飛騨さるぼぼ湧水

飛騨の山奥から発信しています。少々目が悪い山猿かな?

植樹祭の陛下 明日は衣替え!

2021-05-31 16:44:37 | 俳句日記の部屋

新青葉 列島染めて 植樹祭  湧水

梅雨晴れの 新たな週や 青葉風  湧水

コロナ下の リモートの陛下 植樹祭  湧水

梅雨晴れや 想いめぐらす 山木陰  湧水

梅雨の晴れ 一時間だけと 草をひき  湧水

大雑草 いのち同志の 根くらべ  湧水

草引きを 終えれば海老の 曲がり腰  湧水

逆反りを 侮る嫁の 曲がり腰  湧水

先週の句

みなみ窓 放ちてどうぞ! 真夏風  湧水

雑草と 第一ラウンド 梅雨半ば  湧水

開戦の リングは狭き 庭畑  湧水

夏息の 草と大地に 若がえり  湧水

夏草ひき 向わんとせば 若さ湧く  湧水

川柳

海老婆に 伸ばし方教えど 嫁には他人事  その嫁も曲がり腰になった


パラレルワールド 梅雨の高山本線

2021-05-28 17:52:27 | エッセイの部屋

湧水はうとうとしていた。
フト気づくと列車は、もう濃尾平野を北へ通り抜けようとしていた。
車窓の右側に木曽川が見え、小高い向こう岸に国宝の犬山城がそびえていた。
(ああ、いよいよ山国の飛騨か)
湧水は、乗客の少ない梅雨最中の特急の座席で、ひとり思った。
まだ若く健康だった。
やがて美濃太田駅に着くと、湧水は急にトイレへ行きたくなった。
通路に立つと白杖の人が近づくのが見えた。
幸い空いていたので、湧水は先にトイレに入った。
トイレを出ると白杖の人の姿は無かった。
列車は出発すると、木曽川沿いに走った。
そして、飛騨川との合流地点にくると、そのまま飛騨川沿いに北上を続けた。
だんだんと周囲の山が高くなると、梅雨の曇り空からポツポツと雨が降り始めた。
そして、一気に激しく降りだした。
(ああ、なにか嫌だな、もうじき昔にバスが転落した飛騨川事故現場だ)
と嫌な予感がした。
列車は、そんな心配などかまわず雨の中を走り続けた。
雨音がさらに激しくなり、見下ろしていた激流の飛騨川も両岸の崖も何も見えなくなった。
「お客様にお伝えいたします、只今豪雨警報が発令されましたので、この列車は緊急停車いたします」
アナウンスと同時に列車のブレーキ音が床に響き、少し体が前のめりになった。
(えっ、停車だって?こんな所に停車するなんて、ここは崖の鉄橋の上じゃないか、すぐに引き返した方がいいんじゃないか)
湧水は心配になり周囲を見た。
窓の外は音だけで真っ白で何も見えない。
わずかの乗客達も、心配そうな蒼い顔でおろおろしていた。
「ゴーーゴー!」
突然の轟音と共に、列車が前へ傾き出した。
(わーーっ、しまった!この列車は飛騨川に転落するぞ」
湧水は、以前のバス事故の二の舞だと感じた。
「ああ、どうして俺は、こんな列車に乗ってしまったんだろう?)
湧水は心の中で叫んだ。
「ゴーー、ガッガッガガー!」
突然客車全体が床から吸い込まれるように落ち始めた。
「ああ、神様、助けて!」
訳が分からない轟音の中で、湧水は夢中で叫んだ。
「・・・」
「もしもし、お客さま、切符を拝見いたします」
突然、肩を叩かれ、湧水は眠りから醒めた。
目を開くと静かな車内だった。
「えっ?夢、夢だったのか?」
気づいた湧水は、車掌に見せる切符をポケットの中に探した。
切符を拝見すると、車掌は少し迷惑顔で、
「下呂液への到着時刻は、少し遅れていますので約50分後です」
と言って立ち去った。
(ああよかった!夢だったんだ)
湧水はホッとすると、急に腹の痛みを感じた。
「下痢だ!急がなきゃ」
通路に立ってトイレへ急ぐと、白い杖の人が歩いて来るのが見えた。
(あれっ、何か、前にも見たような光景だな)
と思うと、しばらくボンヤリしてちまった。
すると、その白い杖の人が先にトイレへ入るのが見えた。
近づくとトイレは二つともロック中だった。
下腹がゴロゴロと鳴った。
「いや、これはまずい!下痢だ、急がなきゃ」
次の客車のトイレまで行こうと思ったが、間に合いそうもなかった。
ホームの向こう側には、停車中の別の列車が止まっていて入口が開いていた。
そこへ湧水は慌てて駆け込み、トイレのドアを叩いた。
幸いトイレは空いていて、かろうじて間に合った。
しかし、なかなか腹痛は収まりそうもなかった。
その内に、特急列車の発射ベルが鳴り、アナウンスと共にドアの閉まる音がした。
(おおーい、ちょっと待ってくれ!ここにひとり乗客がいるよ!ああ、もう駄目だ、もう間に合わない)
トイレで嘆く湧水を後目に、無情にも特急列車は出発してしまった。
ようやくトイレを終え、さっぱりした湧水は、仕方なく駅員に告げ、その普通列車で行く事にした。
案の定、雨が激しく降りだし、周囲が真っ白になった。
その不通電車が、次の停車駅に着くと、アナウンスが鳴った。
「お客様にお伝えします。ただいま豪雨警報が発令し高山線は、不通になりました。この列車はしばらくこの駅で停車いたします」
それを聞いて、湧水は夢を思い出した。
「もしかしたら、あの特急列車に、あの事が?」
すると、続いてアナウンスがあった。
「お客様にお伝えいたします。たった今、豪雨でこの先の鉄橋が崩落いたしました。列車ごと飛騨川へ転落した模様です・・・」
「えっ?」
湧水は体が震えてきた。
「ああ、あれだ、あの事が実際に起こったのだ・・もし、私があの列車に乗っていたら?」
と思うと、湧水は脂汗や震えが出てきて生きた心地がしなかった。
「・・・」
「お客さん、お客さん、起きてください、切符を拝見いたします」
「えっ?」
肩を叩かれ目が醒めた湧水は、列車の座席にいた。
車掌が湧水の顔をにらんでいた。
「えっ、今のも夢だったのか?」
「キンコンカンコン、下呂ー、下呂!、まもなく下呂温泉です、只今より列車は下呂駅に到着いたします、降車口は左側ですー、お忘れものの無いようにご降車ください」
湧水はあわてて降車した。
(夢で良かった、手に持つも無事だったし、汽車も無事着いたし、、、もし、あんな事故が実際に起こったら何もかも大変だった)
湧水は、昔からの飛騨の夏の山や花火や盆踊りの事を想うと心は軽く楽しくなった。
下呂駅から路線バスに乗ると、飛騨の空は晴れ晴れとしていた。
そして、久々に見る飛騨の野山は、「万緑」と呼ぶのに相応しいほど青葉がまぶしく輝いていた。
「・・・・」
窓際の机のパソコンから音が聞こえていた。
「・・と言う訳で、私達は、この世の中を何通りかの平行世界(パラレルワールド)を選択しながら生きているのです、ですから、私達個人の未来も、地球や人類の未来も、努力次第で自由に選択できる訳ですので、・・」
知らない間に湧水はパソコンの横で居眠りをしていた。
ようやく目が醒めた。湧水は、
「あっ、つい眠ってしまっていた。ずいぶん変な昔の夢だった。
そう言えば、今は昔には想像できないような便利な時代になったな」
パソコンの画面には、ユーチューブのパラレルワールドの検索結果が開いていた。

(おわり)

梅雨の中休み? 「小満」の飛騨

2021-05-24 13:53:47 | 俳句日記の部屋

梅雨冷気 みつる山路の 静けさかな  湧水

百鳥も さわがぬ雨間 梅雨山路  湧水

冷え冷えと 黙す山塊 梅雨の飛騨  湧水

先週の句

滝ごとく 雨あと清しき 青葉道  湧水

音ともに 水気涼しき 梅雨の谷  湧水

涼しさは 谷に風にも 梅雨山路  湧水

梅雨いっぱい ため里山の 大朴葉  湧水

川柳

うらやまの うらやましき ウらん山  チッ、しょうもないダジャレ

監視システム 槍ヶ岳等々 遭難防止にも  今はもう登山用のスマホアプリもあるよ!


(続) 連載小説「幸福の木」 270話 木花咲姫の案内?

2021-05-23 23:36:07 | 小説の部屋

ハイハイハイハーイ、おまたせ、飛騨の小路 小湧水でーす、いやいや、もう、こんな時間、今日中に原稿をアプしたいので、余談は省力します、少々短い原稿ですが、今更文句を言ってもラチが開きませんので、早速、小説に参ります、誤字脱字がありましたら失礼。
はい、では、開幕開幕、!

270 木花咲姫の案内?

「ようこそ、皆さん方、どうぞ、よくいらっしゃぃました・・」
広大なドーム状の天井の下に、たった一人の女性が立っていた。
それは、まるで観音様のような美しい女性だった。
その顔には、優しさと愛情が満ちていた。
「えっ、?」
太郎は、そのあまりの美しい顔に見とれて声も出なかった。
ハナやハナナも、そんな気品のある美しい女性を見るのは初めてだった。
長老や修験者達は、きっと神の化身だと信じ切った目でながめた。
その白い衣装の女神は、優雅なゆっくりとした仕草で、唖然としている太郎やハナ達に近づいてきた。
「あの、皆さん方、ほんとうによくいらっしゃいました。どうぞ、こちらに来て、お座りください」
女神がそう言うと、背後に、いつの間にか白衣装の若い巫女さん達が数人現れて、白いスマートな椅子を並べた。
中央だけが飛びぬけて立派な椅子だった。
不思議な事に、椅子を置くとその巫女さん達はすぐに姿が見えなくなった。
「さあ、どうぞ、お座りください、何か飲み物をお持ちしましょう」
口を空いたまま立っていた太郎は、飲み物と聞いて、急に喉が乾いてきた。
「ああ、それじゃ、座らせてもらいます・・」
と太郎が中央の席に座ろうとすると、
「いえ、その責はあなたじゃありません、そこのかぐや太郎様が座る席でございます」
と柔らかく注意された。
「えっ、俺じゃなく、かっ、かぐや太郎って?」
面食らった太郎は、訳が分からず、そこに立ち尽くした。
見かねてハナとハナナが声を出した。
「太郎兄ちゃん、そこはグー太さんの席って言う事よ、槍なんか持っている用心棒の太郎兄ちゃんは、この辺ってことよ」
と、一番端の椅子を指さした。
そして、グー太を中央の席に座らせ、自分達はちゃっかり、その両側に座った。
太郎は唖然としたまま見守っていた。
すると、女神は満足そうにうなづいて、
「ああ、それでは、何かお飲み物を差し上げましょう、何が良いでしょうか?桃や梨や葡萄のジュースもありますが?」
と椅子に座っているグー太に聞いた。
「ああ、桃のジュースかな?ついでに、皆にも・・」
グー太は驚きもせずいつもの調子で答えた。
すると女神は、
「はい、かしこまりました、では、早速、持って来させます。ああ、そうでした、何か食べる物も準備させましょう、しばらくお待ちください」
とどこかへ姿を消した。
やがて、広いホールの中で自分達だけになると、長老達が、堰を切ったように話始めた。
「いや、驚いたのう、あの女神様はいったいどなたじゃ?」
「ほんに、ほんに、それに、いったい、ここは何処なんじゃ?」
すると、横にいたゴクウが、
「それにしても飲み物まで出してくださるとは・・」
と驚いた。
ようやく落ち着いた太郎が、
「それにしても、ウチのグー太はそもそも何者なんだ?あの美しい女神さんが特別に接待しなきゃならんほど、そんなに偉いのか?」
と腹立たしそうに怒鳴った。
その時、また女神と巫女達の美しい白い姿が見えた。
彼女達は、動きすべてが静かだった。
気品ある仕草でテーブルや飲み物や食べ物の器を運んできて、グー太や皆の前にそれ等を置くと、雅に一礼して立ち去った。
すべてを見守っていた女神が、
「おまたせいたしました、かぐや太郎様、どうぞお召し上がりください、お供の方達も、どうぞご一緒にお召し上がりください」
と深々と頭を下げた。
目の前のガラスのような見た事もない器のご馳走にハナやハナナ達も驚き、恐縮して頭を下げた。
皆は、目の前で美しい女神さんに見られていると思うと、遠慮してか、なかなか手が出なかった。
それを見て取った女神は、
「それではわたくしはしばらく席をはずしますので、ご自由にお召し上がりください、後で説明に参ります」
と言い残して立ち去った。
「ふーっ、やれやれ、背筋も首も膝も緊張で疲れた」
と長老達は桃ジュースを飲むと、器のメロンのような果物を食べ始めた。
「あたい達も今の内に食べましょう」
ハナナが姿勢をくずし、目の前のジュースや果物に手を出した。
ハナもまねて目の前のジュースに手を出した。
「あっ、まずい、恥ずかしいわ、私の手、ずいぶん汚れているわ、よかった、見られている時に手を出さなくて本当に良かったわ」
と着物の裾で手の汚れをぬぐった。
「それにしても、あの女神さんてグー太をまるで王子様のような扱いね、グー太って、そんなに偉い血筋なのかしら?」
ハナが食べながら、グー太に目を向けた。
太は、相変わらず、いつものように食べ続けていた。
タタロやゴクウやケンは、黙ったまま黙々と食べていた。
ハナがグー太に聞いた。
「グー太、ちょっと聞きたいんだけど、あの女神みたいな人って、誰か知ってるの?それに、何で、こんなに親切にしてくれるの?」
ハナナも続いて、
「て言うか、それより、いったい、あんたは何者なの?どこかの王子様なの?」
と聞いた。
「えっ、おいら?おいらはあの女の人なんか知らないよ、初めて見るひとだよ、それに、おいらが王子かどうかなんて、おいらにも分からないさ、だってまだ産まれてまもないんだもん」
とグー太が答えた。
「えーっ?そうなの?確かにそれもそうね、赤ん坊にあんたは誰って聞くようなもんだもね」
とハナナがうなづいた。
「ああ、そうだ!あの女神さんに聞けばいいんだ」
ハナが両手を打った。
やがてテーブルの上の飲み物や食べ物がすっかり食べ尽くされた頃、再び女神が現れた。
「さあて、皆さん、お飲物や果物はいかがでしたでしょうか?はい、それではお下げさせていただきます」
と女神が合図すると、白い巫女達が現れて、テーブルごと器を持ち去ってしまった。
ハナ達は、元通り並んだ椅子に座ったまま女神と向き合った。
すると真っ先にハナが聞いた。
「あの、女神様、ちょっと聞きたい事があるんですけど、あなたは何と言う女神様ですか?それに、ここにいるグー太は、いえ、かぐや太郎さんはどう言う人か知ってるんですか?」
それを聞いて女神は驚いたような表情をした。
「あらっ、あなた方は何も知らないんですか?ああ、それは困った事ですね、さあ、どうしましょう?それなら、初めから話す事にいたしましょう」
と言うと、すぐに巫女の1人が後ろから立派な椅子を持ってきた。
女神は、そこに上品に座り話し始めた。
「わたくしは木の花咲くや姫と言う者です。この山や国中の山をまかされている者です。
そう、元々、この地球は、男神のテラ様と女神のガイヤ様が治めておられます。
テラ様は主に地球の内部を、ガイア様が表面の大陸を治めておられます。
わたくしは、そのガイヤ様から、この国の山々をまかせられた者です。
ああ、地球って言いましたけど、分かりましたでしょうか?」
と女神は途中で聞いてきた。
ハナが、思わず、
「はい、分かります、見た事もあります。私達は宇宙まで行った経験があるんです」
と答えた。
すると女神は驚き喜んだ表情になった。
「ああ、それは素晴らしい事です。とても美しい地球を見た事があるなんて、きっとガイヤ様も喜ばれたことでしょう。
それで、ここからが本筋の話ですが、実はこの度、わたくしの友人のある方が、どうしても聞き入れてほしいと頼んでこられたのです。
それは、かぐや太郎と言う者が地上に生まれて、今回、どうしても未来の世界へ旅したい言って聞かないので、何とか案内を願えないかと懇願されたのです。
わたくしは、そんな事は初めてでしたが、旧い友人の頼みだったので、引き受ける事にしたのです。
元々、この山には無数の洞窟があって、未来にも、過去にも通じている洞窟があります。
そこへ案内すれば良いのですが、少々汚れていましたので、未来の世界からドーム状の乗り物を持って来まして、ここに設置いたしました。
これなら綺麗ですのでかぐや太郎さんも喜ばれると思ったのです。いかがでしょうか?お気に入っていただけたでしょうか?」
と女神は微笑んだ。

(つづく)

ハイハイハイハーイ、いやいや、さくやさんでしたか?えっ、そうなの?えっ、何の話?いえいえ、何でもないんです。
はい、今週は間に合わないかと思っていましたが、何とかギリギリセーフでした。
はい、では、またのお運びを願いまして、バイバイババーイです!

新しい生き方 (その 6 ) 風の時代をどう生きよう?

2021-05-20 23:18:49 | エッセイの部屋

占星術では、今年から土の時代から風の時代が始まったと言われる。
土地や国や組織に縛られるのでなく、個が自由に皆と共有して風が吹くように!
等々、何だかよく分からないが、とにかく今までとは違った新しい時代が来たようだ。
私も知らない内に、その風に乗ったのか、嬉しい事が続いている。
そう、お蔭さんで、健康問題も、その後も順調である。
今年の正月に始めたダイエットや筋トレも何とか続いている。
昨日も近くの医院へ月一回の診察に行き、降圧剤をひと月分もらってきた。
少し前の事になるが、やはり自分の体重を測っておこうと思いついて、ふと音声の体重計を調べてみた。
すると、八千円から一万数千円ぐらいで発売している事が分かった。
早速、福祉のケアマネージャー?さんに頼んだら、支援対象になっていると言って購入してくれた。
一昨日に届けてもらったので初期設定もしてもらった。
久々に体重を測ってみたら、昨年の体重に比べて5キロほど減っていた。
そう言えば、最近は腹や腰の脂肪が無くなって肌着やパンツがずり落ちるようになったと感じていたが、やはり明らかに体が引き締まって体重も減っていた。
昨日の医院での診察では、前回の血液検査結果も出ていて、医師から、
「今回の結果は肝臓、腎臓等々全体的に数値が改善して良くなっています。このままを続けてください、無理はしないように!」
と褒められた。
何となくそんな気がしていたが、良かった!とホッとした。
思い起こせば、昨年の12月には心臓、肝臓、膵臓、腎臓、尿酸値等々合計7項目の要精検を指摘された。
これには晴天の霹靂のように驚嘆した。
そして、心底から神に祈り、様々な事を悔い改めた。
そして、まず初めは絶食、その後はダイエットと筋トレ等の運動を毎日始めた。
するとすぐに翌日から体調が良くなった。
やはり最大の原因は明らかに食べ過ぎだった。
それに、やはり運動不足も大きな原因のひとつだった。
以来、怠けがちだった精神生活も一新し、肉体的にもダイエットや筋トレに毎日取り組んだ。
今では生活スタイル全般も、昨年までとは大きく変った。
これ等は、世の中全般がコロナの影響で大きく変わったせいもある。
いづれにしても、風のように?変わった事で、何とかわが緊急事態を乗り越えられたようで、今はホッとしている。
しかし、油断すると、風向きが変わるように、すぐにリバウンドに負けるので十分気をつけなければ!と思っている。
正直言えば、実は先週は火曜日以来家庭内のお祭があったりして以前のようにスーパーで買い過ぎたり、油断して食べ過ぎたりしていた。
すると、突然、日曜日の夜に左の太腿や膝が痛くなり寝にくかった。
翌月曜日の朝は下腹部が痛く下痢気味だった。
この一連の原因は、自分でも推測できた。
それは、連日の食べ過ぎで、血液中の尿酸値が上がったのだ。
そのため、「痛風」の痛みが生じたのだ。
なので、絶食した。
すると案の定、太腿や膝の痛みが無くなった。
しかし、まだ食欲が湧いてこなかった。
それで、「取り過ぎた栄養分が消費されるまで食べないでいよう!」と、ほぼ絶食を続けた。
そうして三日目の昨日、少し食欲が出てきたので、あまり無理をしないように!との医師のアドバイズを思い出して、少しづつ食べ始めた。
どうやら、私の体は、食べ過ぎるとすぐに反応するようになったようだ。

(つづく)