シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

北本:ヒレンジャク・キレンジャク、カワセミ、モズ

2024-03-23 | 主に野鳥や昆虫

3月16日(土)、午前10時頃に北本自然観察公園の駐車場に着くと、入口に係員がいて一旦止まる。「1台分だけ空いているはずなので。ゆっくり進んで探してください」と。冬鳥の時季は終わったと思うけど何故満車状態なのか不思議に思った。

園路を歩いていると、大勢の方が立ち止まっていた。手前の方々は野次馬的な感じだが、奥の方の20~30人は、三脚を立てたり、双眼鏡を見ていたりする鳥見屋さんだ。気になる「何がいるんだろう?」と思い先頭の方に歩む。


皆さんのカメラが向いているのは一方向ではなくバラバラ。モニターやファインダーを見ていない方もいる。「居なくなったの?」かと思ったら、「影だから」「枝がじゃま」「あの枝の上にもいる」「キだな」とかとか、そして会話から分かったのは『レンジャク』だということと幾匹かいそうだということ。
ということは、ヒレンジャクかキレンジャクが初めて見られるのかも!と喜ぶ。

レンジャク(連雀)は、スズメ目レンジャク科レンジャク属の冬鳥。尾の羽毛の色が緋(ヒ)と黄(キ)の2種が日本にやってくる。

最初は姿を捉えられなかったが、他の方のカメラの向きや話のおかげで1匹また1匹と居場所が分かってきた。遠いし向きもイマイチだけど、見ることができた。
遠い枝にいたのは、尾の羽色が赤っぽいのでヒレンジャクかな。頭の短い冠羽も確認できた。


コチラは枝がじゃまだけど正面向き。冠羽が立っているので頭が大きく見える。


数匹が飛んできて地面に降りたのが分かった。群れできているようだ。
陽の当たるところで撮れれば良かったけど・・・日影で。尾の羽色は黄っぽいのでキレンジャクだろう。


枝ではなく地面にスクっと立つ姿は、らしくない姿に思えた。


今回の散歩では、ヒレンジャク・キレンジャクを見れたことが一番かな。


「かわせみ池」近くの園路でも、8人ほどが池の方にカメラを向けていた。
池の奥の方に何かがいるようだが、私には探しきれない。近くの方に聞くが「2匹いるけど、場所は説明し難いな~」と、でも何度かのやり取りで1匹は分かった。カワセミが佇んでいた。

休憩中なのかダイブする素振りもない。

誰かが「かわせみ池でカワセミが見られるのは貴重だよ」と訳知り顔で言っていた。確かに池の名前の割に・・・見ていない。


先月、モズを見た辺りで、再びモズがいた。いいね~。


林縁の園路を歩いている時、左側の斜面でガサっと音がした。目を向けると近くの樹の影にヤマガラがいた。あわててカメラを向けるが飛び跳ねていってしまった。画の中央辺りに頭部~背中が写っているのだが、ボケているし分かり難い。一応証拠として。

 

 

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北本:ウメが咲き揃って/キセキレイ、タシギ等の野鳥

2024-02-23 | 主に野鳥や昆虫

2月11日(日)、晴れ予報だったので約1か月ぶりに北本自然観察公園へ行くことにした。
着いたのは午前11時前で、駐車場に入ると誘導員の横で車が1台止まっていた。エッ!満車だった。ほどなくして私が1番前に(後ろに数台)。何で?と誘導員に問う。「特に珍しい鳥が出たわけでもないし、何故なのか分からない。昨日は9:30で満車になったんです」と。
自然学習センターに向かう園路沿いに「野鳥の日 2/10・11・12」の立て看板があった。様々なイベントを行っているようだ。このせいで満車?かも。

降雪から6日目で日陰には雪が残るものの、その後の晴天に気温も上がったせいかウメが咲き揃ってきた。
ウメ園ではご年配のカップルがベンチに座ってランチ。あったかい光景。


池も穏やか。カモたちはヨシの近くで休憩?かな。


自然学習センターの裏側の軒先にスズメバチの巣があった。キイロスズメバチであろうか。


今回も幾種類かの野鳥が見られた。
●キセキレイ(セキレイ科;留鳥/漂鳥)
先月はセグロセキレイとハクセキレイを見たが、キセキレイは見なかったので今年初だ


●モズ♀(モズ科;留鳥)
少し離れたところにいて、手前の枝にピントが合ってしまった。餌探し中なのか降りたり戻ったり。


●アオジ(ホオジロ科;漂鳥)
園路のすぐ脇。1メートルほどしか離れていない。人間なんて眼中にないのかな。


●タシギ(シギ科;冬鳥/旅鳥)
湿地では今回もタシギを見ることができた。別の湿地にもいて計3匹確認。


●ツグミ(ヒタキ科;冬鳥)
枝から降りてしばらくこの姿勢でいた。鳥としてのプロポーションは良さそう。

 

切り株の上に野生動物の糞。「だれのフン?」という案内によると、木の実などが入っていてあまり臭くないことから、雑食性で果実を好むハクビシンではないかとのこと。(先月も見たけど、そのままなのかどうか?)

 

自然学習センター内では、園内で見られる野鳥の剥製が展示されていた。オオタカやノスリなどの猛禽類。

カケスとオナガが並んでいた。属は異なるけど両方ともカラス科。ハシブトガラスやハシボソガラスなどを総称してカラスと呼んでいるけど、カケスとオナガはカラスと言われない。

 

入口の橋と並行する道で掘削作業。小川の水を通すため埋設しているパイプの交換工事のようだ。普段の水量は少ないので、掘削している広さに驚く。

 

 

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北本:モズ、ジョウビタキ、アオジ、ヒヨドリ、カワセミ

2024-01-17 | 主に野鳥や昆虫

前回と同じ、1月5日の北本自然観察公園散歩から、野鳥のつづき。

●モズ♀(モズ科モズ属の留鳥)
ヨシ刈りした湿地の向こうにいた。お腹のうろこ状の模様がはっきりしているのでメスかな。

湿地に降りて、また枝にとまって。今度は見やすいところでラッキー。眼の後ろの模様(過眼線:かがんせん)が茶色なので、やはりメスのようだ(オスは黒っぽい)。

 

●ジョウビタキ♀(ヒタキ科;冬鳥)
鳥見屋さん達がカメラを向けていた。何だろう?と目を向けると可愛いジョウビタキ。

翼に白斑があるので分かりやすい。メスは冬の間よく見かけるが、オスはあまり見ない(オスは頭が白く、顔が黒い)。

 

●アオジ♀?(ホオジロ科;漂鳥)
ホオジロの仲間は似ているので分かり難いときもある。年末に知り合いのバーダーさんからアオジが減ってきているとも聞いた。当園はまだ見かける方なのかも。

 

●ヒヨドリ(ヒヨドリ科;留鳥/漂鳥)
全体が灰色で地味だけど、ここでとりあげている他の野鳥よりは大柄で、尾は幅広、枝にスクっととまる。私の目にもとまる。

 

●カワセミ(カワセミ科;留鳥)
「かわせみ池」にも「高尾の池」でもカワセミは見られず。今日はいないな~と諦めていたら、数年前に人工的に作られた小さな池に飛んできた。・・・遠い。

光の向きで鮮やかな羽色が見えないのは残念だし、下嘴の色が分からず雌雄が分からないけど、見れたということに満足する。(画はボケた。でもトリミング)

 

他には、いつものシジュウカラを見たけど、忙しく動き回っていて画はボケボケに。掲載不可とした。

ということで、それなりに野鳥が見られ嬉しい“散歩始め”となった。

 

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北本:アカゲラ、タシギ、セグロセキレイ、ハクセキレイ

2024-01-14 | 主に野鳥や昆虫

1月5日に“散歩始め”として『北本自然観察公園』に行ってきた。植物のことは別日記で順に。こちらでは見かけた野鳥をとりあげる。

当園ではコゲラをよく見かける。ドラミングの音が聞こえたので、音がする方の樹を探すと枝に見え隠れしてキツツキの姿があった。コゲラかと思っていたら、それより体が大きい。何だろう、遠いし良く見えない。グルっと反対側を歩いている時は音だけで姿は見えず。
さらに歩いていると、やや近い樹の上から聞こえ姿も見えた。ただ、樹の上での移動は素早く逆光でもあり、なかなか捉えられない。かろうじて撮れたボケた画で影だけ明るくしてみた。腹部が赤いのでアカゲラであろう。


●アカゲラ(キツツキ科;留鳥)
当園で確認したのは初めて・・・かも。アカゲラがいるせいか、コゲラは見られなかった。

 

ヨシが刈られた後の湿地では、野鳥の姿が見つけやすくなる。

●タシギ(シギ科;冬鳥/旅鳥)
泥地を好むので体色が保護色となる。この時(私に)見ることができたのは3匹。滅多に見られないのでラッキー。

長いくちばしを忙しなく泥の中に入れ餌を探していた。

 

●セグロセキレイ(セキレイ科;留鳥。世界的にはほぼ日本特産)
別の湿地で見かけた。白黒の姿は見立つ。

 

●ハクセキレイ(セキレイ科;留鳥)
街中で見かけることはあるが、当園では滅多に見かけない(私は)。


(次回につづく)

 

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北本自然観察公園:チョウなどの昆虫とマガモ

2023-12-07 | 主に野鳥や昆虫

11月18日(土)に北本自然観察公園散歩に行ってきた。その時の生き物たち。

チャノキの花を抱えているのは、ハナバチの仲間であろうか。


野菊にとまっていたのは、シジミチョウの仲間(これも同定できず)。


黄色を帯びたチョウは、キタキチョウか。


ツマグロヒョウモンは、雄と雌でペアなのかもしれない。


淡い褐色のイトトンボをたまたま見つけた。越冬するオツネントンボかも(?)。


アメリカイヌホオズキには幾つかのテントウムシ。ナナホシテントウムシのようだ。


樹にジョロウグモがじっとしていた。その足元には卵のうがある。ジョロウグモは、卵のうを作り終えても、卵を守るために離れない個体もいるそうだ。


池ではマガモの雄がバタバタと。


近くにいたマガモの雌は・・・静観。


何を待っているのか、鳥見屋さんは忍耐がある。

 

 

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ナラ枯れ進行中、スズメバチ共存、野鳥・昆虫など

2023-08-20 | 主に野鳥や昆虫

8月5日(土)、北本自然観察公園散歩の続き。

林内の園路を歩いていると、樹の下部やその周りで白っぽい粉がたまっているところがあった。樹冠を見上げると、葉は枯れていた。
自然学習センターの職員に白っぽい粉のことを聞くと、キクイムシによるもので樹が枯れてしまうようだ。いわゆる「ナラ枯れ」の感染木だ。

ナラ枯れは、カシノナガキクイムシ(カシナガ)という昆虫がもたらすナラ菌を原因とした樹木の感染症。幹の中の水分を通す組織に障害を起こし、枯れてしまう。
白っぽい粉は、カシナガが幹に穴を掘ることにより発生する木くずや糞などで「フラス」と呼ばれるもの。カシナガ大発生の目印になる。

埼玉県では、2019年にナラ枯れの被害が2市で確認され、2022年には24市8町まで広がっている。これらの被害箇所の多くが、公園や緑地などの平地で発生し、埼玉県南部から北方向を中心として、その東西方向に拡大している。
かつて、コナラやミズナラなどの材は人々の生活で使われていたので、定期的に伐採されていたが、それが放置されるようになり、高齢・大径木化したことでカシナガにとって繁殖しやすい状況になっている。
被害を減らすためには、ナラ林が高齢・大径木化する前に、資源として伐採して更新し、若返りを図ることも考えていかなければならない状況にあるようだ。


園路の途中で、網をトンネル状にしたところがあった。公園日記によると、オオスズメバチの巣が見つかったため、安全に通行するための「スズメバチ共存トンネル」を設置したという。
スズメバチも公園の自然の欠かせない一員。人間の方で上手な付き合い方を考えれば良い。

 

ガビチョウアオサギ。映画「君たちはどう生きるか」を思い出す。


ツマグロヒョウモン♀、シオカラトンボ♀(ムギワラトンボ)。


ミスジマイマイセミの抜け殻


自然学習センターで入ったところに立てられていた案内。

 

 

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イトトンボ、アシナガバチの巣、ツリアブ、アメンボなど

2023-08-14 | 主に野鳥や昆虫

8月5日(土)、北本自然観察公園散歩より生き物たちの様子。(植物は別ブログで取り上げる予定)

●アオモンイトトンボ(イトトンボ科アオモンイトトンボ属)
水辺でイトトンボの仲間が飛んでいた。どちらかというと小さめ(3センチ強)。調べた限りでは「オモンイトトンボ」のメスではないかと思う。画はトリミング(以下同様)
オスは胸部側面が美しい淡緑色で腹端が青色。メスはオスと同色かオレンジ色のタイプもあるそうで、そのオレンジタイプだと思われる。小さいけどキレイな色だった。

 

●ムモンホソアシナガバチの巣(アシナガバチ亜科ホソアシナガバチ属)
林内の樹の幹に何かの固まりがあった。アシナガバチの仲間の巣のようだ。4年前に枝からぶら下がる巣を見たことがあり、胸部の模様が似ているので同じアシナガバチだと思われる。

体長は2センチほど。巣は大規模になりやすい。安易に巣に近づくとおそわれることがあるので要注意。

 

●クロバネツリアブ(ツリアブ科)
全身が黒っぽい昆虫が、ホバリングしながら2~3匹飛んでいた。腹部が太く白い帯模様がある。翅の位置が体の中心に近いのは、早く飛ぶよりもホバリングしやすいためか。初めて見るかも。これも後で調べてみた。

ハエより大形(15ミリ前後)で、複眼は大きい。ホバリングしながら空中に静止している様子が、吊下げられたように見えることからツリアブの名が付いたようだ。クロバネは見たまんまだけど、勇ましい感じ。

 

●おんぶアメンボ
小川にはいつものようにアメンボはいたが、おんぶしているのもいくつか。メスが(一回り小さい)オスをおんぶしている。

パートナーのメスを見つけたアメンボのオスは、交尾した後も必ず自分の卵を産んでもらうため、他のオスが近づいてこないように産卵が終わるまで、メスの背中から下りないらしい。

 

●ナミテントウ(テントウムシ科)?
葉の上に5ミリほどのテントウ虫がいたのだが、これは何だろう。オレンジ色の地に淡い黒の紋がいくつかある(これから濃くなるのか)。頭部は白い。調べたところ明確ではないが、ナミテントウの紅型ではないかと思われる。

ナミテントウは色や斑紋に変化が多く、紋のないものから19個のものまで模様のバリエーションは多いようだ。
漢字の「並天道」の通り、多くの地域で普通に見られる代表的な種とのこと。

 

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ハチ宿/ハンミョウの仲間/アメンボ/害虫燻蒸作業中

2023-07-12 | 主に野鳥や昆虫

前2回と同じ、6月25日(日)の北本自然観察公園散歩から。

●ハチ宿(ハチの住処)
以前から見かけてはいるが、時季になったせいか説明板が立てられていた。
筒の中に巣を作るハチの様子を観察するための「ハチ宿」とのこと。インセクトホテルの一種なのでしょう。

筒の蓋の仕方でハチの種類が異なるらしい。
 ・枯れ草で蓋をしているのは、アナバチの仲間の巣
 ・泥で蓋をしているのは、ドロバチの仲間の巣
飛んでいたハチの名前は分からないが、巣を見るとドロバチの仲間が泊まっているようだ。

 

●トウキョウヒメハンミョウ
葉の上に昆虫がいた。画像検索するとハンミョウの仲間のようだ。さらに調べるとトウキョウヒメハンミョウに似ている。暗銅色で、上翅にあまり目立たない白色紋があるとのこと。口の周りが賑やか。拡大すると白い牙のようなものがある・・・。

 

●アメンボ
小川の流れに流されたり戻ったりするアメンボ。浅い川底にアメンボの影が映る。足に水をはじく細かい毛が付いていて、水面を押すことによる光の屈折なのだろうか。いずれにしても見ていて面白いものだ。

 

●トホシテントウ
テントウムシ(天道虫)は、コウチュウ目テントウムシ科で小型の甲虫。トホシテントウは、赤地に10個の黒紋が目立つ。草食(普通に見られるナナホシテントウは肉食)。また、トホシテントウは幼虫で越冬するそうだ。

 

●害虫燻蒸作業中
林内の日の当たる場所に、伐られた樹の幹がビニールシートに包まれて置いてあった。貼ってある紙をみると「害虫の燻蒸作業中」と記されていた。害虫は、ナラ枯れの原因になるカシノナガキクイムシかな(?)。

 

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ヤゴの抜け殻/エサキモンキツノカメムシ/セセリ蝶

2023-07-09 | 主に野鳥や昆虫

前回と同じ、6月25日(日)の北本自然観察公園散歩から。

ヤゴの抜け殻(オオシオカラトンボ)
葉の上にヤゴの抜け殻があった。全長2センチ強。何のトンボだろう?と思っていたら、ちょうど職員の方がきたので聞いてみた。
「腹部の背中側に突起があるので、シオカラトンボではなくオオシオカラトンボでしょう。他の部分では見分けがつかない。」


へ~成虫も似ているから幼虫(ヤゴ)も似ているようだなと。でも、目視ではよく分からなかった。後でPCで画像を拡大してみたが微妙。


そこで、Web検索で調べてみた。『兵庫県の幼虫ガイド』のWebサイトによると、オオシオカラトンボは背中のとげ(背棘:はいきょく)が第4~7節にあり、シオカラトンボには背中のとげが無いとのこと。『ヤゴペディア』というWebサイトでも同様に記されている。
ヤゴは泥の中から出てくるので、この刺にも泥が付き乾いて突起状になるわけだ。

ただ、当地では見ることの少ないシオヤトンボにもとげがあり、オオシオカラトンボとの違いは側刺毛の数らしいけど、これは難しそうだ。

 

●エサキモンキツノカメムシ
ミズキの葉のところでも職員に会った。子供を連れた家族に「卵を守っているエサキモンキツノカメムシがいますよ」と説明していたが、親・子供(園児?)はカミキリムシを探していたらしく無視。でも、私はそのカメムシを探していたので“これ幸いと”見つけることができた。


メスが産んだ卵を守る習性があるのは珍しいし、背面上部のハート形の紋も面白いのにな~と独り言つ。

 

●イチモンジセセリ
ムラサキツメクサの花にとまっていた。翅を半開きにしている姿をよく見るが、直ぐに飛び立てる姿勢なのかな。特撮に出てくる飛行機とか未来の空想飛行機のモデルのようにも見える。

 

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ウマノスズクサとジャコウアゲハの幼虫

2023-07-05 | 主に野鳥や昆虫

6月25日(日)、北本自然観察公園に行ってきた。
自然学習センター横のグリーンカーテンにウマノスズクサが咲いていた。

ウマノスズクサ(馬の鈴草)は、ウマノスズクサ科のつる性多年草。花の姿がラッパをねじったような形をしていて面白い。(*昨年の8月に別日記でとりあげた)


私の横にいた方はカメラを上に向けていた。何だろう?その先を見ると黒っぽい塊が・・・幼虫のようだ。
ウマノスズクサといえばジャコウアゲハの幼虫が食草としているので、その幼虫だ。


ジャコウアゲハは、アゲハチョウ科のチョウの一種。幼虫は、黒褐色~黒色で、白色の帯がある。全身に太い突起があり、突起の先端は赤くなっている。


ウマノスズクサは有毒だが、幼虫は葉を食べながら体内にその毒を溜めこむ。天敵の野鳥は毒持ちなのを学習するので身を守れるわけだ。


芋虫系のウニウニというかムニョムニョした感じは苦手だが、この幼虫は全身に突起があるし、体色もメリハリがあり、嫌な感じを和らげてくれる。

グリーンカーテンには数種類のつる性植物が育っている。ここにウマノスズクサを選んだ理由の一つには、ジャコウアゲハが増えてほしいという期待があるのかな~と思う。

そのジャコウアゲハの成虫は、過去に一度だけ写真におさめている。飛んでいるところでボケボケだけど。
https://blog.goo.ne.jp/ino1127/e/a2985b4375f5a47d444667aed1ae16f5

 

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