戦前はお国のために命を懸けて戦うことが正義でした。
多くの若い人達が命を落としました。
敗戦を迎え、国は廃墟になりました。
戦後は国の復興が第一目標になりました。
戦後15年を経て、高度経済成長が始まるまでは貧しい国でしたが
一生懸命働いて少しずつ豊かな国になって行きました。
戦前教育を受けた人々が社会の中心でしたので
とりたてて精神教育とか道徳教育と言わずとも
自然と和の精神が残っていました。
それでも戦後生まれの団塊の世代は
高度経済成長期に20歳を迎え
経済の拡大と、核家族の増加と、欧米文化に対する憧れが相まって
30歳を迎える頃には、日本は物質的な豊かさを達成しました。
この辺から精神教育や道徳教育の曖昧さが目立ってきました。
いつの時代も人間の常ですが
この頃から「慢心」が生じて来たのでした。
団塊の世代が40歳を迎える頃には
日本は空前の好景気であるバブル経済を謳歌していました。
多くの人は浮かれて、バブル経済が崩壊するとは夢にも思わない時代でした。
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