になるらしいし、土に埋めることで臭いも出なくなるというので、狭い庭のところどころに穴を掘って埋めた。
ビニールに入れた銀杏は、まだ多少果肉がついているのもあるので、そのまま水を入れてグチャグチャとしてから園芸用のふるいで流す。を3回ほどやってキレイになった。↓洗いたてのツヤツヤ。

 


29日、30日(夜は台風)は雨があたらないよう、かといって家の中にはまだ臭いがあって入れられないので、車庫へ。
背中が凝っていた。慣れない作業がこたえたようだ。

10月1日(月)と2日(火)は晴れたので天日干しができた。良かった。
2日の帰宅後、改めて銀杏を見ると、大きさにけっこう違いがある。同じ木なのに何がサイズに影響するのか不思議。↓夜の室内なので色が(?)。



中に割れているのがあった。こういうのは早めに頂こうと思い、個数を数えながらはねていくと、計約380個、割れ目があったのは内10個あった。
その10個を封筒に入れて、電子レンジでチンしてむいて塩して食べた。美味かった。

翌日(とりあえずの)80個をAさんに献上したが、半分弱は昼に会社のレンジでチンして何人かの試食となった。

 

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