埼玉県川島町に流れる「越辺川(おっぺがわ)」では、埼玉県では有名で希少な白鳥飛来地がある。数年ぶりに会いに行こうと思った。この日記によると、白鳥飛来地に行くのは2019年2月3日以来で3年ぶりになる。
1月15日(日)、現地の駐車場に着くと車が無い。アレっ?これはひょっとして・・・。河原近くまで行って確信した。白鳥はいない。午前9時頃で白鳥が飛び立った後のようだ。白鳥の勤務時間は朝出かけて、夕方戻り。以前はこの時間で見ることもあったのに…。
白鳥がいないのは残念だが、カモの仲間やオオバンが一団となっているので気を取りなおして眺める。川面から一段上がったところに、人の行き来で自然にできた散策路のような歩道があるので、移動はし易い。
縦列になって漂うように上流に進んでいた。↓右側が上流(北西側)。
風が正面から吹いてくるので風除けで縦列になっているのかもしれない。不思議なものだ。オナガガモかな。
支流と合流する広い所まできたら、何故か皆向きを変えて下流側(南東側)に戻ってくるが、縦列ではなくバラバラな感じになった。時に輪になり、
時には斜め一列になったりして、隊列は動きを変える。
一方で、オオバンは岸の方にきて、水草?をあさる。
隊列はさらに下流に移動し、立ち位置からは逆光になってきた。キラキラと波がたつ。
しばらく周囲を散策した後、河原まで降りてみる。すると、隊列から離れて近寄ってくるのがいる。以前、白鳥にパンをあげてるのを見たことがあるので、人慣れしているのかもしれない。
オナガガモのメスは目の前まできた。ほ~羽の一部にオレンジの紋がある(画では分かり難い)。
オオバンは群れで近くまで来たかと思ったら、上陸しておもむろに小石を啄んでいた。
空を見上げると、黒い団体さん。風が強いので、風上に向かう時はいつもよりゆっくりなのではないかと思う。カワウのようだ。
団体がどこに行ったのかと、遠く上流をカメラのズームで探すと、川に倒れた樹にいるようだ。↓画の中央辺り。
ズームの倍率を高くして見ると、倒木に10匹くらいはいた。カワウってこういう場所にいることが多いと思う。
この日見たヤナギの仲間など植物は、別日記でとりあげた。
今月か来月、もう一度白鳥飛来地に行こうかどうしようか思案中・・・。
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駐車場に戻る際、駐車場を囲むフェンスの貼り紙に目を止める。
一枚には「河岸に生えている低木が、遠方から来ているカメラマン達によって、広範囲に渡り切られてしまいました。撮影に樹々が邪魔だからです。(略)越辺川は一級河川で、国土交通省が管理者です。仮に樹を切る時は管理者の許可が必要で、違反者には懲役または罰金です。」
酷いことをするものだ。「遠方から」というのは車のナンバーから解ったのかもしれない。他の県外ナンバーにも迷惑だ。
もう一枚には「白鳥を驚かさないでください。ドローン撮影、白鳥がいる時に川の中に入る、棒状の物を振り回す、走り回る、大声を出す、などはご遠慮ください」
ドローン撮影は何かと問題視される。富士山のドローン撮影はニュースにもなっていた。民法における土地所有者への許可や、国土交通省への飛行申請が必要な場合もある。
そして「犬は天敵です。犬には敏感に反応し、逃げてしまう時もあります。犬を連れてくるときは、白鳥から見えるところには連れて行かないようにお願いします」
ペットの犬だとしても白鳥には恐れる対象。ドローンや迷惑行為、ペットの犬によって白鳥が飛来しなくなることも考えられる。