本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

「ベイビーブー」一音一仏コンサートin本蔵院

2015-04-30 16:00:13 | 住職の活動日記

もう恒例になりました。

ベイビーブーのコンサートも今年で4年目

毎年変わらぬ方、また新しい方

いつも小さな本堂は満席です。

 

私にとりましては、

今年の歌声は心に響きました。

一つ一つの言葉が胸に飛び込んできたのです。

不断は何気なく聞き流している曲

今回はその曲が

心に届いてくるのです。

 

そしてまた、会場も一体となって

盛り上がりを見せます!!

 

     

 

「ドレミの歌」では歌詞に合わせ

ジェスチャーを …

間違いながらも皆さん一緒になって

一生懸命、!

最後は全員そろって

なかなかその一体感は素晴らしいものです。

 

     

 

今回も盛り上がりを見せます。

会場が狭いということは

もう目の前に「ベイビーブー」がいる

肌で感じることができる、

そういう不思議な感覚になるのかもしれません。

 

現在ということと問題を抱える

ということは同じである、

問題を提起するということが

現在というものである。

ということを聞いたことがあります。

問題なく生きているということは

今を生きていないということかもしれません。

 

ベイビーブーも悩まれてきたのでしょうか??

お話をしてみると、

ボイストレーニングをやり、

一から取り組み直した、

ということのようです。

 

やはりそうなのか 

浅田真央さんも、錦織圭選手も

やはり基本に立ち返り

練習を見直して、

更に取り組まれたようです。

 

問題が起きた時は

原点に返れ、ということがあります。

現在という問題が出れば、

古い古典が答えてくれる。

お経ということもそういう意味で

大切なのです。

 

ベイビーブーも原点に立ち返り

歌も日本人の心に響く

古典というか基本の歌に

変えていかれた。

私もカラオケよりも

みんなで歌う「うたごえ喫茶」

という方が好きです。

みんなと一体感が出るからです。

 

どうか、「ベイビーブー」の

歌声が日本中の人々に届いて欲しい

願うばかりです。

一つの音に仏が宿り

一つの言葉にも仏が宿っている

そのような歌声を届けて欲しい、

一生懸命応援しています。  

 

 

 

 

 

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ベイビーブーコンサート前夜

2015-04-28 21:19:47 | 住職の活動日記

28日お不動さまも無事に終わり、

菩提樹苑、サラの苑からも全員集合

本堂が一転、コンサート会場へと

様変わりしていきます。

 

   

 

音響の方々の機材が運び込まれ、

 

本堂内は

 

   

次第にステージへと変わっています。

 

今しがた、ベービーブーの面々、

お迎えに行ってきました。

阿蘇の噴火の影響で30分遅れの

ご到着、

やっとホテルへ入られ一服のことでしょう。

 

4月のお不動さまは

青葉祭りというか新緑の初々しい

時期のお護摩となります。

 

   

 

アジサイも花芽を膨らませています。

 

   

 

護摩に使う樒(しきみ)も

まだ、日光にも当たっていないような

本当に柔らかい葉を出しています。

新芽が出てくると、

厄介なのが「虫さんたち」です。

 

    

 

美味しそうに食べているのですが、

ほっておくと、あっという間に

丸坊主になってしまいます。

いのちとのせめぎ合いです。

あちらを立てればこちらが立たず??

悩むところです。   

 

本堂の準備も整っているようです。

明日は5時かの開演となります。

  お待ちしています 

 

 

 

 

 

 

 

 

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強い頭でコツコツと粘り抜く!

2015-04-27 19:41:46 | 住職の活動日記

楽しみなTBSテレビの「夢の扉」

26日は手術ロボットの開発者

東京医科歯科大学の川嶋健嗣さん、

試行錯誤を重ねながら、

何度も失敗を繰り返していかれる。

 

その魂の言葉が、

「強い頭でコツコツと粘り抜く」

ということです。

 

良い頭と悪い頭はよくいいますが

強い頭とはいい表現です。

いい悪いに関係なく

諦めず粘り抜く、

そういう頭が大切です。

 

ちょっと難しい問題に出会うと

止めてしまうか諦めてしまいます。

考え抜く、そういう頭が欲しい!!

 

お釈迦さまも、

自分自身を丁寧に粘り強く

見抜いていかれた、

そういう強い頭をもった方だったのです。

 

ちょうど読んでいるお経に

「不疲倦」(ふひけん)という

言葉が出てきました。

倦(ケン)とはあきる、いやになる、

ということです。

私たちが思い当たることを

お経にはちゃんと書いてあるのです。

「不疲倦」あくことをしらん、

ということです。

私たちはすぐ飽きてしまうという

悪い癖を持っています。

 

ではなぜ飽きてしまうのか??

「慈悲」ということがありますが、

詳しくは、

「慈」は抜苦(バック)といって

苦しみを抜く、取り除くということです。

「悲」は与楽(ヨラク)といって

楽を与えるということです。

慈悲ということは人々の苦しみを取り去り

楽を与えるということです。

 

お経には続けて、

慈を得て初めて不疲倦が出てくる、

と書いてあります。

人々に対する思いやりが出て

初めてあくことを知らない、

嫌にならずに求め続けて

行くという心が出てくるのです。

 

手術ロボットを開発された

川嶋先生、

現場の先生方の声を聞きながら

正確な手術が誰にでもできるように

という願いがコツコツにという

粘り強い強い頭を生み出したのでしょう。

 

本当に先生の言葉は

仏道修行者のような一言でした。

コツコツと粘り抜く

そういう強い頭が仏道には

必要不可欠のように思います。

 

今朝の錦織選手の試合を見ても

どう見ても相手が攻めている

優勢に見える試合でしたが、

やはり、コツコツ粘り強く

着実に点を重ねていかれた。

その強い精神力が

優勝を勝ち取ったのです。

 

「強い頭で コツコツ粘り抜く」

この言葉は人生を生き抜いて行く

キーワードのような言葉に

思いました。

 

 

 

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錦織圭選手 優勝おめでとう!!

2015-04-27 13:14:55 | 住職の活動日記

昨夜、正確には今朝ですが、

応援しました。

やはり決勝、一番ハラハラした試合です。

相手はスペインの選手、66位というものの

地元の応援がすごくて、

錦織にとってはアウエー状態、

やはりプレッシャーもあったのか

相手のアンドウーハル選手も

勝ち抜いてきただけあって、

その集中力と攻めの姿勢は

錦織もたじたじの様子。

今までの試合と一味違う

素晴らしい試合です。

終わってみれば2対0で優勝

 

    

 

2年連続の優勝です。

 

    

 

トロフィーを手に

やっと笑みがこぼれます。

 

    

 

流暢な英語であいさつも素晴らしい!!

 

    

 

相手のアンドウール選手も称えて

 

    

 

最後はシャンパンではなく

スペインの何とかというお酒?で

祝福です。

 

しばらくは興奮冷めやらぬ…

熱い気持ちで  

 

今朝は撮影もあり寝不足が続きま~す。

    

今日はゆっくり休み

明日に備えます。    

 

 

 

 

 

 

 

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フラワータワー

2015-04-26 17:53:38 | フラワー

面白い花です!!

 

    

 

鉢を三段に積んで、

その隙間に花を活けていくという

 

    

 

 

こういう活け方もあるのですね!

 

    

 

花のある生活というのは

いいものです  

 

花は慈悲を表します。

たまに、仏さまにお供えする花を

仏さまに向けて上げる方がおられます

しかし、仏さまの慈悲を表わすので

私たちに向けてお供えするのです。

花を活ける私たちの心は

花のことをおもい、

見る人のことをおもい、

他ということがあるのです。

 

花は自分自身を美しいとは

思わないのでしょう、

ただ、一生懸命咲いてるだけです。

その花を見て美しいと思う心に

慈しみの心が宿るのです。

 

700万年前に人類が生まれ、

人として認められたのは

亡くなった人に対して

花を手向けたというところに

動物ではなく、

人、ヒューマンの生き物、

人間となったのでしょう。

 

一輪でもいい

花のある暮らしは素晴らしいものです。

 

 

 

 

 

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錦織圭 いよいよ決勝!!

2015-04-25 22:09:58 | 住職の活動日記

ここのところ寝不足気味、

錦織の応援で昨夜も1時半、

見事勝ち進み、明日はいよいよ

決勝ということです。

見る限り、調子はよさそう 

今年も優勝かも?

 

分からなかったテニスも見ているうちに

なんとなく分かってくるものです。

錦織の試合はとても面白い!

興奮するものです。

手に汗握り応援しています。

 

 明日の優勝を祈っています。

 

明日は深夜0時からの試合です。

 

今日は本蔵院ご住職投宿です。

高野山開創1200年記念の法要

醍醐寺として勤めたということです。

40人ほどの僧侶が出仕して

立派な法要だったようです。

 

 

      

 

 

      

 

とても荘厳な法要だったようですね!

 

 

明日は一番で帰るそうですから

5時起きで空港まで参ります。

 

 

 

 

 

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松尾大社のやまぶき

2015-04-24 18:01:00 | 住職の活動日記

桜が終わると、つぎつぎと

いろいろな花が咲き始めます。

 

    

 

ここ松尾大社も今が山吹の見ごろです。

 

   

 

八重のとても色鮮やかな黄色が

日に映えています。

 

    

 

境内を流れる川面のやまぶきも

土蔵の倉の白と面白い調和です。

 

    

 

モミジの赤とのツーショット、

 

松尾大社のお使いは「亀」

 

   

 

お清めの手洗いの水も

亀さんの口から出ています。

 

   

 

いたるところに亀さんが、

そして向こうの岩には

滝を上っているような鯉が、

鯉も御しるしでしょうか、

 

    

 

夫婦和合の鯉も、

一応、しっかりと撫でてご祈念!!

 

庭園の参観

 

   

 

曲水の庭、

曲がりくねって流れる水に浮かべた

短冊に歌を詠む「曲水の宴」の庭です。

 

   

 

とても面白い構図の庭です。

また、ここにしか生えていない

珍しい「白やまぶき」が

 

   

 

斜面に群生しています。

 

   

 

白のやまぶきも可憐でとても清楚な感じ、

 

   

 

ここの奥が神さまが降りてこられた

磐座のある遥拝所です。

 

   

 

この急な山道を上がっていくと

磐座(いわくら)があり、

普通は神職の方だけお参りできる

ようです。  

 

   

 

滝があり、お清めのためのもの

ではないかと思われます。

それともこの滝自身もご神体かも

しれません、

 

松尾大社は清き水がわき出ていて

 

    

 

この「亀の井」の霊泉は

亀さんの口から渾渾とわき出ています。

お酒の神様でもあり、

お酒を仕込む時にはこの水を

元水として使うそうです。

 

ご神域をお参りして出てくると

 

   

 

本殿の裏にそびえる小高い山は

また有り難く新鮮に見えます。

 

そういえば、不思議な位置関係で、

四条通の東の突き当りは

祇園さん八坂神社があります。

そして、西の突き当りには

この松尾大社があるのです。

この神社も京都では一番古い神社のようで、

ここの御紋も「ふたば葵」

 

    

 

上賀茂神社、下鴨神社と同じです。

同じ葵祭があるようです。

 

なんとも知らないことばかりで、

お参りしてみて初めていろいろな歴史が

つながってくるようです。

少しだけですが … ??

 

    

 

最後に振り返って、

もう一度やまぶきを見て

松尾大社を後にしました。

 

 

 

   

 

   

 

 

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咲き誇りました!!

2015-04-23 19:49:18 | 住職の活動日記

今年は牡丹の花が3輪咲きました。

 

   

 

この花が最後の牡丹です。

開くだけ開き、

いよいよ散っていきます。

 

   

 

有り難うの感謝をこめて、

明日には花を摘み、

お礼の肥料をあげて

来年に備え、ゆっくりと休んで

葉から十分な栄養素をもらい

力を蓄えてもらいたいと思います。

 

花だけに目を向けて

しまいがちですが、

牡丹にとってはこれからが

本番、

土からの栄養、お日様からの

力を頂き、雨水の恵みを受けて

木としての本来のハタラキは

これからです。

 

また来年、楽しみに待ってます 

ご苦労さまでした。  

 

 

 

 

 

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不断煩悩 得涅槃

2015-04-22 18:12:32 | 十地経

不断煩悩 得涅槃

(ふだんぼんのう とくねはん)

煩悩を断ぜずして、涅槃を得る

ということですが、

普通には、

煩悩を断じて、涅槃を得る

ということのように考えます。

 

反対に、私たちはというと

不断煩悩 不得涅槃

煩悩も断じることは出来ない

涅槃も得ることができない、

ということのようです。

 

弘法大師も、

「煩悩即菩提」

説かれています。

煩悩がそのまま菩提なのだと、

その譬えとして、

「渋柿の渋そのままの甘さかな」

という俳句があります。

渋をなくして甘くなるのではなく

渋がそのまま甘さなのだと、

 

十地経の第七地

染浄世界と純浄世界という

ことがでてきます。

染というのは染汚(ぜんま)

反対に読めば汚染(おせん)ですが

仏教では染汚(ぜんま)と、

染浄というのは

染汚の世界と清浄の世界

という二つの世界、

純浄世界はもっぱら浄ばっかりの世界

これは仏さんの世界でしょう。

 

私たちが生きているのは

まったく汚れた染汚の世界だけでなく

時折、清浄なるものも求める、

私たちの生きている意味は?

とふと考えるものです。

人間の構造として、

すべてがソロバンだらけの

損得勘定で生きるのでもなく、

悩みが出てきて

本当のことが知りたい、と

その両面を持っているのが

人間というあり方です。

 

だから、信心があるということと

煩悩があるということは矛盾しない

宗教心を起しても

煩悩もあるわけです。

だけど、その煩悩に埋没している

わけでもない、

 

その浄染という世界に生きている

そのことの認識が

弘法大師の「秘蔵宝鑰」という

宝の鑰(ヤク)カギということ

のような気がします。

 

第七地というところが

このカギ(鑰)にあたる

仏道修行のキーワードのところ

のような気がします。

 

そこに、煩悩を断ぜずして

涅槃を得る、という

浄染という世界が展開してくる

ように思うのです。

 

 

 

 

 

 

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高遠城址公園の桜

2015-04-22 10:31:36 | 住職の活動日記

日本三大桜の名所といわれる

高遠城址公園、

4月17日、きれいに晴れ上がり

今が一番の満開か? 

それを過ぎ、散り始めの桜も

 

    

 

今年最後のお花見です。

 

    

 

空にはトンビものんびりと

この桜の鳥瞰図絵もまた

素晴らしいのでは、

 

   

 

壮大な桜の群生です。

しばし、ご堪能あれ!!

 

   

 

   

 

 

   

 

桜からふりそそぐ木洩れ日も

きらきら輝いて

 

   

 

この枝ぶりと桜のピンクと

空の青さが見事なコントラストです。

 

   

 

遥かかなたには南アルプスを望み

桜の木々からのぞく雪をかぶった

山々は一幕の絵のようでした。

 

もう今頃はすっかり花も散り、

葉桜の緑が美しく

この城跡を飾っているのでしょう。

 

ちょうどぎりぎり満開の桜に出会ったようです。

 

 

 

 

 

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