飛騨さるぼぼ湧水

飛騨の山奥から発信しています。少々目が悪い山猿かな?

恐るべき野菜 こんな品を山ほど食べたら癌になる?

2018-04-28 22:12:42 | 自然農法の部屋

少し刺激的なタイトルになったが、たった今、台所で臭いをかいだ実感である。
ひどい臭いで、とても人間が食べる物ではないと感じ、且つ驚いた。
それは三日ほど前に買った市販のブロッコリーだ。
食べ忘れていて、今日あわててサラダに加えようと湯で洗っていたら嫌な薬品の臭いがした。
変だな?と思って、鼻へ近づけようものなら頭が痛くなりそうだった。
おそらく防腐剤か保存用の薬品と日にちが経ったぶろっこりーが酸化?等化学反応をした臭いだろう。
せっかく買った商品だけど、一口も食べずに捨てることにした。
そして今後はこの店のブロッコリーも他の店の物も買わない事にした。
それまではわが畑で獲れたブロッコリーを食べていた。
もちろん自然農法だから農薬も食品添加物も一切使用していない。
野菜サラダに加えると濃い味がして美味しかった。
残念ながら、その我が家のわずかの冬越しのブロッコリーの収穫が終わってしまったので、まだ春だから農薬使用も少ないかもと思って市販のブロッコリーを買う事にした。
最初に買ったブロッコリーはすぐ食べたためかひどい臭いに気が付かなかった。
今回、買って三日目、さらに既に店頭で何日か経っていたかも知れない。
いづれにしても、日にちが経った事で偽装の化けの皮がはがれて正体が明らかになった訳だ。
こんな物を毎日食べていたら、誰でも癌になるのは当たり前だと思った。
モヤシもそうだ。
数年前から無添加のモヤシがスーパーから消えた。
それ以来、毎日のようにラーメンに入れて食べていた私はピタリと止めた。
その後、時々試験的に買って臭いをかいでみるが、やはり保存用の薬品を含んでいて、なかなか痛まない。
無添加モヤシならば、すぐ痛む。
一般の人々は保存用の薬品の臭いには慣れてしまっていて、それが元々のモヤシの臭いだと思い込んでいるようだ。
だからドレッシングやマヨネーズが売れる。
自然農法野菜は、本来の野菜の美味しい味がするので、ドレッシングやマヨネーズを必要としない。
キャベツでもレタスでもキウリでもほんの少しでよい。
とにかく今回、ブロッコリーで改めて驚いた。
やはり昨今の日本人の半数がかかり、三人に一人がそのため死亡すると言われる癌の原因に、こうした添加物野菜が大きく関わっていると思った。
その意味でも自然農法を続けて、できるだけ多くの人々、特に幼児や子供や青少年に自然の野菜を食べてもらうように頑張らなくてはと改めて強く感じた。

(以上)

芋畑の準備

2018-04-24 18:14:54 | 俳句日記の部屋

灼熱の 夏予感させ 春の畑  湧水

ぶーいんぐの つばめにわびつつ 防草シート  湧水

明日もと 作業の手止め 春の畑  湧水

春の畑 去年のつばめが 声しきり  湧水

いざ入れば 手順てこづる 春の畑  湧水

助っ人の 爺とたけのこ 山分けかな  湧水

皮付きの 竹の子喜ぶ 爺と婆  湧水

たけのこや 今はあく抜き おすそ分け  湧水

柔りんご あわてて作る アップルパイ  湧水

アップルパイ せかされ作れば 先祖祭  湧水

高ぶりし 気と温冷やす 春の雨  湧水

じゃが芋植え始まる 2018年の自然農法(その 1 )

2018-04-21 19:14:04 | 自然農法の部屋
じゃが芋植え始まる 2018年の自然農法(その 1 )

ジャガイモをようやく植え終わった。
長い冬の間の運動不足で私の体も筋肉が減って脂肪ばかりになっていた。
わずかの作業でもすぐ疲れるので、果たしてこんな体で今年は農作業ができるかどうか心配した。
それでも、とにかく筋力を付けなきゃと散歩から始めた。
畑作業も初めは二十分ほどで止め、続きを翌日に回した。
こうして今は体力のウォーミングアップを兼ねて、できるだけ毎日、春畑に取り組んでいる。
また、しゃがんで作業していたら、翌日脚や膝が痛くて一日中休んでいた。
それで、それからはカッパのパンツをはいて、作業中も地面に膝をついたり尻をかけたりして膝や脚に負担がかからないように工夫している。
(こうした膝下や尻部だけ防水の中高年用の作業パンツを発売したら、きっとよく売れると思う)
が、フと思った。
体力は年々減るばかりだ。
そうなると、当然、毎年同じ農作業はより辛くなる。
そうだ!同じ作業を続けていてはいけない!
何かを減らそう、省力化だ。
毎年ジャガイモは、家の裏畑で栽培している。
その畝は7、8メートルほどの長さで4本あり、畝以外は全面防草シートで覆われている。
しかし、準備作業の時、残り1本のところで疲れて嫌になってしまったので、今年からは3本に減らそうと思った。
それでも株数は80株ほどになる。
去年は大きな種芋をヘルパーさんに半分に切るよう頼んだら、間違えて全部切ってしまい余って困ってしまった。
今年は、数えなかったが、私が準備した穴と切ってもらった芋数がピッタシ合い不思議だった。
この先は、発芽と成長を待ってボカシの追肥と土寄せの予定。
ジャガイモを植え終わると、すぐに冬越しの里芋の種芋を庭の畑に並べて土で覆った。
ヘルパーさんに手伝ってもらって腐った芋を除き土を上手にかぶせてもらった。
種芋の個数を数えてもらったら150個もあると言われた。
昨年植えた芋数は110個だった(一昨年は120個)ので、今年はかなりのオーバーだ。
ひょっとしたら今年は里芋を増やして薩摩芋を減らすかも?
と言うのも、わが畑の里芋が美味しい!との評判が年々高くなっているから。
しかし、考えてみると、150個の里芋の手入れは一人では大変だ。
特に追肥と土寄せ作業が芋がある程度成長した真夏の暑い時期にしてきた。
それが、150株もあると、私一人では時間もかかり熱中症になってしまう。
このままではまずい!何か新しい方法を考えよう。
そうだ!今年は
①発芽種芋を早めに畑に埋めて、その時(まだ涼しい)に、追肥と土寄せをしてしまおうか?
それとも、
②苗がかなり伸びてから植えて、背が高くなったらすぐ(まだ涼しい)に追肥、土寄せをしようか?
そうだ!①と②の両方を試験的にやってみよう。
そして、実際に、どちらが楽か試してみよう。
と思ったものの・・・、
たぶん、今年は150個も体力的にも気力的にも毎日連続して植えられないだろうから、早めに植え始めても、残り苗はかなり大きく成長してしまっていて②の方法になってしまうかも?
とにかく、今年は体を大切にして、無理せず嫌になったら止めようと思う。
そしてより天国的な農法を極めよう。
また、手抜きしたいい加減なやり方でも、どれだけ収穫できるかを見るのも楽しみだ。

(つづく)

わが畑の植え初め うぐいすと花桃

2018-04-17 21:34:05 | 俳句日記の部屋

祭り終え 平温もどりし 飛騨路かな  湧水

のぼり旗 行きつく先の 起こし太鼓  湧水

春じゃがいも 三日がかりで 植え終わり  湧水

いよいよの ウォーミングアプの じゃが芋植え  湧水

数えねど 穴と切り芋 どんぴしゃり  湧水

手伝いを 頼む前にが 植え終わり  湧水

芋植えの 動力となる 憤慨かな  湧水

やや寒き 汗ばぬ気温 じゃがいも植え  湧水

芋植えの 休憩兼ねし 散歩かな  湧水

うぐいすに 呼びとめられて 二度散歩  湧水

口笛に 駆けつけ返す うぐいすかな  湧水

奥山は 花桃さくらの 満開かな  湧水

枝ごとに 三種の花の 花桃かな  湧水

冬越して ひとつ目小僧の 里芋かな  湧水

ごろごろと 芋に土かぶせ 待つ芽かな  湧水

誘われる ごとく植えにし レタスかな  湧水

何となく ソラマメ苗の 初植えかな  湧水


新しい世界を開く? 障害を乗り越えて!

2018-04-14 18:38:15 | エッセイの部屋

最近の事である。
ラジオを聴いていて嬉しい事が続いた。
毎日、悲惨なニュースやうんざりするような争いの言葉ばかり聞かされる昨今である。
そんな殺漠とした中で、砂漠の中のオアシスのような清涼感を味わった。

まず初めはnhk深夜放送での日本人ピアニストの話。
名前は忘れたが、その人は現在アメリカから来日してオーケストラとの演奏会も行っているようだ。
彼は幼い頃から音楽が好きで、将来ピアニストを目指して猛練習の毎日を送っていた。
才能にも恵まれ良き先生にも恵まれ順調に人生の道を進んでいた。
ところが、青年になった頃だったか、病気になり、すべての指が動かなくなってしまった。
しかも指は回復する見込みはないと言う。
いままでの人生は何だったのかと、彼はすべてが否定され打ちのまされた。
しかし、そんな中でも、たった一本の指だけが動いた。
そこで、彼はその一本の指で今までのようにピアノを弾く事を決意した。
一本の指で弾いている内に、さらに何本かの指が動くようになった。
しかし、以前のようなすべての指を使った弾き方はできない。
そこで彼は、わずかな指で弾ける曲を選び、その弾く音に今までのすべての心と思いを込める事を目指した。
その少ない音の中に、すべてを託して観客の心に届けると言う思いだった。
その後彼は、そうした努力を続けた。
そして、今では多くのファンがいるピアニストとなった。
素晴らしい!
とても勇気づけられる話だった。
二つ目の話は映画だ。
映画と言っても視覚障碍者用の音声解説が付いた音だけの映画である。
映像がないから、むしろラジオドラマみたいなものだ。
「陽のあたる教室」と言うアメリカ映画を見た、いやネット図書館で聴いた。
それは、作曲では未だ食べていけない若い夫が、妻の勧めで仕方なく高校の音楽教師をバイトでするようになった。
家で作曲したくて定時に飛ぶように帰る彼に、女校長は部活のブラスバンドの担当を命じた。
彼は興味を示さない生徒達や楽器の下手な部活の生徒に様々な手で音楽の楽しさを伝えようと一生懸命になった。
そんな中で夫婦は初めての赤ん坊に恵まれた。
彼は赤ん坊と家族を支えるために、バイトのつもりだった教師を本業とする決意をした。
ところが、ある日、その子が耳が全く聞こえない事が分かった。
母親は手話を一緒に覚え、その子に寄り添ろうと努力した。
しかし、我が子に音楽を教える夢を持っていた彼は、ひどく落胆してあきらめてしまった。
そして、生徒への音楽指導に集中した。
ある日、少年になったわが子が振動で音楽を感じ、父親から音楽を学びたいと強く想っている事を初めて知った。
彼は好きな曲を教えたり、疎遠だった父子の間も親密になり家族にも幸福が蘇った。
しかし、そんな中、高校が経費節減のため音楽授業を止める事になり、彼は解雇される事になった。
彼が高校を去る日、誘われてホールに行くと、そこには市長や世話になった卒業生達が会場いっぱいに集っていて、さぷらいずのお別れ感謝会を準備していた。
と言う映画だった。
鑑賞して、何か大きな希望が湧いた。
さらに三つ目は、チャップリンの「町の灯」と言う古い白黒映画だ。
ある貧乏な男が、盲目の美しい花売り娘に恋をする。
有名な医師が高価な手術で目を治すと知って、彼はあらゆるバイトをしてその手術代を稼ごうとする。
ある富豪が川へ飛び込もうとするのを止めて友達となり、手術代をもらい、それを彼女に渡す。
しかし、彼は、そのお金を盗んだと疑われて長年投獄されてしまう。
ようやく出所した彼がボロボロ服で花売り娘の場所へ行くと、そこには立派な花屋さんがあった。
そして、そこには目が見えるようになった、あの美しい娘が店主として花を売っていた。
自信をなくした彼は、ボロボロ服のポケットからなけなしのコインを出して花一本買って帰ろうとした・・・
と言う映画だった。
あえて述べないが、最期のシーンが感動的だった。
さらに、先日、朝のラジオに若いバイオリンニストが登場した。
彼は、幼い頃から病気のため車いす生活を送っていて、車いすから離れる事を禁じられていた。
しかし彼は負けまい!と、誰にもみられないトイレの中で手足の筋肉を鍛え、とうとう立って演奏できるバイオリンニストになった。
いや、実に立派立派!
また、朝のドラマの「半分青い」では、片方の聴覚障害の女性が主人公である。
どの分野でも障碍者が障害を乗り越えようと頑張っている。
こうした話を聞いていると、私にも夢や希望が湧いてきて、昨今の嫌なニュースで暗くなった気持ちを吹き飛ばしてくれる。
新しい時代を切り開くには、「産みの苦しみ」がある。
困難な暗い出来事の中にも、必ず新しい希望が産まれているはずだ。
それを探し出し、しっかり見つめて行こう。
そして、楽しく天国的に生きて行こうと思う。

(おわり)