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エルドアンの変身② ・親欧米派一掃 /習近平・親欧米一掃 /テロ

2016-07-29 21:16:34 | IS   中東  アフリカ


▼ クーデターを使って親欧米派を一掃する

 
エルドアンのすごさ(世界中の「リベラル民主主義者」と称する「リベラル欧米覇権主義者」たちから見た場合の危険さ)は、米国に喧嘩を売って米国の弱さを露呈させていることだけでない。


もう一つのすごさ(危険さ)は、クーデター後、エルドアンがトルコ社会のイスラム化を扇動することで、トルコ国内から「リベラル派」「親欧米派」を一掃しようとしている点だ。



 7月16日未明、クーデターが失敗した一因は、エルドアン政権が、イスタンブールやアンカラの多くのモスクに、礼拝開始告知用の拡声器を使って市民に街頭に出てクーデターに抗議せよと呼びかけさせたからだった。


エルドアンを支持する無数の男たちが、未明の街頭に出て反乱軍の戦車を取り囲み、広場を反乱軍から奪い返し、クーデターを失敗させた。モスクへの連絡の手回しの良さから、エルドアン政権が事前にクーデターの発生を察知しつつ発生を容認し、イスラム主義の市民パワーが世俗主義(ギュレン派)の反乱軍を圧倒し打ち負かすシナリオを具現化させたのでないかと、欧米の分析者から勘ぐられている。




 ひそかに意図的に政治混乱を引き起こし、それを市民パワーで乗り越えさせ、市民を指導する形で指導者が独裁的な権力を握るシナリオは、

中国で毛沢東がやった文化大革命や、イランでホメイニがやったイスラム革命を思い起こさせる。


エルドアンは、毛沢東やホメイニ張りの、歴史的な陰謀系カリスマ指導者と見ることができる。クーデター騒ぎは、エルドアンのカリスマを増長させている。




騒ぎの最大の受益者は、稚拙な反乱軍でなく、やられかけ(るふりをし)たエルドアンと、彼に忠誠を誓うイスラム主義の政治勢力(与党AKPの支持者群)である。


騒ぎの最大の敗北
者は、トルコ全体のリベラル派、親欧米派である。トルコで最もリベラルな都会だったイスタンブールでは、それまで女性の服装が欧米並みに比較的自由だったのが、クーデター騒動後、イスラム主義の男が、イスラム的な服装をしていない女性の歩行者を叱りつける場面が増えた。

エルドアンを批判したり、クーデターが政府のやらせであると発言すること自体が「クーデター加担者」「売国奴(欧米のスパイ)」とみなされ、攻撃や取り締まりの対象にされている。リベラル派の言論は、一気に封殺されている。



 トルコはスンニ派が多いが、山岳地帯が広く、メソポタミアの後背地であるため多様な宗派構成になっており、寛容な信仰が好まれてきた。


トルコには、広義のシーア派であるアレヴィー派イスラム教徒が1千万人前後(人口の15%前後。諸説あり)住んでいる。彼らの中にもエルドアン支持者は多い。

だが今回のクーデター騒ぎの後、アレヴィを正統な信仰でないとみなすスンニイスラム主義者の群衆が、イスタンブールなどで、アレヴィ派が集まって住む居住区への襲撃を試み、警官隊と衝突するなど、サウジ・アルカイダ的な狭隘な行動も起きている。


http://tanakanews.com/d0124iraq.htm
イラク日記:シーア派の聖地

http://tanakanews.com/090407mideast.htm
変容する中東政治




このような「揺れ」はあるが、クーデター後のトルコの急速なイスラム化は全体として、トルコを欧米の一員になろうと努力してきた従来の状態から離反させ、中東世界の一員である新状態へと向かわせている。

エルドアンは、親欧米的な勢力の発言権や権威を根こそぎ剥奪している。


クーデター後、トルコのすべての大学の学部長、合計1577人が職を解かれ、2万人の教師が解雇された。



大学など教育界は、親欧米的なリベラル派が大勢を占めてきた。このような過激な策は、長期的にトルコ人の教育水準を下げ、経済発展しにくくさせるかもしれない。


欧米的なリベラル派(と称するリベラル欧米覇権主義者)たちは、そのように批判するだろう。




 しかし、リベラル欧米覇権主義が長年席巻してきた欧米や日本を見ると、経済的にも政治的にも行き詰まっている。


米国の大統領選挙では「反リベラル・反知性・反エリート」の象徴のドナルド・トランプが「リベラル・知性・エリート」の象徴であるヒラリー・クリントンをしのぐ勢いで優勢になっている。


米国民の多くは、リベラル覇権主義エリートたちの詭弁や腐敗、祖国破壊行為にうんざりしている。

トランプは、NATOを批判的に見ている点でエルドアンの盟友だ。



 知性あふれるエリート「金融専門家」たちの素晴らしい金融政策であるQEやマイナス金利が、日米欧の金融システムを根底から破壊しかけている。


知性あふれる記者様たちは、QEやマイナス金利を評価する記事しか書かない。


気づいてない人が多いが、米国覇権下の世界はすでに無茶苦茶である。

エルドアンが全大学の学部長を解雇しても、大した話でない。むしろ、エルドアンが試みる荒治療的な欧米リベラル覇権主義からの離反は、中東の新たな方向性として注目すべきである。


http://tanakanews.com/160713bank.php
腐敗した中央銀行

 


中国でも、独裁的な権力を持った習近平が、それまで中国の上層部でけっこう権威を持っていた欧米リベラル主義を評価する勢力(中国の経済政治社会的な欧米化を目指す勢力)の一掃を試み、リベラルを標榜してきた雑誌や言論人をどんどん無力化している。


欧米や、対米従属しか視野にない日本では、これを「中国の孤立」と呼んで非難し馬鹿にしているが、馬鹿にされるべきは、米国覇権が衰退してリベラル覇権主義が無効になり始めていることに気づいていない日本などの人々の方である。





テロ


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