白石勇一の囲碁日記

ほぼ毎日更新、囲碁棋士白石勇一七段のブログです。
著書「やさしく語る 碁の本質」「やさしく語る 布石の原則」発売中!

新作予約開始&AQ対DeepZenGo

2018年02月23日 23時57分55秒 | AI囲碁全般
皆様こんばんは。
まずはお知らせです。
第3作の著書、「やさしく語る 碁の大局観」の予約が開始しました!
内容としては、置き碁の白で無理なく打てば楽しみながら上達できますよ、というものです。
詳しくはまた改めてご紹介したいと思います。

さて、本日は幽玄の間で行われた、AQとDeepZenGoの対局をご紹介します。



1図(テーマ図)
AQの黒番です。
DeepZenGoが白△と放り込みを打ったところです。
黒Aと取ってくれれば、ここが欠け眼になるので白の打ち得となります。
しかし、黒Bと取られたらコウの形になるのですが、果たして白に良いコウ立てはあるのでしょうか?





2図(実戦)
と思ったら、黒1に対して白2!
確かに黒4子が当たりですが、黒3とつながれてコウが終わってしまいました。
黒に被害は全く無く、残ったのは白×が当たりになった事実だけ・・・。





3図(実戦)
結局、白1とつなぎましたが、黒2と他に先行されてしまいました。
1図白△から白の得た物はほとんど無く、1手パス同然の結果です。
当然ながら本局は黒の勝ちとなりました。

DeepZenGoは時々お茶目なことをしますが、AI同士の対局でも同じなのですね(笑)。
その点はAQも同じですが・・・。
しかし両者とも棋士に勝ちまくっています。
大局観がどれだけ大事か、よく分かりますね。
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