本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

牡丹華(ぼたんはなさく)

2017-05-02 19:40:08 | フラワー

二十四節気の穀雨

その七十二候でいうと、

初候(4/20~4/24)が

葭始生(あしはじめてしょうず)

次候(4/25~4/29)が

霜止出苗(しもやみてなえいずる)

末候(4/30~5/4)が

牡丹華(ぼたんはなさく)

ということです。

 

ちょうど今の時期は

牡丹華ということですが

我が家の

牡丹は昨日花を落としました。

 

そこで、玄関には

 

 

ボタンのようですけど

シャクヤクが活けられました。

牡丹と芍薬とても似た花です

どちらもボタン科の花、

 

 

今日活けられた芍薬の方が

ピンクの色が鮮やかです。

 

「立てば芍薬、座れば牡丹

  歩く姿は百合の花」

 

と、美人の姿を歌ったもの

のようですが、

今では知る人も少なく

私もなぜそうなのか

よくわかりません。

 

ただ芍薬と牡丹の違いは

花形で見ると

 

 

ツルンとして細長い方が

シャクヤク、

 

 

葉がしっとりとして

ツルンとしてないほうが牡丹

両方見比べると分かりますが

一つだけ出されたら

見分けがつきにくいかもしれません

 

 

牡丹も元は赤かったのでしょう

今はピンクとかも多くなって

きていますが、

「丹」ということは「朱」という

ことですから、

赤を意味したのです。

水銀のことを「丹」といい

お寺の柱の朱は「丹」水銀です。

 

穀雨が終わると立夏

いよいよ夏がやって来ます。

その七十二候は

蛙始鳴(かわずはじめてなく)

蚯蚓出(みみずいずる)

竹笋生(たけのこしょうず)

 

七十二候の言葉も

季節感を表し、

なかなか味のあるものです。

 

牡丹が終わり玄関には

芍薬が活けられ

しばらくこの朱色を楽しめます。

花が開くのも楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

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